データセンター/仮想化
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シスコの 3 名が VMware vExpert 2013 受賞!
猛暑日いや酷暑日と表現したくなる日が続きますが、皆様、いかがお過ごしですか? さて、2 か月以上前のお話になるのですが、シスコシステムズ合同会社のソリューションズ システムズ エンジニアリング部に所属する畝高孝雄さん、樋口美奈子さん、それから私(中本滋之)の 3 名が VMware vExpert 2013 を受賞しました!樋口さん、中本は初受賞。畝高さんは、なんと(前職時代から含め)4 年連続の受賞です。また、シスコシステムズ合同会社所属の受賞者は今年度が初めてです。 左から畝高さん、樋口さん、中本 ところで、vExpert という賞をご存知でない方のために、簡単にご紹介します。vExpert は、サーバ仮想化のハイパーバイザーで有名な VMware 社によって、年間を通じて VMware の製品やテクノロジーの普及やサポートに大きく貢献した個人に与えられる称号です。2013 年度は全世界で 581 名、日本では 24 名が受賞しました。 サーバ仮想化ベンダーである VMware の製品やテクノロジーの普及にシスコが貢献しているというと、少々違和感あるかもしれません。ところが、これが違和感どころか大いに関係あるのです。 シスコは、Cisco Nexus
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3D CAD を仮想デスクトップでも!
はじめまして、樋口と申します。私は、シスコでデータセンター ソリューションを担当しております。データセンターや仮想化関連の小ネタやイベント レポートなどをブログで紹介していければと考えております。よろしくお願いします。 Cisco UCS で実現する 3D CAD 仮想デスクトップ ソリューション 今回は、2013年 7月に開催された Citrix 様主催の「シトリックスキャラバン」および NVIDIA 様主催の「GTC Japan 2013」で実施した仮想デスクトップのデモの内容をご紹介したいと思います。 この2つのイベントでは、Citrix 様、NVIDIA様のご協力を得まして、『NVIDIA 様の GPU を搭載したシスコのラックマウント サーバ UCS C240 M3 に Citrix
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ブレード サーバの課題を解消しシンプルな運用を行うには
皆様はじめまして。私はユニファイド コンピューティング事業データセンタ アーキテクチャという部門に所属し、日々お客様に対しデータセンタ インフラストラクチャの提案活動を行っています。ネットワーク技術によってサーバ ストレージを効率良く接続すると共に、セキュリティ・負荷分散などのネットワークサービスや今後の技術ロードマップなどを含め幅広い提案ができるよう心掛けています。物理環境・仮想環境が複雑化する中、システムはできるだけシンプルが良いと常々考えています。 そこで今回はブレードサーバの課題例をあげ対応策をご紹介したいと思います。 良く耳にするブレードサーバの課題例 皆様ご存じのようにブレード サーバは、スペース効率が良いため統合集約に向き、拡張性、管理性、配線の容易性など様々な利点があるのですが、一度ブレード サーバを導入・運用しているお客様であってもその後のサーバ追加の際にはラック マウント サーバを使いたいと言われるケースがあります。 お客様に理由を聞くと、「ブレードサーバのファームウェア更新が…」という答えが返ってきます。 例としては、バグ対応でのファームウェア更新の際や新規ファームウェアを必要とするブレードを追加する際にブレード シャーシ全体の停止が必要になるケースがあるということです。このためシャーシを複数用意してシャーシ単位で運用を分けるなどの工夫をされているケースもあります。 このような懸念があるものの利点のほうが上回りブレードサーバを活用されているお客様は多数いると思いますが、導入を迷われているお客様が存在するのも事実です。 ブレードサーバの課題を解決するアーキテクチャとは まずシスコが考えたのは構成をシンプルにするということです。通常ブレード シャーシに存在する管理モジュール、LAN スイッチ、FC スイッチを外部の装置のほうに集約し、ブレード シャーシからはそれらを省略するというアーキテクチャです。ブレード シャーシ自体には管理モジュールはないためファームウェア更新の際にブレードシャーシ全体の停止が必要ということはこれによってなくなります。 (ブレード単位でのファームウェア更新が可能です。) また外部の集約装置(これを Cisco UCS 6200
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クラウド時代の分散仮想データセンターを支える要素技術:投資効果の高い L2 延伸と IP モビリティ化の実現
これからのデータセンターに求められる要件はどんなものでしょうか。第一は、BCP(Business Continuity Plan:業務継続計画)/DR(Disaster Recovery:災害対策)の実現です。それにはデータセンターの「分散」が欠かせません。距離が離れた複数のデータセンターにシステムを分散することで、災害などによるサービス停止を防止できます。第二は、リソースの最適化・投資効率の向上です。これまで主に採用されていたアクティブ/スタンバイ構成の分散データセンターでは、待機系のリソースがほとんど使われず非効率でした。しかし「データセンターそのものを仮想化」して複数のデータセンターを 1 つのシステムとして運用できる仕組みを作れば、全データセンターを常時稼働させるアクティブ/アクティブ構成を容易に実現でき、負荷や必要に応じてデータセンター資源を適切に配分できるようになります。そのためリソースの無駄がありません。さらに仮想マシンをデータセンター間でシームレスに移動可能にすることは、BCP/DR の実現にも寄与します。 このような特性を持つデータセンターをシスコでは「分散仮想データセンター」と定義し、クラウド サービスのインフラを担うシステムになるものだと位置付けています。ここで言う仮想データセンターとは、サーバ仮想化技術を採用したデータセンターという意味ではなく、前述のようにデータセンターそのものを仮想化して複数のデータセンターを 1 つのシステムとして運用できるようにしたもののことです。ベンダーによってはマルチ仮想データセンターと呼ぶこともあります。シスコが考える分散仮想データセンターの構成は次のようなものです。 ポイントになるのは、データセンター間を L2 接続するための L2 延伸技術「OTV」(Overlay Transport…
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