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アーキテクチャ
ネットワーク アーキテクチャ考 (36) アーキテクチャ変遷 これまでとこれから(Architects Innovation Forum 2023より)
Architects Innovation Forum (AIF) が3年ぶりに開催されました。AIFとは、主にサービスプロバイダーのトップアーキテクトが一堂に会し、これからのネットワークアーキテクチャの変革について考えたり、「次の一手」を議論したりする、弊社主催のフォーラムです。本稿ではこのフォーラムを振り返り、今後のML/DL centricなネットワークシステムを展望します。
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アーキテクチャ
真に“オープン”な実践が技術進化を加速-IETFの存在意義とは何か?
2023年3月25日~31日にかけて、横浜で第116回IETF 会合が開催されます。日本での開催は2015年11月に開催されたIETF 94以来、7年と4ヶ月ぶりです。Cisco Japan Blogでは、全3回にわたってCisco JapanでIETFに関わるメンバーに、IETFの意義や歴史などを聞き、そのあらましをお伝えします。第1回は、シスコのDistinguished Systems Engineerの河野美也さんにIETFとはどういった組織なのか、存在意義についてご意見をお伺いしました。
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アーキテクチャ
ネットワーク アーキテクチャ考 (35) SDN とは何であったか – 「イノヴェーションの本質」に迫る(2/2)
SDNブームは、2010年頃から2020年頃にかけてネットワーク業界に起こった動きですが、この動きは、多くの技術的ブームやイノヴェーションに共通する要素があると考えられます。今回は、SDNブームを振り返ることによって「イノヴェーション」の本質に迫ります。
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アーキテクチャ
ネットワーク アーキテクチャ考 (34) SDN とは何であったか – 「イノヴェーションの本質」に迫る(1/2)
SDNの本質的な技術要素は、Openflow自体ではありませんでした。そして自律分散に対抗する「集中制御」でもありませんでした。では、SDNの本質的な技術要素は何でしょうか。
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アーキテクチャ
ネットワーク アーキテクチャ考 (33) 分散クラウドとエッジコンピューティング
分散クラウドまたはエッジ コンピューティングにより、データをユーザの近くに偏在させ、または、データを生成元の近傍で処理することにより、遅延を縮減し、プライバシー保護やデータの地産地消を実現します。この「データの偏在」は、”Data Intensive Architecture” の重要な構成要素でもあります。
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アーキテクチャ
ネットワーク アーキテクチャ考 (32) NaaS – Cloud Native 時代のネットワークシステムのあり方
Cloud Native 時代、マイクロサービスアーキテクチャ、イミュータブル インフラストラクチャ、宣言型 API、などが中心的原理になり、システム構成や設計方法論が大きく変化しています。それに伴い、ネットワークシステムのあり方はどう変化するでしょうか。ネットワークも、宣言的 (declarative) に、そして as a Service として、必要なときに必要なだけ、迅速性をもって提供されることが求められると思います。そのような中、登場したのが “NaaS” という概念です。
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5G-シスコが考えるサービスプロバイダー E2E アーキテクチャ 第5章 5G 時代のエンドツーエンド ネットワークスライシング(3)
日本でも「beyond 5G」の議論が始まり、エンドツーエンドネットワークスライシングの方式検討はより重要になります。今回は、固定網スライスを中心にアップデートします。業界でも検討は進んでおり、組織間の連携も増えてきましたが、それでもドメインを超える検討は不足しています。分散コンピューティング、エッジコンピューティングとの相互作用など、抜本的なアーキテクチャ見直しを視野に入れて検討したいと考えます。
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アーキテクチャ
ネットワーク アーキテクチャ考 (31) フルリモートワークとインターネット速度事情とコンピューティングの分散
フルリモートワークとなり、自宅のネット速度を測ってみるとあまりの惨状に愕然。そこで、この機に速度改善プロジェクトを実行しました。涙ぐましい試練(?)の結果、速度自体は大きく改善したものの、あまり体感変わらず。。コンピューティングの分散、データ中心アーキテクチャの重要性を再認識することになりました。
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アーキテクチャ
ネットワーク アーキテクチャ考 (30) Data Intensive Architecture へ
ついにこの連載も節目の30回目となりました。現在私が推進したいと思っているのは “Data Intensive Architecture” への方向づけです。これからのネットワークシステムについて、接続自体はできる限り Simple かつ Stateless に実現し、その上で、どのようなデータ(コンテンツ、センサーデータ、テレメトリ情報)をどのように収集・配信、蓄積、分析・活用するか、という「データ中心」の視点と考え方が求められると考えています。
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5G-シスコが考えるサービスプロバイダー E2E アーキテクチャ 第9章 5G時代のトラスト・サイバーセキュリティ (2)
第 9 章第 2 回目の今回は、セグメンテーションや可視化と言った具体的なセキュリティ方法論、そして「ゼロトラスト」アーキテクチャについて記述します。
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