記事
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Cisco IOS
VIRL(Virtual Internet Routing Lab)で遊ぼう!
ベテラン SE であれジュニア SE であれ、IT エンジニアであれば誰しも、IT 的「遊び心」を持っていることでしょう。つまり、「やってみて楽しい」「動いた!」「こんなことできるの!?」といった感動とともに、手を動かして“遊 ぶ”ことに楽しみを見いだし、熱中した経験があるはずです。
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Cisco IOS
ネットワーク内部を可視化し、異常検出を行うフロー コレクター
ルータ、スイッチで構成されたネットワーク基盤上を流れるトラフィックのパターンを「フロー」として識別し、フローごとに流量を測定する NetFlow という技術があります。以前はハイエンド機種での実装が中心でしたが、近年では、Cisco 800 シリーズのようなローエンド ルータや、Cisco Catalyst 3850/3650 シリーズあるいは Catalyst 2960-X シリーズ(一部機能制限あり)といった固定構成型の LAN スイッチでも、活用できるようになってきています。
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SDN
ルータもスイッチも無線 LAN も、APIC-EM とプラグ&プレイで楽々!
企業や組織が利用する LAN や WAN の、シンプルな運用、自動化の加速、上位ソフトウェアとの容易な連携を提供する SDN コントローラとして、2015年末に APIC-EM(Application Policy Infrastructure Controller – Enterprise Module)の提供を開始しました。2016年になってから、多く問い合わせを頂いており、私自身もほとんど毎日説明やデモを行っています。 APIC-EM を用いた LAN/WAN でのプラグ&プレイ APIC-EM本体の標準機能(ベーシックApp*1)やオプション機能(ソリューションApp*1)、エラスティックなコントローラ アーキテクチャ、上位に対する REST-APIなど、その説明は多岐に渡りますが、実は、ISRやASRといったシスコルータ、CatalystやIndustrial Ethernetスイッチ、無線LANアクセスポイントを対象とした、プラグ&プレイサーバ機能を標準的に備えています。 フローのパス見える化(パストレース)機能やトポロジーマップ、IWAN(Intelligent WAN)アプリ、EasyQoS(ワンタッチ QoS)機能など、様々な運用を支援する機能を Day1(デイ1)または Day2(デイ2)機能と呼びますが、プラグ&プレイまたはゼロタッチインストールといった初期展開は Day0(デイゼロ)機能とよび、機器点数や拠点数に応じて比較的コスト増になりやすい部分でもあり、以前から類似ソリューションが多く存在しています。 *1APIC-EMはゲーム機本体(?)のような位置付け、いわばネットワークインフラを抽象化するプラットフォームのような役割です。その上で動作する様々な“App”が今後もリリースされる予定です。 ルータとスイッチに限っていえば、こちらの記事と同様に、初期&本番コンフィグの適用と、IOS アップグレードを全自動で行うことが可能です。APIC-EM ではルータ、スイッチに加えて、新たに無線 LAN アクセスポイントに対してもプラグ&プレイ(PnP)機能を利用できるようになりました。
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Interop Tokyo
【Interop Tokyo 2015】 シスコの SDN への取り組みと製品群
いよいよ Interop Tokyo 2015 まであと 1 週間になりました。今日はシスコのSDN コーナーをご紹介致します。 広がる SDN の適用領域 SDN というと、「ソフトウェア」をキーワードとして、OpenFlow や Open Daylight を中心とした様々なオープンソース プロジェクトによる取り組みがあります。また、シスコも含めた複数のベンダーによる商用化や相互接続試験、データセンターやクラウド基盤をはじめ、各テクノロジーセグメン トへの実験的な展開も行われています。 ソフトウェアとネットワークが密接に連携し、特に上位部分はオープンでエンジニアに解放されていて、ほとんどがプログラマブル。エンジニアの知的好奇心をおおいに刺激し、技術者の間では業務を超えて“遊べる”トピックにまでなっています。 参考)OpenDaylightへの貢献
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Cisco IOS
Cisco IOS 内蔵のパワフル機能を使いこなす!〜第2回シスコテクノロジー論文コンテスト(後篇)
今回は、優秀賞を受賞した海保様の論文「NGNを利用した高速インターネットVPNの提案」の内容をみながら、その中で触れられている IOS 組込機能を紹介していきます。
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Cisco IOS
Cisco IOS 内蔵のパワフル機能を使いこなす!〜第2回シスコテクノロジー論文コンテスト
今日はとっても嬉しいニュースを紹介できるので、テンションが高いです。シスコ論文コンテストというイベントがあり、今年、第2回が開催されました。私は特に審査員でも事務局でもありませんが、メーカーの技術担当として自分が長年携わっている Cisco IOS の運用管理機能を取り上げていただいた資料を拝見して、せっかくの公開資料であり、貴重な情報なので、こちらでも紹介させていただきます。
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ネットワーク管理
【Cisco Connect Japan 2014】企業向け SDN コントローラからインタークラウドまで!
いよいよ今週開催となりました「Cisco Connect Japan 2014」。ビジネスとテクノロジーの両面から、様々なセッションが凝縮して行われます。まだ登録可能なセッションもあるようなので、ぜひご登録の上、ご来場ください! SDN 関連のハンズオン セッション開催 技術関連では、今年はハンズオン セッションが併催されています。私が担当するハンズオン「企業向け SDN コントローラ」は、来年リリース予定の企業向け SDN(Software Defined Networking)コントローラである APIC(Application Policy Infrastructure Controller)エンタープライズ モジュールをハンズオン付きでご紹介する、という大胆なものとなっています。 ソフトウェアは開発途中のベータ版を使用します。そのため、未完成な感じ(!?)がするかもしれません。それでも、長年 Cisco ISR や Catalyst をご利用の企業ユーザ様に、データセンターやクラウド以外でのシスコの取り組みを紹介したい!との思いから、ハンズオン セッションの実施に至っております。 例えば REST(Representational State Transfer)API
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SDN
企業ネットワーク・抽象化への取り組み
2014年 6月に行われた Interop Tokyo 2014 では、企業向けポリシーコントローラの参考出展として、APIC エンタープライズ モジュールの紹介とデモを行いました。こちらのブログでも、前篇・後篇と二回に分けて紹介しました。 企業ネットワーク管理については、まだまだ実際のところ、Ping や SNMP(Simple Network Management Protocol)による装置管理が中心であるというお話をよく伺いますし、私もそうだと思います。ただ、この 5〜6年で、NetFlow や sFlow 技術を用いたフロー管理による可視化もようやく普及してきた感もあり、関連するお問い合わせも多くいただくようになっています。 加えて、データセンターや通信事業者のあいだで SDN(Software-Defined Network)や NFV(Network…
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Interop Tokyo
【Interop Tokyo 2014】ネットワークの可視化と企業向けポリシー コントローラ (後篇)
Interop Tokyo 2014 のシスコブースでは、ルータやスイッチを活用したネットワークの見える化に加え、企業向けポリシー コントローラ(APIC-EM: Application Policy Infrastructure Controller – Enterprise Module)を参考出展という形で動態展示する予定です。すでに米国では発表されていますが、動いているものを公にお披露目するのは日本初となります。どんなものか興味がある方はきっと多いことでしょう。
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