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モビリティへのアーキテクチャ アプローチ
この記事は、Sujai Hajela によるブログ「An Architectural Approach to Mobility」(2013/11/14)を意訳したものです。 多くの企業が、モビリティに関する情報収集に努めています。モバイル テクノロジーの日進月歩と個人ユーザへの急速な普及に対し、IT 部門が受け身で意思決定を行うという悪循環を断ち切ることが難しくなっています。多くのお客様にとって、企業のモバイル化は予期していなかった事態で、当初の構築したアーキテクチャはビジネスのニーズに対応するために急ごしらえされたものでした。混乱を鎮めるためには必要なアプローチでしたが、継続的な変化やモビリティという新しい流に対応できるようにすべてを整えるまでにはいたりませんでした。以下に例をあげます。 多くのユーザが、ラップトップ、タブレット、スマートフォンなど、3 台以上のデバイスをネットワークに接続しています。結果としてワイヤレス インフラストラクチャが複雑化し、ネットワークにボトルネックが生じています。 有線および無線ネットワークに一貫する管理ツールとポリシーがないため、 ネットワーク管理者の負担が大きくなり、管理コストと複雑性は悪化しています。 従業員は、社内だけでなく、ファイアウォールの外にあるデバイスからもアクセスすることを求めています。 企業データの保護に関する規定があります。 IT 部門は、生産性とセキュリティのバランスを保ちながら、様々な事業部門と調整を進める必要があります。単なる現状維持という受動的な連鎖を断ち切るには、一歩下がった視点から、将来を考えなければなりません。どんな変化が起ころうとしているのでしょうか? 自社のネットワークに影響はあるのでしょうか?そして、従業員のニーズに対応するために自社ネットワークをいかに活用すべきなのでしょうか? 「なぜネットワークが重要なのか – Why the Network Matters」 第 2 回となるこの記事では、将来発生するであろうニーズに対応する、モビリティへのアーキテクチャ アプローチについて解説します。新しいワイヤレス ネットワーク ソリューション、デバイス管理ツール、モバイル
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新しいモバイル デバイスの導入をシンプル化するセキュア ネットワークの力
この記事は、Sheila Jordan によるブログ「A Powerful Network Simplifies Adoption of New Mobile Devices」(2013/11/7)を意訳したものです。 ここ最近、Apple や Samsung、Google から新しいモバイル デバイスが次々と市場に投入され、オペレーティング システムのアップデートも毎週のようにリリースされており、企業の IT 部門 は一瞬も気を抜くことができません。新しい色や形といったハード的な仕様はともかく、新たなオペレーティング システムの登場や、アプリケーション アップデートの急増に対して、IT リーダーは万全の準備で受け止めなければなりません。 モバイル テクノロジーとしては刺激的な時流ですが、企業にとっては現在のモバイル ワーカーのニーズを満たすだけでなく、将来のニーズを見通すうえでも重要な局面と言えます。現在はもちろん将来においても、基本的なモビリティ機能を提供するだけでは不十分で、成長を支えるための堅牢なフレームワークを構築する必要があります。 これから 4 回に渡り、「なぜネットワークが重要なのか –
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これからのモビリティによる収益化
この記事は、Jared Headley によるブログ「An Architectural Approach to Mobility」(2013/10/28)を意訳したものです。 モバイル接続されるデバイスの台数は、世界の人口を超えると予測されています。モバイル デバイス数が世界中で指数関数的に増加するに従って、The Internet of Everything(IoE)によって接続数はさらに加速し、新しい方法で人々やプロセスにアプローチしています。 サービス プロバイダーは、モバイル データ トラフィックやスマート モバイル デバイス、ネットワーク上で接続されたさまざまなモノの急増に対応する新たな方法を模索しています。モバイル デバイスの増加は、サービス プロバイダーにとっては、顧客に優れたネットワーク接続の体験を提供することで、顧客との関係を強化する機会が増える、ということでもあるのです。 「Cisco Visual Networking Index (Cisco VNI:全世界のモバイル データ トラフィックの予測)」を見れば、私たちは、顧客の新たなモバイル エクスペリエンスと収益を生み出す方法についてやっと知り始めたばかりだ、ということがわかります。今後 5
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実直さこそが最良の BYOD ポリシー
この記事は、Brett Belding によるブログ「Honesty is the Best BYOD Policy」(2013/10/23)を意訳したものです。 BYOD(個人所有デバイスの持ち込み)は、自分のデバイスが実際に会社のデバイスになるということでしょうか。プライベート データを管理するのは自分でしょうか、それとも会社でしょうか。個人のデバイスが業務用のデバイスにもなる場合、ワークライフ バランスをどのように維持するのでしょうか。どのようなデバイスでも会社はサポートしてくれるのでしょうか。 自分のデバイスを業務用として会社のネットワークに接続する社員が増えてきた現在、こうした疑問はおなじみになっているかもしれません。しかしこれらは、包括的なモバイル戦略においてユーザの支持を得る核となる点です。 先日、私は『CIO』誌で、アダム・ベンダー氏の興味深い記事を読みました。ベンダー氏は、BYOD ポリシーを実施するには、従業員の参加が重要であることを強調しています。この記事に出てくる 海外市場調査を行うフロスト & サリバン社のアナリスト、アンドレイ・ウィリアム氏は、多くの従業員が、個人のデバイスを仕事で使うようになるとデバイス上のデータを自分で管理できなくなることを懸念している、と指摘しています。さらに、仕事とプライベートが 1 つのデバイスに共存することで、両者の境界が不明瞭になることを不安に思っている、とも述べています。 BYOD の概念は新しいものではありませんが、ネットワーク化された世界では、こうした懸念や不安が大きな影響を与えます。では一体答えとなるものは何でしょうか。 それは、安全でセキュアな モバイル デバイス管理(MDM:Mobile Device Management)ソリューションと、効果的なポリシー コミュニケーションです。 BYOD のプライバシーとセキュリティの均衡をとることが、モバイル エンドポイントにおける状態の検証と適切なアクセス
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モバイル ビデオの価値を享受する
この記事は、Kip Compton によるブログ「Capturing Value from Mobile Video in Motion」(2013/9/17)を意訳したものです。 モバイル ビデオによる、コミュニケーションやコラボレーションの進化を体感することは難しくありません。例えば、通勤電車のなかで海外の同僚と共同作業する。ソファーでくつろぎながら友人や家族と会話する。仕事の休憩時間に最新の Vine 共有ビデオをチェックする。帰宅時のタクシーで最新の TED トークを視聴する。ビデオは至るところに存在し、至る所で需要があるのです。 「シスコの最新の VNI グローバル モバイル データ トラフィック予測」では、モバイル ビデオの需要は今後 5 年にわたって増加し、2017 年までに全世界のモバイル データ トラフィックの 3 分の 2 はビデオのトラフィックになると予測しています。
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モバイルからのソーシャルメディア利用と常時接続の増大により、セキュリティが最大の懸念材料に
この記事は、Michael Fuhrman によるブログ「As Mobile Social Usage and Constant Connectivity Increases, Security A Top Concern」(2013/10/10)を意訳したものです。 IDC による調査で、コミュニケーション ツールとして、スマート モバイル デバイスを利用する人が急増していることが明らかになりました。 Facebook がスポンサーしているこの調査では、モビリティに関して以下の結果が報告されています。 米国の総人口の半数がスマートフォンを使用 モバイルでソーシャル メディアを利用する第一の理由は、「つながっている感覚」を維持すること スマートフォンを使って行う活動は、電子メール(78 %)、Web 閲覧(73 %)および Facebook(70 %) 私たちは毎日、メールやショッピング、仲間との関係の維持のためにモバイル
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The Internet of Things
ビデオ コラボレーション ロボット:テレプレゼンスの進化
この記事は、Cisco Consulting Services の Dave Evans によるブログ「New Video Collaboration Robot: TelePresence Gets Moving」(2013/6/11)を意訳したものです。 離れた場所にいても同じ部屋にいるようなフェイスツーフェイスの会議や、世界中の専門家へのアクセスを可能にする Cisco TelePresence は、コラボレーションの方法を変革してきました。この機能をロボット テクノロジーと組み合わせて、物理的な距離を感じさせない自然なコミュニケーション、例えば廊下で誰かと出くわしたり、工場の中を見て回ったりできるようにしたらすごいと思いませんか? シスコと iRobot のエキサイティングな共同プロジェクトが、これを実現しました。新たに開発されたモバイルの Cisco TelePresence ユニットが、人にコラボレーションを届け、また逆に、人をコラボレーションが必要なあらゆる場所へと連れていきます。iRobot Ava 500 という名の高解像度のビデオ コラボレーション ロボットは、Cisco TelePresence と
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The Internet of Things
The Internet of Everything を身につける時代
この記事は、Cisco Consulting Services の Dave Evans によるブログ「How to Wear the Internet of Everything」(2013/6/7)を意訳したものです。 「ファッションとは洋服だけではない。空にも街にも、どこにでもファッションは存在する。アイデアや暮らし、今どこかで起こっている出来事もファッションに関わっているの」― ココ・シャネル シャネルを創設したこのフランスのファッション デザイナーの名言を私はとても気に入っています。これを聞くと、「服は着る人を表す」という古い言葉を思い出すのです。 しかし、GigaOm と InfoWorld の記事を読むと、この言葉の意味は新たな段階へと進化しているようです。これらの記事では、データのルーティングとリレーを行うセンサーとトランスミッタを人が身につける可能性について検討されています。 たとえば、服やアクセサリを使って、情報を伝えたり、受け取ったりする方法を指示できるようになります。病院では、洋服が病院内のネットワークにつながり、受付の手続きを完了したり、健康に関する情報を医師や看護師に伝えることができます。この機能によって、病院は大勢の外来患者を追跡・管理し、緊急処置が必要な患者を選り分けることができるようになります。 このアイデアがさらに進化すれば、「身につける物」がデータを収集するだけでなく、一時的な統合ネットワークを構築するようになります。おそらく、デバイスをネットワークに接続して通信するだけの時代は終わり、身につけるモノや生活の行動が広大なネットワークを形成する日がやってくるでしょう。 このようなヒューマン ネットワークを構築するには、Internet Protocol Version 6(IPv6) アドレスを発行して、世界中の個人に対してデータ収集と共有のシステムを構築する必要があります。私はずっと、すべての人に IPv6 アドレスを発行して、グローバル
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IPv6 を解説する
この記事は、シスコ インターネット ビジネス ソリューション グループ(IBSG)の Dave Evans によるブログ「Demystifying IPv6」(2013/5/30)を翻訳したものです。 IPv6(Internet Protocol version…
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