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Facebook と Cisco 無線LANによるデジタル マーケティング


2014年6月9日


カフェや空港、ホテル、ショッピングモールで、「フリー(無料)Wi-Fiサービス」を使おうとした時、メールアドレスや連絡先を入力したり、事前登録が必要だったりして、「面倒」と感じたことはありませんか?今回は、フリー無線 LAN サービスの接続を簡単にする、「Facebook Wi-Fi」をご紹介します。

ご存知のとおり Facebook は、企業の情報公開に加えてお客様との双方向対話が可能な、非常に魅力的なコミュニケーション ツールです。企業自身が公開した情報にファン(お客様)が「いいね!」や「コメント」することで口コミ効果を発揮します。今や 2000 万人以上のアクティブ ユーザがおり、レストランやスイーツ/デザートの口コミ サイトでは、客足が星(★)の数で左右されるほどの影響度を持っています。口コミの拡散効果は凄いモノですね。

さて、話を Facebook Wi-Fi に戻しましょう。Facebook Wi-Fi とは、フリー無線 LAN サービスの接続にFacebookのIDを使うサービスのことです。

利用者は SSID を使ってフリー Wi-Fi サービスに接続します。すると、そのサービスを提供している企業やお店の Facebook サイトに接続しますので、利用者自身の Facebook ID を使って、「チェックイン」すれば、フリー無線 LAN サービスの利用開始となります。

[Facebook Wi-Fi 接続方法]

facebook-wi-fi-pic1

これで、無線 LAN への接続が、ぐっと簡単になりますよね?

このサービスは、利用者にとってインターネット接続が簡単になるというメリットがあるばかりではなく、提供者側にも次のような多くのメリットがあります。

  • 利用者がサービス提供側の Facebook ページにチェックインするため、Facebook ページに誘導することができ、Facebook ページのエッジランク(情報の滞留時間に影響ある数値)に良い影響を与える。
  • Facebook ページにキャンペーンや新作商品、クーポンなど、利用者をファンとして取り込む施策の効果が期待できる。
  • マーケティングに必要な情報(顧客プロファイルや顧客思考のデータ)を得ることができ、デジタル マーケティングのツールとしても活用できる。

Facebook ページを作成したものの、「なかなか訪問者数が伸びない」「閲覧数が伸びない」といった悩みを持ちなら、このようなサービスを活用してはいかがでしょうか?

なお、シスコの無線 LAN 製品は、Facebook 社から認定された Facebook Wi-Fi の数少ない認定製品です。また、シスコの無線 LAN 製品には、Wi-Fi 位置情報を取得する機能があるため、スマートフォン等のアプリを併用することでアクセス ポイントによる 3 点測位により、店舗フロアのお客様のエリア(居場所)に応じたプッシュ型の情報発信も実現します。

これは、ショッピングモールであれば、レストランやテナントショップ等の道案内にも活用できます。シスコには海外導入事例があり、MGM リゾート配下のベラージオ ホテル様では、位置情報やプッシュ型の情報発信を既にマーケティングに活用されています。

本日ご紹介したFacebook Wi-Fi と Wi-Fi位置情報ですが、6月11日(水)から始まる「Interop Tokyo 2014」(幕張メッセ)で体験できます。ShowNet 内で用意されている主催者側の Facebook Wi-Fi が利用できるほか、シスコ ブースのモビリティ コーナーでは説明員がお待ちしています。さらに併催している「Location Business Japan」では、位置情報を体感できるデモンストレーションも用意しています。2014年6月11日(水)~13日(金)は、ぜひ幕張メッセに足を運んでください。

観光庁の外国人アンケートで「日本にはフリー Wi-Fi サービスが少ない」というのが不満の上位に挙げられて話題になっています。2020 年の東京オリンピックに向けた訪日観光客へのサービスの 1 つとしても、Facebook Wi-Fi のような使い勝手のよいサービスが注目されていくと考えられます。

シスコ無線 LAN を利用したデジタル マーケティングにご興味のあるお客様、弊社代理店/パートナー様は、ぜひ一度、弊社営業・SE、または私にご連絡ください。

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