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モバイルからのソーシャルメディア利用と常時接続の増大により、セキュリティが最大の懸念材料に
モビリティこの記事は、Michael Fuhrman によるブログ「As Mobile Social Usage and Constant Connectivity Increases, Security A Top…
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シスコのデータセンターファブリック技術の進化
データセンター/仮想化ここ数年、データセンターのネットワーク インフラの進化には目覚ましいものがあります。なかでも、レイヤ2 ネットワークの技術は著しく進歩しており、ネットワークの大規模化に伴い、スパニングツリー プロトコル(STP)に代わるネットワーク設計が次々と登場しています。 STP をベースの L2 ネットワーク設計に携わったことのあるネットワーク エンジニアの方であれば誰でも、どこにブロッキング ポートを配置するか、ファームウェアの更新やスイッチの交換作業時には人的な作業ミスによってループが発生することがないように細心の注意を払う、といった経験があるはずです。しかし自分のネットワーク設計の経験からも STP だけに頼ったレイヤ2 大規模ネットワークは正直作りたくないと考えています。 それはいまや世の中はクラウド時代となり、サーバは仮想化され、インフラ リソースは柔軟性(仮想マシンの移動への対応)、迅速性(仮想マシン追加時の自動設定への対応)、拡張性(増設を繰り返すDCインフラへの対応)が求められ、データセンターのネットワーク インフラに必要な要件は大きく変化しています。今後もデータセンターには様々なシステムやアプリケーション サービスが集約され、仮想化されたサーバ台数やサーバ間のデータ量は継続的に増大し続けることでしょう。 今回のブログでは、これからのデータセンターのネットワークインフラに最適なものはなにか?シスコが現在提供している最新のレイヤ2ネットワーク技術(イーサネットファブリック技術)についていくつか紹介したいと思います。 Fabric…
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ルータもスイッチも、プラグ&プレイで楽々!…その1
ネットワーク管理IoE(Internet Of Everything)の世界では、モノをつなげるネットワークシステムの重要性も言うまでもなく益々高まっているといえます。それに伴い、柔軟な設定変更や動的なポリシー制御など、高度な技術も検討・開発・実装され、少しずつ広まっています。IoE の土台を支えるのは、ネットワーク システムでありネットワーク エンジニアですから、最新の機能を使いこなし、ネットワークの設計・展開・運用するというネットワークエンジニアへの期待も、きっと高まっているはず、ですね (^^) 「えっ、そんな時間、どこにあるの?日々の展開作業や運用作業、障害対応で時間がないよ!」という声が聞こえてきそうです。 そこで今日は、ネットワークエンジニアにとってきっと役に立つであろう、ルータやスイッチのプラグ&プレイインストールについて書きたいと思います。 プラグアンドプレイ機能 プラグ&プレイインストールは、ゼロタッチインストールといわれることもあります。これを利用すれば、コマンドラインや Web GUI を操作することなく、機器の設定を完了、機器のファームウェア(IOS)を指定のものに変更する、といった作業が完了します。素晴らしい!でも、なぜそれほど広まっていないんでしょうか。 欠点をあげると、この種の機能は、機能的にも歴史的にも対応装置によっても様々存在しているため、全体像を理解して取捨選択するのに苦労します。たとえば、歴史は古く、後ほど紹介する CNS Configuration Agent は IOS
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ビデオ コラボレーション ロボット:テレプレゼンスの進化
The Internet of Thingsこの記事は、Cisco Consulting Services の Dave Evans によるブログ「New Video Collaboration Robot:…
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Cisco IOS を活用した “見える化”の階段
Cisco IOSネットワークシステム運用の世界でも、システム オーケストレーションや SDN など、壮大なトピックスが大変盛り上がっています。一方で運用の現場では、目の前のインシデント対応、障害解析のためのログ収集、ネットワーク システムの最適化、運用費用の削減、ユーザからのクレーム対応などなど、リアルな問題の対応に翻弄されていて、「それどころではない」という方も多数いらっしゃるようです。それぞれの立場と役割がありますので、どちらも大切なことに違いはありませんが、私はどちらかというと後者の視点でブログを更新していきたいと思います。
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Segment Routing:SDN(Software-Defined Network)への影響
SDNこの記事は Stephen Liu によるブログ「Segment Routing: Impact on Software Defined Networks」(2013/3/27)を翻訳したものです。 Segment Routing(SR)は、IETF における標準化
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MPLS/イーサネット世界会議 2013:シスコのエンジニアリング部門最高技術責任者デビッド・ワードにインタビュー
SDNこの記事は Stephen Liu によるブログ「Cisco CTO of Engineering David Ward from MPLS & Ethernet World Congress 2013」
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医療の新時代を切り開く
The Internet of Thingsこの記事は Dave Evans によるブログ「Ushering in the New Era of Healthcare」(2013/2/26)を翻訳したものです。 私は身の周りの世界を観察することが好きで、健康には特に関心を持っています。 最近感じているのは、医療機関を取り巻くさまざまな問題
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ネットワークの可視化を始めるには
ネットワーク管理初めまして、生田和正と申します。本ブログをご覧頂きありがとうございます。私は、運用管理に関わるシスコの技術・製品の観点から、社内外の様々なプロジェクトに関わらせて頂いております。新たに会社のブログを開始させて頂くということで、単なる製品や技術の紹介に加えて、それらの背景や裏話、ドキュメントになり得ないけれども雑談としては面白い話などなど、差し支えない範囲でご紹介できればと考えています。どうぞよろしくお願い致します! QoSとトラフィック識別? 企業用 LAN/WAN の設計時に、平均トラフィック量やピーク時に必要な帯域幅を基準に必要な回線や機種を選定します。特に、企業利用の場合、事業部門の配置や業務内容から、大まかにトラフィック種別・パターンやアプリケーションがわかるため、QoS の設計が可能であり、特にピーク時に輻輳が発生しうる箇所では、一般的に QoS の設定が行われています。 トラフィック種別やアプリケーションの優先処理を行うには、事前にトラフィックを識別し、マーキングを行います。具体的には、特定のアクセスリストにマッチするパケットに対して、IP ヘッダーやイーサネット フレームの優先フラグを設定します。マーキングされたトラフィックは、輻輳箇所の装置(主にルータ)にて、特別なキューで処理されることになり、事前に設定された一定の帯域幅が確保されるなどの優先処理が行われます。 以上、一般的なQoSのお話でした。 トラフィックの可視化、見える化 ここ数年、ビデオ会議アプリケーションや仮想デスクトップなど、企業内のアプリケーションも変わってきており、ネットワークの設計もそれに対応していく必要があります。冒頭で「企業利用であれば、大まかにトラフィック種別・パターンやアプリケーションがわかる」と申し上げましたが、実態はそうそう簡単ではありません。私がこれまで対応させて頂いた企業のお客様でも、トラフィックをきちんと把握されているお客様はかなり珍しい部類となり、ほとんどの場合は、まずは何がどの程度、どの時間帯に流れているかを可視化するところから始めましょう、となります。これは、Polling、SNMPや Syslog を中心としたネットワーク管理を中心に行われてきた前提では当然のことです。企業内での「トラフィックの可視化」は、日本では 2007-2008 年頃から普及し始めたように思いますが、まだまだ広く一般的とは言えません。 一方で、「見える化」という言葉自体は広く普及しており、様々なテクノロジーや製品があります。シスコも、様々な高度な機能や製品を次々とリリース しており、私自身もイベント等で技術セッションを担当することが多いですが、どうしても最新機能や製品の話が中心になってしまいます。実際、最新技術はとてもエキサイティングなものが多く、デモも盛り上がります。技術が好きなお客様が「見える化」を検討すると、どうしても最新のものに目が行ってしまい、実際に進めていくと現状の制約やまだまだ技術的・実装的に枯れていないこともあり、頓挫してしまうことになります。これは、現在のステージと、段階的な可視化のステップのギャップが、大きすぎるからだと思います。
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