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The Internet of Things
IoE の世界の実現に向けて ― 事業生態系(エコシステム)とシスコのコンサルティング サービス
「IoEでつながる未来 ! キャンペーン」で募集した皆様のアイディアのように、IoE でつながる世界はさまざまなうれしいことを実現してくれます。しかしこの世界は、未来のものではなく、現実の世界です。今、まさに、この世界の実現にさまざまな方々が取り組んでいます。 IoE を実現するための取り組み 「IoE でつながる世界」の実現のために重要なのが、IoE の事業生態系(エコシステム)です。これまでの仕組みでは想定していなかった領域、モノ、コト、場所をつなぐことになるため、末端から末端まで(エンド 2 エンド、E2E)を網羅した新しい仕組み、アーキテクチャを設計、構築、運用する必要があります。このアーキテクチャを実現するのが、さまざまな分野の企業、組織、人々から構成される事業生態系(エコシステム)です。 IoE を実現させるためには、クラウド サービス、ネットワーク、インフラ、ソフトウェア、端末から構成されるアーキテクチャが必要になります。従来の世界では、すべての構成要素を自社で提供するモデルでした。IoE の世界のアーキテクチャは、異なる複数の企業、組織、人々が双方にメリットがある関係を結び、ともに成長していく事業生態系(エコシステム)モデルとなります。 たとえば、つながるクルマ、スマート ビークルのアーキテクチャは下図のような構成になるでしょう。 シスコができること これまで見てきましたように、IoE でつながる世界を実現するための挑戦はすでに進んでいます。 シスコでは、さまざまな業界のリーディング企業と、ウィンウィンの協業、IoE の事業生態系(エコシステム)を組んで、この世界の実現に取り組んでいます。 IoE 実現のために先ず取り組むべきことが、IoE の構想策定です。シスコでは、以下のフェーズにもとづき、IoE の構想策定・導入コンサルティング サービスを提供しています。 事業・技術トレンド分析・診断、競争戦略オプション選択 事業・技術アーキテクチャ構想策定、システムロックイン戦略構築 事業・技術構築支援
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The Internet of Things
IoEでつながる未来 ! キャンペーン 皆様のアイディアご紹介
6月 12日から 14日の Interop Tokyo 2013 期間中、皆様から The Internet of Everything(IoE)のアイディアを Twitter で募集しました。たくさんの投稿をいただきありがとうございました。 さまざまな生活の局面やいくつかの産業界で、IoE によってもたらされる“うれしい”こと、すなわち、IoE によってもたらされる生活の利便性の向上、健康や生活の質の向上、経済的なメリットを提案していただきました。以下、いくつか、紹介させていただきます。 クルマとドライバがつながる世界。 “@Cisco_Japan: 【Interop】IoEで「クルマとドライバー」がつながる世界。 クルマの中ではwi-fiが飛んでいて、ナビと一体となったメディアサーバーへアクセス。交通情報などはクラウドへアクセス。運転がエンターテイメントになる。 #cisco_interop — leaf_miharuno (@leaf_miharuno) June 12, 2013 すでに日本で、携帯通信網を使ったテレマティクスによりクルマとドライバがつながったサービスが提供されています。目的地を探して今の渋滞情況に基づいた最適な道順をナビしてくれるサービスです。興味があったらこれらのサービスを利用してみてください。快適です。 しかし、従来のサービスは通信料金などがかかるため、誰もが利用できるものではありませんでした。これを、例えばクルマの中ではWi-Fiが飛んでいて、ナビと一体となったメディアサーバーへアクセスするアイデアなどは、まさに、実現させようとチャレンジしているサービスです。 クルマとクルマがつながる世界。
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The Internet of Things
全てのモノがインターネットにつながる未来はおもしろい― IoT(Internet of Things) そして、IoE (Internet of Everything)
IoE(Internet of Everything)とは何か? IoE とは、全てのヒト、情報システム(業務プロセスとデータ)、そしてモノがインターネットでつながることです。すでに私たちは、スマホや PC、タブレットを使っていろいろなヒトとつながり、インターネットで、メール、チャットや電話をしたり、ブログを書いたり見たり、ビデオを投稿したり見たり、ネット通販を利用したりしています。IoE は、そのつながる対象が、あらゆるヒト、情報システムそしてモノにまで拡大した世界を指します。 現在、つながっているモノは、ごく一部です。世界では 99%以上のモノが未だつながっていません。例えば、家、自動車、電車、飛行機、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電力量計、水道メーター、自動販売機、血圧計、医療診断機器、GPS、工場の生産ラインにあるロボットや工作機械、畑の作物、家畜、気象観測機。これらモノすべてがインターネットでつながり、情報システムによって私たちのためにさまざまなサービスを提供してくれる世界なのです。 今、なぜ、IoEが重要なのか? すでに私たちは、インターネットを使うことにより、インターネットがなかった世界では想像もできなかった便利な生活をしています。これが IoE により、つながる対象がさらに広がることで、これまでに経験をしなかった新しい能力、豊富な体験、ビジネスの機会、経済成長がもたらされます。 今、まさに、上に挙げたさまざまなモノが IP 化されインターネットへ接続されようとしています。この動きの背景には、IoE を実現させるいくつかの技術の進歩があります。世界各国でブロードバンドのネットワークが普及しています。LTE は次世代 LTE へ、Wi-Fi は高速化するとともに通信距離の拡大が企画されています。プロセッサそして通信用半導体チップは小さくなり、価格も低下しています。そして IPv6 の出現があります。また、映像コンテンツやディスプレイの世界にはスーパー HD が登場し、3D プリンタの開発も進んでいます。これら技術革新がさまざまなモノのネットへの接続を拡大、促進させているのです。 IoT(Internet of Things)とIoE(Internet
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