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データセンター/仮想化
続・ブレード サーバの課題を解消しシンプルな運用を行うには
前回のブログではブレード サーバの課題を解消するためのアーキテクチャをご説明し、そのアーキテクチャによってファームウェアの更新管理をシンプルにする仕組みをご紹介しました。 今回はその続きとして Cisco UCS のコンポーネント毎のファームウェア更新時における実際の通信(サービス)への影響についてご説明すると共に、Cisco UCS Manager バージョン 2.1 から追加されているファームウェア更新を自動で行う Auto Install の機能をご紹介します。 Cisco UCS 各コンポーネントのファームウェア更新時の通信への影響について Cisco UCS の構成要素は、ブレード単位、シャーシ単位、システム単位の 3種類に大きく分類できます。ブレード単位のものには、アダプタ、CIMC(Cisco Integrated Management Controller)、BIOS があります。シャーシ単位のものには IO モジュールがあり、システム単位のものとしては UCS マネージャ、ファブリック
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ブレード サーバの課題を解消しシンプルな運用を行うには
皆様はじめまして。私はユニファイド コンピューティング事業データセンタ アーキテクチャという部門に所属し、日々お客様に対しデータセンタ インフラストラクチャの提案活動を行っています。ネットワーク技術によってサーバ ストレージを効率良く接続すると共に、セキュリティ・負荷分散などのネットワークサービスや今後の技術ロードマップなどを含め幅広い提案ができるよう心掛けています。物理環境・仮想環境が複雑化する中、システムはできるだけシンプルが良いと常々考えています。 そこで今回はブレードサーバの課題例をあげ対応策をご紹介したいと思います。 良く耳にするブレードサーバの課題例 皆様ご存じのようにブレード サーバは、スペース効率が良いため統合集約に向き、拡張性、管理性、配線の容易性など様々な利点があるのですが、一度ブレード サーバを導入・運用しているお客様であってもその後のサーバ追加の際にはラック マウント サーバを使いたいと言われるケースがあります。 お客様に理由を聞くと、「ブレードサーバのファームウェア更新が…」という答えが返ってきます。 例としては、バグ対応でのファームウェア更新の際や新規ファームウェアを必要とするブレードを追加する際にブレード シャーシ全体の停止が必要になるケースがあるということです。このためシャーシを複数用意してシャーシ単位で運用を分けるなどの工夫をされているケースもあります。 このような懸念があるものの利点のほうが上回りブレードサーバを活用されているお客様は多数いると思いますが、導入を迷われているお客様が存在するのも事実です。 ブレードサーバの課題を解決するアーキテクチャとは まずシスコが考えたのは構成をシンプルにするということです。通常ブレード シャーシに存在する管理モジュール、LAN スイッチ、FC スイッチを外部の装置のほうに集約し、ブレード シャーシからはそれらを省略するというアーキテクチャです。ブレード シャーシ自体には管理モジュールはないためファームウェア更新の際にブレードシャーシ全体の停止が必要ということはこれによってなくなります。 (ブレード単位でのファームウェア更新が可能です。) また外部の集約装置(これを Cisco UCS 6200
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