記事
-
ネットワーキング アカデミー
NetRiders Competitions Round2 終了- Competition レポート(その1)
今年の 7 月にCisco Japan ブログで参加者募集中と案内をした「NetRiders Competitions」が、まさに今、開催されています。「NetRiders Competitions」(以下、NetRiders)は、Cisco Networking Academy が主催する、ネットワーク エンジニアを目指す学生の技術と知識を競う国際大会です。 今年の NetRiders への応募者数は、日本だけでも 94名!アジア・パシフィックも加えると、5,000名を超えていました。昨年までの NetRiders は Cisco Academy 単位のチーム戦だったのに対して、今年からは個人戦に変更されました。そのため、サイトを見た個人での参加や、Cisco Academy のクラス全員参加などもあり、このような大盛況な数字となりました。 ここで改めて、NetRiders がどのように実施されるか紹介することにします。…
続きを読む -
ネットワーキング アカデミー
TTBiz!テレプレゼンスシステム展開の効果
7月 26日(日)、高校生によるビジネス プランのコンペティション「TTBiz 2015」がスタートしました。今年は、日本・韓国・シンガポールに加え、フィリピンからの参加があり、これから半年をかけて、4 か国の高校生たちが「旅行」という題材を使ってビジネスプランを立案します。 TTBiz は、公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本、アクセンチュア株式会社、シスコが共同で運営している、高校生によるビジネス プランのコンペティションです。参加国の高校生が国を跨いでチームを組み、ビジネスプラン作成という課題を通して交流を深め、言語の壁を越えて共同作業をしていきます。シスコは CSR(社会への貢献)の一環として、TTBiz 2011 の最終選考会から協賛しています。 TTBizは、2003 年度に始まり、2011 年度は日韓で、2012 年度からは日本・韓国・シンガポールの 3か国、そして今年はフィリピンが加わって 4か国体制へと発展してきました。また国をまたがったコミュニケーション手段も変化しています。当初はメールと電話でのコミュニケーションでしたが、現在はシスコが提供するテレプレゼンスシステムと WebEx により、多国間でのフェイスツーフェイスのコミュニケーションができるようになっています。 7月 26日(日)は、今年度の TTBiz のキックオフ ミーティングでした。参加したのは、4か国の総勢 215名。日本は東京・大阪・仙台・福岡の 4地点、海外はソウル・シンガポール・マニラの 3地点、計 7地点のシスコ オフィスにあるテレプレゼンスシステムを利用しての実施となりました。 これまでも
続きを読む -
ネットワーキング アカデミー
ネットワーク エンジニアを目指す学生のための国際大会「NetRiders Competitions」参加者募集中!
Cisco Networking Academy では、ネットワーク エンジニアを目指す学生の技術と知識を競う「NetRiders Competitions」を毎年開催しています。現在、NetRiders 2015 の参加者を募集中。締め切りは 8月21日です。Cisco Networking Academy の受講生の皆さん、ぜひ、この機会を有効活用して、スキルアップしてみましょう。 NetRiders Competition とは? NetRiders Competitionsは、Cisco Networking Academy の受講生を対象に、全世界で実施しているネットワーク技術の知識とスキルを競うコンテストです。世界中から集まった学生たちが、「競技会」という環境のなかで自分の知識とスキルを試します。日本は「Asia Pacific and Japan」地域に属し、昨年は「NetRiders CCNA Competition」のみを実施しましたが、今年は CCNA、CCENT、IT Essentials の3つのレベルから選択して申し込むことができます。 募集要項 NetRiders
続きを読む -
ネットワーキング アカデミー
障害者を支援するアプリ/WEB サービスをハッカソンで開発!
6月5日(金)と6日(土)に、障害者を支援するアプリ/WEB サービスの開発を目的としたハッカソン「Support people with disabilities: Tokyo Criacao Hackathon + Conference 2015」をシスコの東京オフィスにて開催しました。シスコ は、株式会社 Criacao が主催するこのイベントに、Advance Partner として参加しました。 このハッカソンは、障害者の視点を知り、技術とアイデアで新しいバリアフリーを作ることを目的としたハッカソンで、学生が開発メンバーとして参加し、現役の開発者をはじめとする社会人がメンターを務めます。イベント中は、複数のメディアによる取材も入り、述べ 153名の参加者がありました。チームに分かれた学生達は、アイデアを出し合い、持てる技術を駆使して、新しいバリアフリー作りに挑戦しました。 カンファレンス 先ず参加者に、障害を知ってもらうために、障害を持ちながら生活している方々に、講演をしていただきました。今回登壇いただいた講演者は、以下の方です。 落合 啓士氏 ブラインドサッカー日本代表キャプテン 花井 譲氏 株式会社ナリコマホールディングスマーケティング室長 障害者を支援するアプリ/WEBサービスのアイデアにつながるエピソードを数多く提供していただきました。主なものとしては以下の内容になります。 視覚障害者の立場として 障害者も、慣れない場所で助けを求めることは勇気が必要なこと。今は慣れてきた。 自分の位置がわからなくなることがあり、駅の改札に迷うだけでなく、スタジアムの入り口に迷うことがある。
続きを読む -
ネットワーキング アカデミー
問題作成・検証から運用まで!学生が構築するトラブルシューティングコンテスト(4) ―トラコン本選レポート
去る 3月13日(金)から15日(日)、「クリエーションライン杯第3回 ICTトラブルシューティングコンテスト」の本選が、帝塚山大学東生駒キャンパスにて実施されました。昨年11月から始まった準備、出場チームの応募、約1週間の現場での検証と準備を経て、いよいよ本選となったわけです。 今回の参加校は、以下の12校です。(上段・チーム名、下段・所属) 今回から、トラコンは、シスコ ネットワーキング アカデミー校以外からの参加も可能になったことから、過去最高の参加校数となりました。 初日:協賛企業社の方による講演と、参加者全員による NTT コミュニケーションズ株式会社の IT 資格「ドットコムマスター(.com Master)」試験の後、練習問題を通して、トラコンの流れを理解してもらいました。 2日目:あいにくの雨模様の中、朝 9時からコンテストが開始されました。各チームと運営チームの連絡はIP Phoneで行われます。問題は次のようなものでした。 ネットワークの再設定と対外接続のお願い! 答えを探して、報告してください! DHCP サーバ構築のお願い アクセスできない? 僕だけ認証できません! 答えを探して,報告してください!part2 試験運用中の支社用redmineの移行 3日目:無線LANのアクセスポイントが登場し、無線環境の構築問題が出題されます。 この日の問題は次のとおりです。 無線環境の構築 大きなトラフィックが止まらない ネットワークアクセス障害発生! ブートができない
続きを読む -
ネットワーキング アカデミー
問題作成・検証から運用まで!学生が構築するトラブルシューティングコンテスト(3) ―本番直前!現場で最終検証中!!
「クリエーションライン杯第3回 ICTトラブルシューティングコンテスト」は、本番の1週間前の3月6日から会場での設営およびネットワークの検証を始めます。前回のブログでは運営チームの業務を紹介しましたが、今回は設営中の現場のようすをお伝えします。 ネットワーク環境の構築 会場入りした運営チームにとって最大の作業となるのが、ネットワークの構築です。通常のシスコ ネットワーキング アカデミーのCCNA Routing & Switchingコースでは、主にCisco 1941 ルータとCisco Catalyst 2960 スイッチを実機教材として使用します。しかし、トラコンのネットワーク環境には、Cisco IP Phone や Cisco UCS といった機材も接続されており、実際の企業のネットワークにより近い構成になっています。 このなかでは、ネットワーク全体を運用するためのコミュニケーションが重要になります。例えば学生のなかには、サーバが得意なものもいれば、ネットワークが得意なものもいます。これらの学生たちが正しくコミュニケーションできなければ、会場のネットワークが止まってしまう可能性もあります。11月から培ったコミュニケーション能力が、実地で試されます。 問題への回答の検証 トラコンで出題される問題は、Web パフォーマンス問題やネットワーク疎通問題、DNS セキュリティ問題など、多岐にわたります。会場では、これらの問題に対して、きちんと想定通りの回答が導き出せるようになっていることを検証します。つまり、問題が解決可能なだけではなく、「他の回答にならない」ことも検証しなければなりません。そのために学生たちは、授業の合間をぬって会場に集まり、日々検証作業を続けていました。 イベント運営に伴う作業 ネットワーク構築のような技術的な作業だけが運営チームの仕事ではありません。当日の段取りについても、細かい部分を詰めていかなければなりません。 昼食や終了時間だけでなく、電源の確保など、詳細なタイムスケジュールを作り、会場となる学校と交渉しながら、当日の段取りを決めていきます。 こうした実際のトラブルを克服しながら、運営スタッフの学生は、当日までに問題策定と会場ネットワークを構築していました。 準備中の運営スタッフのようすを
続きを読む -
ネットワーキング アカデミー
3か国の高校生によるビジネスプランコンペ決勝戦レポート
グローバル人材育成を目指して高校生がビジネス プランを競うコンペティション「TTBiz」(主催:公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本、特別協賛:アクセンチュア株式会社)の最終戦が1月24日(土)25日(日)の2日にわたって開催されました。11月の中間報告会で指摘された事項に対し、3か国の学生達は協力しあいながら、決勝の場に臨みました。 初日は、全チームによるプレゼンテーションが行われ、2日目は勝ち残った 4チームによる決勝戦です。プレゼンテーションはすべてテレプレゼンス ルームで行われ、それぞれの国から日本の審査員に向かって発表します。テレプレゼンス システムにより、遠隔にいる学生たちの発表の緊張も伝わり、まるで日本にいる審査員と同じテーブルにいるかのような雰囲気で決勝戦が繰り広げられました。 優勝チームは、立命館宇治高等学校(日本)、Myung Deok Foreign Language High School (韓国)、Ngee Ann Polytechnic(シンガポール)の合同チームでした。
続きを読む -
ネットワーキング アカデミー
問題作成・検証から運用まで!学生が構築するトラブルシューティングコンテスト(2) ―学生による学生のための「トラコン」
前回のブログでは「クリエーションライン杯第3回 ICTトラブルシューティングコンテスト」(以下、トラコン)の概要と募集要項をご紹介しました。2月20日(金)にはその募集も締め切られ、3月に開催されるトラコンには12チームが参加することが決定しました。今回は、運営する側の学生たちの様子をご紹介します。 トラコンの特長のひとつは、競技参加者だけではなく企画や運営も学生が行うということです。運営側の主な業務は「会場との折衝」「競技インフラ全体の設計」「問題作成」、そして「当日の運用」であり、次のような配慮も必要です。 問題作成 コンテストの問題を作成し、それが問題として成立するか検証すること きちんと時間内に回答できるように、シナリオを作成すること 運用 ネットワーク環境を整えること 会場の選定、当日の案内、弁当等の準備など 今年のトラコンの運営チームが発足したのは2014年11月。そのメンバーには、前回のトラコンの参加者や運営チーム、その学生の後輩、さらに他の学校からの参加者もおり、総勢16名で編成されています。 運営チームは、トラコン開催日まで5か月という短期間で上記の業務をこなさなければなりません。学生たちは、11月のキックオフミーティングから月1回のミーティングにシスコ テレプレゼンス システムを利用しており、日常的な話し合いには Slack や Skype、LINE などを使っています。東西の学生が行き来しながらミーティングをするとなると、交通費だけでコストがかかってしまいます。テレプレゼンス システムは、遠隔の電話会議などと違い、その場で打合せをしているかの臨場感があるだけでなく、テレプレゼンス ルームに参加できない学生たちは Cisco WebEx でも参加できるという利点があります。 運営チームの学生が、初めにぶつかる壁が「グループワーク」です。イベントの企画はもちろん、グループワークでの作業自身に慣れていません。そのため、リーダーシップの取り方、役割分担、進捗の共有などでつまずくことになります。しかも学生の間でリテラシーの差が激しく、ミーティングをしていても会話が通じないこともあったようです。会話の内容がわからない学生は少し落ち込んだり、コミュニケーションの齟齬が生まれることもありました。 ようやく1月末にはリーダーが生まれ、それをきっかけにしてグループワークが加速するようになりました。リーダーは、ネットワークが得意、サーバが得意などといった個人の得意分野を把握することで、うまくコミュニケーションできるように導いていました。 コンテストに出題される「トラブルシューティング」問題の作成も簡単ではありません。当然、学生たちは実際に企業等で実装されるネットワークを知りません。そのため、現実のトラブルとかけ離れた問題を作成してしまう可能性があります。そこは社会人メンバーが適切なタイミングでアドバイスを与え、現実的なトラブルへと軌道修正します。自分たちの技術で、現実のネットワークにどれだけ近づけるか。企業ネットワーク、クラウド、ISP や IX をどういう風に再現すればいいか。今まで考えたこともなかった多くのチャレンジに、運営側も挑んでいるのです。 2月下旬、ようやくコンテストの問題も出来上がってきました。次は、その問題の検証状況をレポートします。
続きを読む -
ネットワーキング アカデミー
問題作成・検証から運用まで!学生が構築するトラブルシューティングコンテスト(1) ―トラブルシューティング コンテスト参加チーム募集
来る2015 年 3 月 13 日、「クリエーションライン杯第3回 ICTトラブルシューティングコンテスト」(以下、ICT トラブルシューティングコンテスト)が開催されます。これは、全国の専門学校生、大学生、大学院生を対象とした サーバ/ネットワークなどのインフラストラクチャーを対象にしたトラブルシューティング能力を競うチーム戦です。そして、競技参加者だけではなく、コンテストの企画・運営も学生が行っており、「学生の・学生による・学生のための技術コンテスト」と言えます。 (注)写真は前回の模様です。 シスコは、次世代のネットワーク エンジニアを育成する目的のもと、この「ICT トラブルシューティングコンテスト」に機材を提供しています。その模様を学生のシナリオ作成やコンテスト当日の様子を含め、4回に分けてレポートしていきたいと思います。 まずは、2月3日(水)に参加募集要項が発表されましたので、その概要をご紹介します。 ■問題 セッションごとに出題された問題を、限られた時間内で解いていきます。出題範囲はネットワークのみでなく Linux やセキュリティにも及びます。 <出題範囲> IPルーティング TCP/IPプロトコル データリンクプロトコル 無線LAN DHCP、DNS、Radius等サーバ PXEブート Apacheサーバ mySQLサーバ ■参加チーム構成 参加チームは、5名以下で構成されます。チーム戦ですので、問題解決のための情報交換など、メンバー同士でのコミュニケーション力も問われます。 ■審査基準
続きを読む -
ネットワーキング アカデミー
WebEx を用いた TTBiz 中間報告会
グローバル人材育成を目指して高校生がビジネス プランを競うコンペティション「TTBiz」のキックオフから 3か月が経ちました。来年 1月の発表会に向けて参加学生たちは、ビジネス ブラン作成の真っ最中です。TTBiz の試みは、参加学生にとっては、ビジネスプランの作成を通じて、企画力だけでなく会議の議事進行力も、学ぶ機会になります。 学生たちが作成するビジネス プランの対象となっているのは、旅行・観光業。シンガポールやソウルにいるチーム メンバーとは、ふだんはメールでコミュニケーションしていますが、11月に行われた中間報告会は、本取り組みの企画・運営を支援するアクセンチュアのオフィスで Cisco WebEx を使ったビデオ会議形式で行われました。 電話会議では相手の表情がわからないために、(とくに英語での)意思疎通に困る場面もあるかと思いますが、このようなビデオ会議を利用することで、コミュニケーションがスムーズになります。今回、日本の高校生も議論の中心になって、活発に発言していました。 シスコが提供するネットワークが、こうした国際コンペを実現可能にし、学生の国際交流推進の一躍を担っているわけです。 …
続きを読む