記事
-
セキュリティ
Security Days 2016 レポートと Cloud Days 2016 のご案内―シスコの最新セキュリティ ソリューション
最新のセキュリティ ソリューションが一挙に紹介される、ナノオプト・メディア主催「Security Days 2016」が東京(3 月 3 ~4 日)および大阪(3 月 11 日)で開催され、シスコも出展いたしました。東京ではコンサルティング SE の國分 直晃、大阪ではセキュリティ エバンジェリストの西原 敏夫、とシスコのセキュリティ事業のエキスパートがそれぞれ講演を行いました。 先週末終了した大阪の講演では、先日発表された「シスコ年次セキュリティ レポート(ASR)2016」をベースに、最新のセキュリティ脅威とその対策について深く掘り下げてお伝えしました。定員をオーバーするほど多くのお客様に参加いただき、セキュリティ対策への関心の高さを実感しました。ご来場本当にありがとうございました。 シスコは、2 月末~3 月始めにかけて米カリフォルニア州サンフランシスコで開催された世界的な情報セキュリティ カンファレンス、RSA Conference 2016 においても「Best Security Company and Best Security
続きを読む -
コラボレーション
東日本大震災より 5 年、昨夏の「子供x防災x遠隔交流授業」を振り返る
今日は東日本大震災からちょうど 5 年。地震災害大国とも言われる我が国では、東日本大震災のみならず、1996 年の阪神・淡路大震災や、その他の地域での震災を数多く経験してきました。今後も南海トラフ周辺での大規模震災も予測されるなか、日頃から個人がどのように防災対策を考えるか、また企業や組織においては BCP(事業継続計画)をどう策定し、改善していくか、といったことがますます重要になってきています。 5 年が経過した今、復興が進んだ場所、いまだ課題に直面している地域、さまざまであると認識していますが、大事なことはあの経験を風化させず、今後の防災に役立てていくことだと考えます。 昨年夏(2015 年 7 月 9 日)、文部科学省が主体となり「子供x防災x遠隔交流授業」という ICT を活用した防災・遠隔教育の新たな取り組みが実施され、シスコも技術面で支援させていただきました。当日収録された授業の様子や、学校関係者、文部科学省関係者の方々のインタビューをまとめたビデオをご紹介します。非常に興味深い取り組みですので、是非ともご覧ください。 https://youtu.be/StttIKdxuX0 この遠隔交流授業は、松本 洋平 内閣府大臣政務官、小泉 進次郎 復興大臣政務官、および赤池 誠章 文部科学大臣政務官(それぞれ当時)の発案によるものです。宮城県気仙沼の中学生が、東日本大震災での経験や、そこで得られた教訓を、南海トラフ地震が想定される地域である高知県高知市の中学生にビデオ会議システムを介して直接伝えるという目的で実施され、当日は気仙沼市立階上(はしかみ)中学校、高知市立城西(じょうせい)中学校、シスコ東京オフィスの 3 拠点を接続し、リアルタイムでお互いの学校が準備したプレゼンテーションを行い質問する、という内容で進められました。 階上中学校のプレゼンテーションでは、実際の津波の映像が共有され、当時まだ小学生だった生徒たちの被災経験が伝えられました。一方で、城西中学校は坂本 龍馬の生誕地に ほど近い土地柄もあり、龍馬の「船中八策」をモデルに学校で策定した「地震八策」などを発表。それぞれのプレゼンテーションに対して熱心な質問がテレビ越しに飛び交い、大変臨場感溢れる遠隔交流授業となりました。 授業の最後には階上中学校から城西中学校にエールを送るシーンもあり、胸が熱くなりました。また、この授業から約一ヶ月後には城西中学校の生徒代表数名が実際に気仙沼を訪問し、実際に階上中学校の生徒と顔を合わせ、被災地見学をするなどの交流があったそうです。 地域を越えて、次世代の中心となっていく子供たちに経験や教訓を伝えたり、共有しあう取り組みは本当に素晴らしいと改めて実感します。シスコは今後もこうした活動に、システムやノウハウといった面からお手伝いすることができれば、と考えています。
続きを読む -
コラボレーション
阿蘇山間部の遠隔授業を可能にしたシスコ テレプレゼンスの威力
シスコのコラボレーション製品は、ワークスタイル変革や教育、医療の新しいあり方などに直結するソリューションです。そのため、多種多様な導入事例に接する機会が数多くあります。今回は、一番最近にお邪魔しました熊本県は南阿蘇、高森町での ICT をフル活用した小中学校での公開授業についてお伝えします。 11 月の始めに、高森町でビデオ会議システムを利用した公開授業が実施されました。町における ICT 活用の背景については、先日シスコの公式 Facebook でも軽く触れましたが、まずは町のご紹介から。 高森町は熊本県の最東端、阿蘇山の南東部に位置し、南阿蘇の中心的な町です。雄大な自然に恵まれ、グリーン ツーリズムなどに最適の魅力的な環境ですが、他の地方の例に漏れず人口の減少が顕著です。1970 年には 1 万人を超えていた人口は 2010 年には 70 %弱まで減少、当然のことながら子供たちの数も比例し、学校は統廃合が進んでいきました。8 つあった小学校は現在、山間部に位置する高森東小学校と、市街地の高森中央小学校の 2 校に統廃合されています。2 つの学校は 20 km以上離れており、地理的に統合するのは難しい(生徒が通うことが極めて困難)ということもあり、ICT の力をフル活用した「新たな学校教育のあり方」に向けた試みを行っています。 今回の公開授業は、熊本県教育委員会が推進する「ICT を活用した『未来の学校』創造プロジェクト事業」の一環として実現しました。この事業は、文部科学省が公募した「人口減少社会における ICT の活用による教育の質の維持向上に係る実証事業(学校教育における ICT
続きを読む