Interop Tokyo には、講演・カンファレンス、各社出展ブース、インターネット相互接続バックボーン「Shownet」に加え、その年に注目が集まるネットワーク技術にフォーカスした「Showcase」という展示ゾーンがあります。今年の Showcase で取り上げるのは SDI(Software Defined Infrastructure)です。
Interop Tokyo の Showcase は、2012年に「OpenFlow Showcase」、2013年(昨年)は「SDN Showcase」でした。今年は、OpenFlow から SDN へと広がった流れから、それらに深く関連するようになった技術を含め「SDI(Software Defined Infrastracture) Showcase」として、OpenStack、CloudStack 等クラウド OS/クラウド基盤ソフトウェア、そしてこれらの関連技術をハードウェア(ネットワーク、コンピュート、ASIC 実装レベル)にインプリできるソリューションにも展示を拡張しています。
シスコは昨年の「SDN Showcase」に引き続き、今回も「SDI Showcase」に出展します!
私は昨年、Shownet 構築を担当しました。今年は SDI Showcase 担当としてブース出展ネットワークを担当しています。現在、Shownet NOC チームや SDI Showcase 出展各社ベンダーの皆様との作業を楽しみながら、ネットワークをセットアップ中です。
SDI Showcase 展示ゾーンの見どころは、なんといっても動態展示です!シスコ ブースでは、次のような動態デモを行います。
- Cisco Catalyst 3850、Cisco Nexus 3000シリーズ スイッチによって構成されるキャンパス想定ネットワークにおいて、標準コントローラ フレームワーク OpenDaylight ベースSDN コントローラ Cisco XNC と、CiscoデバイスOSにネイティブに実装されるプラットフォーム API onePK によるネットワーク制御(カスタム ルーティング、帯域制御、パケット制御、運用効率化、ネットワーク可視化)
- Cisco Nexus 9000/ACI アプリケーション ポリシーベース ファブリックとの OpenStack 連携、および Citrix 様を始めとするパートナー ソリューションとのサービスチェーン連携
これらすべての展示内容の情報については、「見るだけで理解できる動画デモ」「見るだけで理解できるパネル」を用意して展示ブース内ディスプレイでご紹介します。
6月5日、事前ネットワーク セットアップのための会場準備期間(HotStage)が終了しました。
HotStage 初日は、多くの動態デモ用機材を準備するための物理作業ために想定以上の時間がかかってしまいました。今年は、Cisco Nexus 9504 重量級 ACI ファブリック スイッチを SDI Showcase 共同ラックに収めるためのラッキング作業とラック内収用のフィッテイングが大きな山場となりました。
シスコの SDN ソリューション全容を SDI Showcase 内シスコ ブースで紹介していますので、ぜひお立ち寄りください。皆様とディスカッションさせていただくことを楽しみにしています。