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脅威リサーチ
注目の脆弱性:画像ファイルを利用した Apple OS X でのリモート コード実行
この脆弱性は、Cisco Talos の Tyler Bohan によって検出されました。 ファイル形式にはさまざまな種類がありますが、その多くは特定の業界の特定の用途向けに設計されています。Apple は、OS X プラットフォーム上でさまざまな形式の画像データにアクセスするためのインターフェイスとして、複数の API を提供しています。Talos は、OS X での画像処理に関連したリモート コード実行の脆弱性として、次の脆弱性を公開しました:TALOS-2016-0171、TALOS-2016-0180、TALOS-2016-0181、TALOS-2016-0183、TALOS-2016-186。 TALOS-2016-0171 Tagged Image File…
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Microsoft Patch Tuesday – 2016 年 7 月
執筆者:William Largent Microsoft 社は製品内に潜むセキュリティの脆弱性に対応するための月次セキュリティ報告を発表しました。今月のリリースには、49 の脆弱性に対応する 11 の報告が含まれています。6 つの報告が緊急と評価され、Edge、Internet Explorer、JScript/VBScript、プリント スプーラ、Office、Adobe Flash Player の脆弱性に対応しています。その他の報告は重要と評価され、Windows カーネル、Office、カーネルモード ドライバ、.NET Framework およびセキュア ブートの脆弱性に対応しています。
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点と点を結ぶことでクライムウェアの再編が明らかに
投稿者:Nick Biasini 6 月の 3 週間ほどにわたって、脅威の状況に変化がありました。いくつもの重大な脅威が姿を消し、これまでにない再編が起こりました。3 週間という短い期間ではありましたが、インターネットは安全な場所になりました。今日に至るまで Angler エクスプロイト キットが再び現れることはなく、脅威の状況は恒久的に変わってしまったかのように見えます。この投稿では、Lurk と呼ばれるバンキング トロージャンに至る一連のつながりと、クライムウェアとの広範な結びつきを持つ登録アカウントについてご紹介します。 詳細…
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注目の脆弱性:Intel HD Graphics の Windows カーネル ドライバにおけるローカル コードの実行
この脆弱性は Piotr Bania によって検出されました。 Talosは、Intel HD Graphics の Windows カーネル ドライバに存在する、ローカルの任意のコードが実行される脆弱性、TALOS-2016-0087 を検出したことを Intel と共に発表しました。この脆弱性はドライバの通信機能に存在し、工作されたメッセージがドライバに送信された結果、サービスもしくは任意のコードの実行が拒否された場合に悪用される恐れがあります。これはローカル コンテキストにおいてのみ発生します。この脆弱性は、シスコの脆弱性のレポートおよび開示ガイドラインに沿って Intel へ開示されました。 TALOS-2016-0087 の詳細 TALOS-2016-0087 (CVE-2016-5647)は、Windows 用 Intel HD Graphics…
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SWIFT スパム キャンペーンに swift(迅速)な対応を!
執筆者:Warren Mercer 概要 Talos は Zepto ランサムウェアの増加を確認し、その拡散方法がスパム メールであることを特定しました。Locky/Zepto は依然としてよく知られたランサムウェア タイプであるため、Talos はスパム メール キャンペーンを注視しています。直近の 4 日間で、137,731…
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注目の脆弱性:PIDGIN の脆弱性
これらの脆弱性は、Yves Younan によって発見されました。 Pidgin は汎用のチャット クライアントで、世界中の数百万のシステムで使用されています。Pidgin チャット クライアントを使用することで、複数のチャット ネットワークで同時に通信することが可能になります。今回 Talos…
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注目の脆弱性:LIBREOFFICE RTF の脆弱性
この脆弱性は、Cisco Talos の Aleksandar Nikolic によって検出されました。 Talos は CVE-2016-4324 / TALOS-CAN-0126、LibreOfficese の RTF パーサーにおける Use After Free 脆弱性を発見したことを発表します。この脆弱性は、スタイルシートと上付き文字トークンの両方を含む文書の解析処理の部分に存在します。スタイルシートと上付き文字要素の両方を含み、巧妙に細工された RTF 文書を LibreOffice で使用すると、以前使われたヒープ メモリ領域を参照するポインタへの無効なアクセスを許可します。ヒープ領域内を上手く操作すると、この脆弱性の存在により、任意のコードが実行される可能性があります。この脆弱性は、ユーザがファイルを開くというアクションを必要とします。…
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