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社員にインタビュー! シスコを選んだ理由、シスコの働きやすさとは?


2024年3月13日


入社12年目:木下聡 CXテクニカルアシスタンスセンター テクニカルリーダー

入社12年目:木下聡 CXテクニカルアシスタンスセンター テクニカルリーダー

 

入社3年目:張本大成 CX テクニカルアシスタンスセンター テクニカルコンサルティングエンジニア

入社3年目:張本大成 CX テクニカルアシスタンスセンター テクニカルコンサルティングエンジニア

 

社員にインタビュー! シスコを選んだ理由、シスコの働きやすさとは? - 吉利まりな

入社3年目:吉利まりな  CX テクニカルアシスタンスセンター テクニカルコンサルティングエンジニア

シスコに入社するまでの経歴を教えてください。

木下:前職は外資系サーバーのベンダーで 10 年ほど商用 UNIX のテクニカルサポート職を経験しました。尊敬できる同僚たちが多く、海外勤務などのよい経験をさせてもらったのですが、自分が担当していた商用 UNIX が技術的に古くなってきており、自分のエンジニアとして一番いい時期にこの製品をこのまま担当し続けていいのかという疑問が出てくるようになりました。

ちょうどその頃にシスコで働いている知人から、テクニカルサポートのポジションを紹介してもらったのがシスコに転職したきっかけです。

シスコ入社後は UCS(Unified Computing System)というサーバー系製品のサポートを担当しました。この製品を担当してから数年後に、製品のサポートを海外チームに移管することになったため、現地での採用活動や、技術トレーニング、プロセスを作ったりチームの立ち上げに尽力しました。

その後は、主に Hyperflex, Tetration, Cisco VIM, Crosswork といった当時まだ日本には導入されてなかった製品について、サポートチームの立ち上げといった経験をしたあと、現在のテクニカルリーダーという職種につきました。

前職を含めると 21 年間テクニカルサポート一筋、エンジニア一筋です。

 

張本:私は学生 時代に情報工学を専攻していたこともあり、プログラマーとして社会人キャリアをスタートしました。しばらくは企業向けの業務アプリケーションや自社パッケージソフトウェアの開発に従事しておりましたが、数年後にジョブチェンジの機会があり、ネットワークエンジニアへ転向し、企業内ネットワークの構築・運用業務に従事していました。

以降、複数の日系/外資の SIer・日系ネットバンク・外資ソフトウェアベンダーなどを渡り歩き、プリセールス、プロジェクトマネジメント、テクニカルサポートなどの様々な業務を経験してきました。また、業務経験の変遷に伴って、IT 技術に関してもネットワークを軸としながら、サーバ、仮想基盤、ストレージ、クラウドと、IT インフラ技術を幅広く経験し、その後、2021 年の 7 月にシスコへ入社して現在に至る形となります。

 

吉利:私は小中学生のときにアメリカに住んでいました。Skype で友人と話をしたり、Yahoo Japan や twitter(現 X)から日本の最新情報を得ることが楽しみなだけでなく、精神的な支えとなりました。東日本大震災が起きたときはリアルタイムの情報を SNS から知り、地元である栃木県の状況を知ることができました。このような IT の恩恵を受け、IT には大きな力があると感じ、将来は IT 関係のお仕事に就きたい!と思い、大学では情報系の学部に進学しました。就職活動の際に、ある企業のインターンにて顧客役の社員から、トラブルが起きた際の対応(ヒアリングの仕方など)をとても褒めていただいたことがきっかけで、トラブルシューティングを行うエンジニアに向いているのではないかと思うようになりました。そのような職種について調べていたところ、シスコのテクニカルコンサルティングエンジニア職を知り、応募しました。

 

なぜシスコだったのか

シスコへの入社の理由・決め手は何でしょうか。

木下:前職では仮想化製品を担当していたのですが、その中で新たな技術である仮想化製品の革新性に触れ、サーバーとネットワークの融合が将来的に期待されることに気付きました。当時はサーバーとネットワークの技術が分かれていたが、仮想化の登場によりこれらの分野が統合される未来が見えました。自らの強みがサーバーサイドであることを考慮し、ネットワーク製品が中心であったシスコで活かせる可能性を感じ、転職を決めました。

 

張本:シスコへ入社する以前は、自分自身は様々な経験を得てきているが、その中で明確に自分のコアと言い切れるものが無く、IT 技術知識に関して器用貧乏な状態に不満足を感じていました。ネットワーク技術には一番長く携わってきましたが、業務経験の変遷に伴って、1 年ほどブランクが空く期間も数回あり、ネットワーク技術知識にも今ひとつ自信を持てずにいました。そんな中、シスコのテクニカルコンサルティングエンジニアの中途採用情報を偶然見かけ、募集要項と自分の経験とがよくマッチしている点に気が付き、応募をしたのがきっかけでした。

「ネットワーク機器といえばシスコ」といえるほど、シスコの IT 業界における知名度は高く、入社する以前からシスコ製品のことはよく知っていました。シスコへ入社した理由は、これまで一番長く携わってきた自身のネットワーク技術をシスコでの業務を通じて、自分自身の中での揺るぎないコア技術へ昇華させたかったというのが理由となります。

中途採用面接で面接官の方々へ色々とお話を伺い、自分の希望を叶えられる環境であると確信を持てたのがシスコ入社の決め手です。

 

吉利:面接の際にどの社員の方とも話しやすかったことが一番の決め手です。当時の私は、外資系企業は怖いという印象があり、面接前はガチガチに緊張していましたが、実際の面接では私からの逆質問の時間が 30 分以上あり、会話ベースでお互いのことを知る時間という形で新鮮で印象的でした。また、私はコロナ禍での就職活動でしたので、最終面接までのすべて面接がリモートであったのも大変ありがたかったです。英語を使いながら、ネットワークだけでなく様々な分野の技術力が身につきそうだと思い、入社を決めました。

 

仕事で大切にしていることと感じるやりがい 

どのような仕事をしていますか。 

社員にインタビュー! シスコを選んだ理由、シスコの働きやすさとは? - 木下聡木下: シスコの製品は、本国の US で立ち上がって、少ししてから日本のお客様に使っていただくパターンが多いです。このため、海外の動向を調査し、この技術は日本でも流行るぞと思ったら、その技術を先行して調査や検証をし、日本に導入された際には迅速にチームの立ち上げ作業を実施するという仕事をしています。具体的には Hyperflex, Tetration, CVIM 等 シスコ製品が日本に初導入された際のサポートチームの立ち上げの作業に携わりました。これらの製品に対して、先行して学んだ技術をトレーニング資料にまとめてエンジニアにデリバリーしたり、新製品の技術サポートのためのプロセス作成、トラブルシュートのためのドキュメント作成作業、開発や海外のエンジニアとの関係構築等です。また、私の得意分野は Linux や仮想化やコンテナ、Kubernetes あたりなのですが、多くのシスコ製品にこれらの技術が使用されております。そのあたりの技術の専門性を広めることが自分の使命かなと思っています。これらの製品についてハンズオンベースのトレーニングを開発し、日本のエンジニアリングチームにデリバリーしたり、作成したトレーニングを英訳して世界中のシスコエンジニア向けにトレーニングを提供したり、各国でトレーニングデリバリーのためのトレーナーを育成したりといったことをしています。

 

張本:お客様環境へ導入済みの製品で発生する、お客様やパートナー企業様で解決することができない難易度の高い技術的問題解決のための調査や、問題解決方法の提供などを中心に行っています。製品としては、入社以来 Cisco Catalyst SD-WAN を担当しておりましたが、2023 年の 12 月から、Cisco Catalyst Center 担当へと変更になりました。

また、製品利用時における操作方法や留意点を記事にまとめてコミュニティサイト上へ公開したり、出版物の一部を執筆させてもらったり、社内業務効率化のための Python コードを作成したりなどの業務も、時間の合間を見て有志で行っています。

 

吉利: Cisco ACI という製品のサポートを担当しています。お客様からネットワーク障害に関するお問い合わせを受けてヒアリングを行い、いただいたログを解析したり、不具合の調査を行うことでお客様の困りごとを解決することが仕事です。他にもログの解析に便利な tool を python などで作成したり、社内だけでなく社外にトレーニングを提供したりします。

 

仕事で大切にしていることは何でしょうか?

木下:目の前の仕事に 120 %のベストを尽くして結果を出すことは常に大切にしています。ちなみに 120 %というのは相手の期待が100 %だとしたらそれを 2 割ぐらい上回る結果を出すことをイメージしています。明確なキャリア目標を持つことはいいことなのですが、やはり仕事の基本は目先の仕事を全力でやることなのかなと思います。そうすれば徐々に面白い仕事にアサインされる機会が増えてきて、自分の仕事の幅も広がり、徐々に自分の進むべき道や、その先にあるキャリアも見えてくるのではないかと思います。

 

張本:解決できない問題は無いとポジティブに捉えて、諦めずに行動し続けるマインドを持つことです。テクニカルコンサルティングエンジニアは、お客様やパートナー企業様で解決することができない難易度の高い技術的問題を取り扱っています。お客様やパートナー企業様にとって、我々は最後の砦のようなものになるかと思います。対応する問題は難易度の高いものが多いですが、製品は人間が作ったものであり、そこで発生する問題はどのようなものであっても人間が対応可能な範囲を超えることは絶対にない、と考えると、冷静に問題と向き合うことができるようになると思います。そして、問題を解決するために考えつくあらゆる手段を洗い出し、それを実行していく。実行しても問題解決できないようなら、周りを巻き込んでいき、問題解決に向かって諦めずに取り組み続ける、といったことを大切にしています。

吉利:真面目に丁寧に一つずつ取り組むことです。当たり前なことですが、約 3 年間テクニカルコンサルティングエンジニアとして働いていて一番重要なことだと私は考えています。お客様とはメールでのやり取りが基本となるため、私がメールを送信しない限り、お客様は私の状況が一切分かりません。私が本当にそのお問い合わせの調査をしているのかどうか、どこまで解析が進んでいるのか、お客様は気になるはずです。そのため、お客様に頻繁に連絡して現在の状況を伝えることを心がけています。どんなに難しい問題でも問題の原因となる可能性がある点を自分で一つずつ調べ、実機にて検証を行うことが大切です。自力だけで問題を解決できなくとも、その調査した結果を用いて、あらゆる部署と協力することで問題が解決することが多々あります。そのため、真面目に丁寧に一つずつ取り組むことが大切だと思います。

 

どんなときに、やりがいを感じていますか? 

社員にインタビュー! シスコを選んだ理由、シスコの働きやすさとは? - 張本大成木下:私のメインの仕事はトラブルシュートなので、複雑な問題の原因を突き止めて解決できた瞬間です。テクニカルサポートエンジニアとして面白いと感じることは、そこに尽きると思います。また、トレーニングを開発する際に、複雑な観念をいかにわかりやすく説明するか、どうやったら受講者に興味を持ってもらえるか、といったことを考えることも楽しいですね。実際にトレーニングを受講してもらってとてもわかりやすかったと言ってもらったり、その技術を使ってどんどん受講者が活躍している姿を見るのはとてもやりがいを感じる瞬間です。

張本:自分自身、問題解決を行うことに喜びを感じる性質があると感じています。解決事例が無いような大きな問題が発生した場合、シスコ社内の営業・SE・海外の開発部門の方々と一丸となって解決を目指しますが、それぞれ文化や考え方、言語の異なる方々と連携し、上手く問題解決へと至った際、大きな達成感とともに自分自身の成長も感じとれる点にこの仕事のやりがいを感じています。

吉利:日々の成長を感じられることです。入社前は IP address とmac address を知っている程度でしたが、入社 3 年目で CCIE Data Center を取得するレベルまでに達しました。お問い合わせの調査の過程で知らない技術を深く知ることができる技術面における成長だけでなく、ヒアリング方法やメールの書き方などのお客様対応に関しても成長していると感じています。また、tool 作成を通して苦手と感じていたプログラミングができるようになってきており、嬉しく思います。

 

シスコとテクニカルコンサルティングエンジニアの魅力

シスコの良いところは何でしょうか?

木下:個人の裁量が大きいことでしょうか。シスコの伝統的な考えとして、上から降ってくる仕事は大きな枠組みしか決められておらず、細かいことは個人で判断して仕事するという文化があります。このため自由に仕事ができて、結果が出た場合には、それを評価してくれるという文化もあります。

あとは従業員のことを大切にする文化でしょうか。自宅勤務制度や勤務地選択の自由、有給の取りやすさ、最先端のオフィス、個人の勉強に対する支援、仕事の裁量の大きさ、仕事の結果に対する評価をきちんとしてくれるなど、いろいろあります。特に私はオフィスまで片道 2 時間近くかかるところに住んでいるので、自宅から働けるというのはとても助かっています。

 

張本:社員の自由を尊重してくれる点が非常に良い点だと感じています。誤解が無いようにすると、シスコは企業であるため、当然、秩序は存在します。ですので、完全なるフリーダムであるという意味ではありませんが、社員個人の業務上での選択の自由をとても尊重してくれていると感じています。

例えば日々の業務において、細かくオペレーションを指示されることはありません。順守すべきルールは当然ありますが、基本的には、割り当てられた問題に対してどのように対応していくかを自分自身で考えて決めることができる自由があります。では日々の業務において全くサポートがないのか?というとそうではなく、マネージャーやチームメンバーに対してサポートを仰ぐことも自由です。サポートを仰げば皆さん快く助言してくれます。

また、業務に就く前に、十分な内容と期間のトレーニングもありますので、安心して業務にあたることができます。加えて、トレーナーによる講義形式のトレーニングや、セルフラーニング型のトレーニングも通年提供されるので、その時々で、自分自身が興味関心を持つトレーニングを自由に受講することもできます。インターネット回線があることが前提になりますが、働く場所も自由に選択できます。

その他、自動化による業務効率・顧客満足度の向上を目指す VT (Virtual Team)など、社内には複数の有志による VT が存在しており、それらの活動に参加することも自由です。

私自身、複数の日系企業や外資系企業を経験していますが、業務における自由度は抜群に良いと感じていますので、これはシスコで働くことの大きな魅力と思っています。

 

吉利:フラットなところです。風通しが良く、会議などにおいて発言しにくいと感じたことはありません。私のような若手の意見を求められ、尊重される文化があります。業務を強制されることはなく、社員の自主性に委ねられています。私の上司が私に「これをやっておいてね」と言うのではなく、「この企画に参加してみない?こういう部分で吉利さんの成長に繋がると思うのだけど」と言ってくださることがとても嬉しいです。また、社員のパフォーマンスが最大限に発揮できるようにその人が働くことを推奨しています。ハイブリッドワークを推奨しており、柔軟に働けるところも魅力的です。実際に私はオフィスよりも家で仕事をするほうが集中できるため、飼い猫と一緒に毎日仕事をしています。

 

テクニカルコンサルティングエンジニアの良いところは何でしょうか?

木下:テクニカルコンサルティングエンジニアの仕事はいわば探偵のような仕事です。トラブルが起きたときに残った痕跡から証拠を集めて犯人を追い詰めていく仕事です。この際に必要なことは技術を深く追求する姿勢です。物事の原理を深く追求することに興味がある人には最高の環境だと思います。

また、シスコのテクニカルコンサルティングエンジニア職は多くの権限が与えられています。例えば製品にもよりますが、担当製品のソースコードアクセスの権限が与えられています。開発側の詳細な情報、設計思想、設計デザインドキュメントなど、アクセスできる情報の範囲も広いです。不具合の情報にしても、コードレベルでどのような修正をしたかが分かります。ある程度規模のある普通の会社ではこういった権限を持てることは非常に稀だと思いますし、前職にいたときにはこういった情報にアクセスする機会はあまりなかったので驚いた覚えがあります。

つまりシスコのテクニカルコンサルティングエンジニア職はやろうと思えばどこまででもできます。問題の原因をコードレベルで追求し、時には修正方法について開発側にフィードバックすることもできます。

また、企業文化として、単なるトラブル対応だけではなく、いろいろなプロジェクトに関わることができます。例えばツールについては自分たちで作ってしまおうとか、社内で協力して本を出版しようとか、グローバルの様々なプロジェクトに貢献したり、こういった組織の枠組みの自由度の高さもよいところだと思います。

また、社内の部署間の異動制度もあり、本人の意志で障害解析の部署から、構築側やセールス側に異動したり、海外の部署に自由に異動する機会があるのも魅力の一つだと思います。

 

張本:まず、技術をとことん探求できる点です。

シスコは東京も含め、世界各地にテクニカルコンサルティングエンジニアが検証を行うためのラボを複数有しています。ラボには物理的な機器の他、仮想アプライアンスを動作させるための仮想基盤もあります。物理的な機器を使用する場合、予約は必要になりますが、問題の再現や機能の挙動確認など、実機を使った検証を気が済むまでとことん取り組むことができ、技術が好きな人にとっては非常に魅力的な環境だと思います。

また、お客様とのコミュニケーション力を培うことができる点もよい点だと思います。

テクニカルサポートはメールでのやりとりが多い印象があるかもしれませんが、文章だけでは捉えきれない背景があることがほとんどです。そういった場合、電話や Webex でのリモート会議を通じてお客様やパートナー様と直接会話し、問題の背景を把握したり、問題をどのようなレベルでクリアすればよいのか、ゴールに関して共通認識を持つなどの対応を行います。そのような対応を通じて、お客様とのコミュニケーション力も培うことができると思います。個人的には、コミュニケーション力はどのような職種であっても活きる不可欠なスキルだと思いますので、業務を通じて培えるというのは大きなポイントだと思っています。

 

吉利:技術力のある、ものすごい人たちに囲まれているだけでなく、ラボが自由に使えるという素晴らしい環境があるところです。どの社員の方も技術が大好きで、技術に対する熱意や知識量が尋常ではないです。ネットワークに関する知見だけでなく、Linux やプログラミングなどの技術に関しても皆さん大変詳しいので、リモートでもわからない部分を丁寧に教えていただけることが非常に助かっています。ラボで満足するまで実機を使った検証を実施することができるので、技術が好きな方にはたまらないです。

また、相手に伝える力が自然と磨かれることも良いところです。お客様との日々のメールのやり取りではログを抜粋しながら調査の結果を報告するため、メールが長文になってしまうことが多々ありますが、長文でも相手に伝わりやすいようにメールを丁寧に書くスキルが身についたと自分自身で感じています。また、文章だけでなく、社内外へのトレーニングの提供を通じて、相手に伝わりやすいような口頭でのコミュニケーションスキルも磨かれてきていると思います。

 

普段の 1 日の過ごしかた

仕事の日は、どのようなサイクルで過ごすことが多いでしょうか?

木下:私は早起きが苦手なのでわりとギリギリまで寝ていることが多いです。基本は自宅勤務なのでこの点は助かっています。関わっているプロジェクトによっては夜間のミーティングが続くこともありますが、基本は 9 時 -18 時くらいが仕事の時間ですね。それからちょっと一休みをしてご飯を食べたり家族との時間を過ごして、その後は個人の勉強に当てています。自宅勤務で通勤がないのでそのあたりの時間を勉強とか、家族との時間にあてたり出来るのがいいですね。9 時 -18 時くらいの仕事の内容は日によって全然違います。何か障害対応のエスカレーションがある場合はひたすらログを見る場合もありますし、トレーニングの準備を進めている場合は一日中トレーニング資料を作ったり、そのときにアサインされている仕事によって全然違います。

 

張本:テクニカルコンサルティングエンジニアは、お客様やパートナー企業様からの個々のお問い合わせをサービスリクエストという単位で取り扱っているのですが、1 日のサイクルとしては、就業開始時に社内向けのメールをチェック、その後、割り当てられたサービスリクエストの状況を確認し、お客様からのアップデート有無を確認の上、各問題の対応継続を業務終了まで行っています。割り当てられたサービスリクエストの対応としては、社内ドキュメント調査、開発部門への確認、実機での検証、不具合登録とその進行状況の確認が主で、私の場合、実機検証を行っている割合が多いです。

1 日のサイクルの基本は上記の通りですが、サービスリクエストは日々新規に発生しますので、発生の都度、受け取って対応を開始します。また、トレーニングや有志での活動は、上記の 1 日のサイクルの中で、時間の合間に取り組むことが多いです。

 

吉利:9 時に業務を開始して、メールと自分が担当しているお問い合わせの状況を確認します。確認後、お問い合わせの中でも優先順位をつけて、上から順に取り組んでいきます。社内のドキュメントを精査したり、ログを解析したり、実機で検証したり、不具合を登録したり、調査の結果をお客様や開発部門に報告するなど、やることはたくさんありますが、ひとつずつコツコツとこなしていきます。18 時までに退勤することが多いですが、忙しいときは 20 時頃に退勤する場合もあります。また、会議があまりない月曜日と金曜日は比較的時間に余裕があるので、プログラミングやトレーニングの資料作成を行っていることが多いです。

 

休暇は取りやすいですか?

木下:すごく取りやすいです。私は個人ベースの仕事をすることが多いので自分のペースで休みを取っています。大きな仕事が終わったあとは 1 週間連続で有給を取ることも珍しくないです。

 

張本:休みは自由に取得することができます。

特に、子供の急な体調不良による看病が必要になった場合などに気兼ねなく取得することができるので、とても助かっています。

 

吉利:休みを希望して取れなかったことはありませんし、有給休暇の付与日数が使い切れないほど多いです。体調が優れないときや、急用で 1 時間くらい仕事を抜けなければならないときはチームにチャットするだけでよいので非常に助かっています。実際に仕事中に猫の体調が突然悪くなり、動物病院に駆け込んだことがあります。在宅勤務でないと猫の体調の異変に素早く気づけなかったので、ワークライフバランスが充実しているシスコで働いていて良かったと心から思います。

 

キャリアプランを描き実現するための体制と風土

ご自身の キャリア開発について会社からどのようなサポートがありますか?

社員にインタビュー! シスコを選んだ理由、シスコの働きやすさとは? - 吉利まりな木下:申請した社外トレーニングの予算が通らなかったことはないです。シスコは教育に対する大きな予算を持っているので、受けたいと思ったトレーニングはほぼすべて受講できるという印象です。現在担当している技術とは直接関係ないが、今後伸びていく可能性がある技術分野に対するトレーニングも受講させてもらえるなど、絶大なサポートがあります。

具体的な話をすると私は RHCA という RedHat 社の最上位の資格を取得させてもらったのですが、その資格を取るためにはトレーニング受講費用や資格受験試験費用を含めるとかなりの予算が必要でした。それを当時のマネージャーに相談したら全然いいよと言っていただいて全額支給してもらいました。ただ、きちんとチームや会社に還元しないといけないなと思っているので、エスカレーションを受けた際にそういった知識を活かしてヘルプしたり、何らかの形で還元するように意識はしています。

またシスコは、お互い教えあう文化がすごく充実しています。様々な専門性を持つ人がいろいろなトレーニングを実施してくれるため、日本語、英語問わずに様々なコンテンツが用意されています。そういう文化もなかなか他の会社にはないところですね。

 

張本:毎月 1 回、直属マネージャーと 1 on 1 でのミーティングがあり、自分の興味のある技術やシスコでやってみたいことを相談する機会があります。相談すると、マネージャーから関連するトレーニングや、VT を紹介していただけるので、それを通じて自身のキャリア開発を図っています。私は 2023 年 12 月から担当する製品が変更となっていますが、私自身ソフトウェアに関する知見をより高めたいという希望があり、直属マネージャーと 1 on 1 の場で相談をした結果、担当する製品を自身のキャリアへつながるものへ変更いただきました。

また、資格取得となると有償になることがほとんどだと思いますが、マネージャーと相談して OK がもらえれば、社外資格であっても無償で受験することができます。なお、シスコの資格であればほぼ無償で受験できます。(CCIE の実技試験は回数制限あり)

他にも、社内で開催されるトレーニングが非常に多くあります。社員の技術力向上を目的とした Talent Development と呼ばれる活動の中では、 Python や JavaScript を使ったコーティングの基礎や ChatGPT のプロンプトエンジニアリングの基礎トレーニングなどが提供されますし、開発部門からも新バージョンソフトウェアで追加された機能紹介のためのオンライントレーニングが定期的に提供されています。さらに、学び得た知識を Chalk Talk という形で自身のチームメンバーへプレゼン形式で共有する活動も頻繁に行われています。新たな技術知識に触れられるチャンスが豊富にありますので、それらを通じて自身の技術力を伸ばし続けています。

 

吉利:シスコが提供している資格やトレーニングは無料で受けさせてもらえるものが大変多く、助かっています。私が取得した CCIE Data Center も一回受験するのに $1600 USD かかりますが、無料で受験しました。トレーニングについては数が多すぎて、勉強する時間が足りないくらいです。今年はグローバルにトレーニングを提供する貴重な機会があるため、英語研修補助制度を利用して語学学校に通っています。

また、テクニカルコンサルティングエンジニアによる社内トレーニングが月に 2 回ほど開催されており、そのトレーニングを受講したり、希望してトレーニング講師を務めることができます。トレーニングの内容はネットワークや Linux、プログラミングなど技術に関するものから、お客様対応の仕方まで多岐に渡ります。トレーニング内容は受講者の声を反映したものが多く、こういうトレーニングをやってほしいとリクエストをすると実際に開催されます。私はずっと受講者側だったのですが、先日「ChatGPT のプロンプトエンジニアリングの基礎トレーニング」というトレーニングを講師として、実施しました。トレーニング本番では緊張しましたが、多くの方が聞いてくださって大変嬉しかったです。

 

新卒研修についても教えてください。

吉利:新卒研修は 4 月から 8 月末の約 5 ヶ月間で行われました。私はコロナ禍の入社だったため、当時はすべての研修がリモートで実施されました。4 月頃はパソコンやツールの設定や使い方からはじまり、シスコの歴史や組織の役割だけでなく、各テクノロジーの製品についても丁寧に教えていただきました。その後、コミュニケーションスキルや社会人なら知っておいてほしいマナーといった基礎的なところから、ネットワークやそれに関連する技術について深く学ぶことができます。実際に研修中にシスコが提供する CCNA、CCNP Enterprise、DevNet Associate という 3 つの資格を取得しました。

 

就職活動中のみなさんへ 

最後に就職活動中のみなさんへ、メッセージをお願いします。

木下:シスコは世界中のネットワークの世界で使用されている製品群を用意しています。ネットワークの技術を極めたいと思っている人には最高の環境だと思います。常に新しい技術が出てくるなかで、最先端の技術に触れられる環境です。逆に言うと、その技術についていくというのはすごく大変です。

よく学生さんと話していると「自分には今技術力がないので…」と心配される方がいらっしゃいますが、そういったことはあまり重要ではなく、新しいことに挑戦する意欲とか、継続して学ぶ意志がある人にとってはベストな環境だと思います。シスコを就職活動の中で選択肢の一つに入れてもらえたら嬉しいです。

 

張本:今のご年齢で過ごせる学生生活は一生に一度しかない、とても貴重なものだと思います。学生生活中にやり残したことが残らないよう、まずは充実した生活をお過ごしください。そして、テクニカルコンサルティングエンジニアに興味を持たれた方は是非チャレンジしてみてください。共にシスコで働けることを楽しみにしております。

 

吉利:約 4 年前のコロナ禍に就職活動をしていましたが、自分の将来がどうなるのか毎日不安でたまりませんでした。就職活動では、自分のこと(何をやりたいのか、何が得意なのか)を知ることが最も大切だと思います。世界一のネットワークの会社で技術を深掘りしたい!と思う方はぜひ テクニカルコンサルティングエンジニア職に応募してみてください。一緒に成長していけることを楽しみにしています。

 

Cisco TCE 紹介(PDF – 2.4MB)
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