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初めての WebexAPI 活用①(会議予約システムを作成する)


2021年7月9日


Cisco Webex には様々な製品・サービスが存在します。

各製品・サービスで活用できる API や SDK がシスコから提供されているのはご存知でしょうか?

元システムインテグレータの SE で、現在シスコのコラボレーション担当 SE が、「Messaging」「Meetings」のサービスに対して API を活用し、Messaging に追加した bot と会話することで会議室予約と Webex Meetings のスケジュール予約を行うシステムを作成します。


 

会議予約システム作成までに取り組んだ内容を5回に分けて連載します。

本記事は1回目導入として、API/SDK、作成した会議予約システム、連載内容の紹介になります。

 

API/SDK について

Cisco Webex の製品・サービスに提供されている API/SDK は以下の通りです。

API
概要 対応製品・サービス 活用例
・ RESTful API
・ 全ての Webex サービスで提供
・ 充実の機能
・ Webex Meetings
・ Webex Messaging
・ Webex Calling
・ Webex Devices
・ 自家製会議予約サイト
・ FAQ チャットボット
・ 電話予約サービス
・ 無人受付端末
SDK
概要 対応製品・サービス 活用例
・ ブラウザ SDK
・ iOS/Android SDK
・ 実績多数
・ Webex Meetings
・ Webex Messaging
・ Webex Calling
・ Webex Devices
・ オンライン英会話
・ スポーツのグループ観戦
・ Web サイト チャット窓口

今回作成してみた会議予約システムは、上記「Messaging」「Meetings」の API を活用しました。

 

会議予約システム

作成した会議予約システムは次のようなシステムです。

【Webex Messaging 画面】

Webex Messaging 画面

【作成された Webex Meetings】

作成された Webex Meetings

この会議予約システム作成に使用した API は「Cisco Webex」のアカウントを作成すれば誰でも使用することができます。

プログラムが書ければできることは増えますが、プログラムが書けなくても用意されているソースを一部書き換えるだけで機能を体感できます。

また Cisco が提供する API だけでなく、サードパーティの API を活用することもできます。

サードパーティー提供の既製品 API を使用したほうが簡略化できる手順もありますが、今回はすべて Cisco 提供の機能を使って1から作成してみました。

※iPaaS を活用したプログラミングを一切行わない bot 作成について以下記事参照

 → webMethods.io を使用して Webex Messaging の bot を作成する

 

冒頭の記載通り、この会議予約システムを作成するまでに体験した内容を連載します。

※2回目以降はエンジニア向けの内容となっております

開発環境

windows10

git(2.31.1.windows.1)

ngrok(2.3.40)

node.js(14.16.1)

Python(3.9.5)

PostgreSQL(13.2)

 

連載内容

第1回:会議予約システムを作成する(導入)

第2回:環境構築

第3回:bot を作成して Webex Messaging で動かす

第4回:Integration を作成し API を使用する

第5回:会議予約システムを作成する

 

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