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デジタル会議から在宅勤務まで、幅広く働く環境を支えるシスコ コラボレーション


2020年4月10日


この記事は、Cisco Cloud Calling Product MarketingのSenior ManagerであるSonali Karnik によるブログ「From Digital Conferences to Work-From-Home Cisco Collaboration Has Got Your Backpopup_icon」(2020/3/31)の抄訳です。

 

AI と機械学習を活用した最先端のテレワークソリューションを実現するため、シスコと NVIDIA 社が提携

当社は以前から NVIDIA 社と充実した提携関係にあります。同社のプロセッサは、シスコの Webex Panorama シリーズ、Room シリーズ、Room Kit シリーズ、Webex Board、および Desk Pro に搭載され、Webex Assitant、顔認識、ノイズ抑制、話者追跡などの機能を実現しています。これらの機能はテレワークでも不可欠です。

オフィスで同僚と向き合い、同じ屋根の下で働くことに慣れていると、テレワークでは働き方の調整が必要になるかもしれません。

そこで活躍するのが、シスコと NVIDIA ブランドの技術です。働き方の調整を容易にし、快適で生産性の高いリモートワークを可能にします。

 

在宅勤務でエンゲージメントを高めるには高画質・高音質が不可欠

Webex Rooms の成長・戦略コミュニケーション責任者の Jason Hansen は、先週公開された「Workplace Turn On Video-Its No Longer Optional(もはや職場で必須のビデオ機能)popup_icon」において、リモートワークで対面コミュニケーションに替わる最良の方法がビデオ会議であることを解説しています。ビデオでは、目を合わせて会話し、顔の表情やボディーランゲージなど言語以外の情報を読み取ることができます。参加者は、自分の発言がどのように受け取られたかを確認できます。さらにリーダーは、参加者が集中しているかを把握できます。

Sandeep Mehra による記事「Workplace Experiences: How Remote Work is Transforming the Workplace(職場を変革するリモートワーク)popup_icon」では、会議で参加者が物理的に集まる割合が、2024 年には 25% まで下がるという Gartner の予測を紹介しています。
組織のリーダーからよく聞かれる意見は、従業員が孤立を感じやすいリモートワークでも、ビデオにより士気を高めてメンタルヘルスに役立っているということです。

自宅から音声やビデオを使ってミーティングに臨むことに馴染めず、違和感を感じる人もいることでしょう。しかし Cisco Webex ビデオ会議端末には、チームとの連携を保てる、直感的で豊富な AI/ML 機能が組み込まれています。従業員エンゲージメントを引き出すために不可欠な高品質の音声とビデオを利用できます。こうしたインテリジェンスを実現したのが、NVIDIA 社の Jetson チップです。より快適なテレワーク環境を実現し、在宅勤務を新しい日常として受け入れられるよう支援します。

 

Webex により、「3 密」を避けながらも密接なコラボレーションが可能

在宅勤務であっても、フィットネスのような福利厚生や、同僚との交流が失われるわけではありません。ノルウェーの Cisco Webex チームは、ビデオ会議を使用して毎日ヨガを行うようになりました。この背景には、ビデオと音声による 1 対 1 またはグループでのコラボレーションが、組織全体に浸透していることがあります。デジタル世界の住民として責任を果たしながら、社会的な結束も維持できています。

英国 の Cisco Webex チームは、ティータイムに Webex で近況を報告し合うなど、つながりを保っています。ノルウェーチームでも、毎日ヨガを一緒に行うなど、社交の維持に活用しています。

英国 の Cisco Webex チームは、ティータイムに Webex で近況を報告し合うなど、つながりを保っています。ノルウェーチームでも、毎日ヨガを一緒に行うなど、社交の維持に活用しています。

 

AI ML の技術がバックグラウンドで動作し、快適な会議をサポート

自宅の中を同僚に見られたくないリモートワーカーは、ビデオに抵抗があるかもしれません。新しい Cisco Webex Desk Pro では、背景の部分を簡単にぼかせます。しかも、実際の室内の映像を、別の画像や背景と入れ替えることも可能です。これらはすべて、参加者が会議に集中できるよう助けます。

在宅勤務でもう 1 つ問題になるのは、予期できないバックグラウンドノイズです。そこでシスコのデバイスは NVIDIA のチップセットと機械学習を活用し、犬が吠えたり、救急車のサイレン、タイピング音といった雑音を音声から切り離します。

また、ストレッチなどでミーティング中に椅子から立ち上がる場合もあるでしょう。そこで活躍するのが自動追跡カメラです。Webex デバイスの AI 技術が顔を認識して、ユーザを常に追いかけます。常に画面の中心に捉えるため、対面ミーティング以上に快適なコラボレーションを体験できます。

しかも、個人の顔を認識して名前をタグ付けできるため、相手の情報をよりよく理解して、話を深めることができます。

これらを実現する機械学習と AI は、クラウドに頼らず、すべてデバイス側で処理されます。デジタル処理速度が向上するとともに、使用帯域や遅延を抑えられるメリットがあります。

シスコ コラボレーションと NVIDIA 社のチップセットにより、管理されたコラボレーション環境を、エンドツーエンドで実現できます。デバイスからネットワーク、さらにはデータセンターのクラウドアプリケーションから他のエンドポイントに至る経路全体が最適化されており、高い快適性も実現しています。

 

在宅でのコラボレーション

まとめると、次のような要素により、在宅勤務でも最適なコラボレーション環境を実現できます。

  • 高品質のビデオと音声
  • ビデオの背景をぼかす、または別の画像に差し替える機能
  • 背景の雑音を抑える、インテリジェントな音声検出
  • フレーミングの自動化
  • 会議参加者の個人識別と名前のタグ付け

Webex Teams と Webex Meetings のどちらから参加しても、快適な環境を利用できます。今回ご紹介した機能は、Webex Board、Room Panorama、Desk Pro、Room、Room Kit シリーズを含む、NVIDIA Jetson チップ内蔵の Webex Rooms デバイスで有効です。

 

最後に

Webex は、世界最先端のビジネス向けビデオ コラボレーション プラットフォームですが、単なるビデオ会議ソリューションではありません。より統合され、より安全で、より信頼性の高いものです。さらに重要なのは、簡単に使用できることです。政府機関、大学、企業、一般ユーザの誰でもオンラインで、ビデオを使用して、リモートで迅速かつ確実にコラボレーションできます。快適で直感的な環境によって従業員エンゲージメントを高め、利用を拡大することで、最終的には在宅勤務のストレスが減少し、生産性が向上します。現在は厳しい状況にありますが、根本的な働き方改革のチャンスとも言えます。今後は、労働力、労働形態、労働スペースの違いよりも、人間主体のコラボレーションが重要となるため、個人の貢献がより大きな意味を持つことになります。

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