RAT

エンドポイントに壊滅的な被害を与える CRAT が拡散中

最近、Cisco Talos は、CRAT と呼ばれるリモートアクセス型トロイの木馬(RAT)ファミリの新しいバージョンを確認しました。CRAT は、あらかじめ組み込まれた RAT 機能を実行するだけでなく、感染したエンドポイントに悪意のある別のプラグインをダウンロードして展開する機能を備えています。

2020年12月2日

「Wolf」の再来

Cisco Talos では、以前に流出したマルウェア「 DenDroid」をベースとする、新たな Android マルウェアを発見しました。Talos ではこのマルウェアを「WolfRAT」と呼んでいます。マルウェア本体やコマンド & コントロール(C2)インフラが、Wolf Research との関連性を強く示唆しているからです。

2020年6月1日

進化したマルスパム攻撃「Aggah」が多数の RAT を拡散

Cisco Talos では、進化した Aggah 攻撃を確認しました。スパムメールで Microsoft Office の不正ドキュメントを拡散し、標的ユーザのエンドポイントに対して多段階の攻撃を仕掛けるものです。

2020年5月14日

PoetRAT:COVID-19 に乗じて、Python RAT がアゼルバイジャンの公的機関や民間企業を攻撃

Cisco Talos は、未知のマルウェアファミリを基盤として新たなキャンペーンが展開されていることを発見し、このファミリを「PoetRAT」と命名しました。現時点では、既知の攻撃者に結びつくものとは考えていません。

2020年5月1日

ObliqueRAT:悪意のあるドキュメントに潜む新種の RAT がエンドポイントを狙い撃ち

Cisco Talos が「ObliqueRAT」と名付けたリモートアクセス型トロイの木馬(RAT)を拡散させるキャンペーンが最近確認されています。また、2019 年 12 月以降拡散されている別の RAT「CrimsonRAT」とよく似た不正ドキュメントやマクロを使用するなど、双方の間での関連性も確認されています。

2020年3月4日

増殖する RAT「Loda」

Talos は、新バージョンの Loda で次のような変更点を観察しました。まず、AutoIT スクリプト内で使用されている難読化手法が、別の形式の文字列符号化に変更されています。

2020年2月25日

リモートアクセスのトロイの木馬

大手のテクノロジー企業に勤務していて、革新的な製品を間もなく発表する場面を想像してみてください。市場では国内外の競合他社がひしめき合っています。新製品の影響力については、メディアやオンラインで多くの注目や推測を集めています。顧客も同様に高い関心を寄せています。

2020年1月10日

悪意のある OpenDocument ファイルを使った新たな脅威

Cisco Talos による最近の調査では、一般的なウイルス対策エンジンを回避するため、従来とは異なるファイル形式が攻撃で使われていることが判明しました。これは特定のファイル形式に限った話ではありませんが、今回の事例は、マクロベースの感染ベクトルに「注力しすぎた」ウイルス対策エンジンの盲点を突く、新しい攻撃アプローチだと言えます。

2019年10月10日

退役軍人に向けた偽の雇用支援サイトでマルウェアを配布する Tortoiseshell

Cisco Talos では最近、求職中の米国人、特に退役軍人を狙う攻撃者を発見しました。この攻撃者は Symantec 社によって「Tortoiseshell」と名付けられており、退役軍人の雇用支援を装ったサイト(hxxp://hiremilitaryheroes[.]com)に被害者をおびき寄せています。サイトの URL は、米国商工会議所のもの(https://www.hiringourheroes.org)と酷似しています。偽のサイトはアプリのダウンロードをユーザに求めますが、このアプリは実際のところスパイツールといったマルウェアのダウンローダです。

2019年10月3日

RAT 攻撃:ソース コードが流出した RAT を使用して PC へ侵入する

Orcus RAT と RevengeRAT は、攻撃で多用されている 2 種類のリモート アクセス型トロイの木馬(RAT)です。RevengeRAT は 2016 年に登場して以来、世界中の組織や個人を狙った攻撃で幅広く使用されてきました。RevengeRAT に関連するソース コードは以前に一般公開されたことで、悪意のある目的で攻撃者に利用されています。

2019年9月17日