この記事は、Cisco HyperFlex 担当プロダクトマネジメント シニアディレクターである Vijay Venugopal によるブログ「Top 10 Customer Reasons Why HyperFlex grew 2X the HCI market in Q2」(2019/10/7)の抄訳です。
業界トップのテクノロジー調査・分析企業である IDC 社は、ハイパーコンバージド インフラストラクチャ(HCI)市場に関する最新レポートを発表しました。レポートによると、Cisco HyperFlex は 2019 年第 2 四半期において、収益ベースで 46.8% という著しい成長を遂げています。HCI 市場全体の平均成長率は 23.7% であるため、シスコの成長率はその 2 倍ということになります。さらに HyperFlex は HCI 市場でトップ 3 に入っています。今回の記事では、HyperFlex がお客様に選ばれている理由をご紹介します。
では、HyperFlex が 2019 年 第 2 四半期におよそ 2 倍の成長率で急速に拡大したトップ 10 の理由を発表します!
第 10 位:スーパーカーのデザインを手がける企業、Pininfarina社による洗練されたフロントデザインが人気となり、お客様が好んでデータセンターに HyperFlex システムを導入
デザインだけでもこの完成度であれば、製品内部の品質の高さをご想像いただけるでしょう。
第 9 位:信頼性の高い Cisco UCS プラットフォームを基盤に構築された HyperFlex は、コンピューティング、ストレージ、ネットワークを含む業界初の完全なソリューション
Cisco UCS は 10 年前にサーバ分野で革命をもたらした製品で、コンピューティングとネットワークを一元管理ソリューションによってシームレスに統合します。Cisco UCS による技術革新は、HyperFlex と統合されたハイパーコンバージド ソリューションの開発によって拡大しています。
第 8 位:財務基盤がしっかりした信頼できる単一のテクノロジーパートナーからソリューションを購入するというシンプルさが好評
HCI ソリューションの構築で複数ベンダーから異なるコンポーネントを購入すると、複雑になりがちです。問題発生時にはベンダー同士で責任をたらい回しする事態も発生します。もちろんシスコの製品にはこのような問題がありません。HyperFlex は、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークを統合するソリューションであり、受賞歴のあるシスコのサポートに支えられています。詳細については、Gartner 社の Web キャストや HyperFlex At A Glance をご覧ください。
第 7 位:お客様が求めるのは業界をリードするプラットフォーム
HyperFlex はわずか 2 年半で、Gartner Magic Quadrant のハイパーコンバージド インフラ分野におけるリーダーとして認められるほどに成長しました。
第 6 位:HyperFlex はサイロの排除を実現
HCI は新たなサイロを作り出すのではなく、排除するために考案されました。そのためにシスコでは、HyperFlex を Data Center Anywhere アーキテクチャの基礎に据えています。HyperFlex ソリューションは、コンバージド インフラストラクチャ、ユニファイド コミュニケーション、アプリケーション パフォーマンスの監視、インフラの最適化、マルチクラウド オーケストレーション、SD-WAN やセキュリティといった、重要な IT 領域全体に対応します。シンプルでシームレスなカスタマーエクスペリエンスを実現します。
第 5 位:HyperFlex と連携する Cisco Intersight により、お客様はインフラの一元化とインテリジェントな制御を実現
Cisco Intersight は、世界中の複数の HyperFlex クラスタをリモートで導入、監視、管理、トラブルシューティングできるプラットフォームです。HyperFlex は Cisco Intersight SaaS Management プラットフォームを利用して、リモートで俯瞰的な導入、アップグレード、監視、管理を自動化します。物理サーバを必要としない革新的なクラウド監視(witness)サービスにより、2 ノードの HyperFlex Edge 構成でクラスタの耐障害性を実現します。
第 4 位:HyperFlex は業界トップクラスのパフォーマンスと運用効率を実現し、ビジネス価値を高め、TCO を削減
IDC 発行のホワイトペーパー「Cisco HyperFlexがもたらす性能とアジリティ(俊敏性)の向上によるビジネス価値」では、3 層のデータセンター アーキテクチャからハイパーコンバージドに移行する場合における HyperFlex の価値を高く評価しています。別のテクノロジー調査企業の ESG 社は、ミッションクリティカルなエンタープライズ ワークロードに関して、HyperFlex のパフォーマンスを技術的な観点から徹底的にテストしました。その結果、競合製品と比べて TCO が 30% も有利であることが確認されま
した。
第 3 位:将来的な投資の保護が重視される中で、クラウドネイティブなワークロードと Kubernetes をサポートする HyperFlex が、ハイブリッドクラウドとマルチクラウドの分野で理想的な選択肢として浮上
Gartner 社によると、ハイブリッドクラウドの能力に基づいてハイパーコンバージド インフラストラクチャ ソリューションを選択する企業は、2021 年までに 30% に達する見込みです。シスコはこの分野で多額の投資を行い、HyperFlex’s multicloud capabilities を強化してきました。そこで不可欠だったのが、業界をリードするクラウドプロバイダーと提携して、技術革新のためのフレームワークを構築することです。たとえば Key Bank といったお客様に対して、ハイブリッド接続とマルチクラウド アプリケーション導入により Google Anthosなどのソリューションを活用できるよう支援してきました。
第 2 位:リモート、ブランチ(ROBO)環境とエッジ環境で、HyperFlex は競合製品の追従を許さないシンプルな展開を実現
エッジで IT インフラが拡大することにより、IT 運用環境の分散化と複雑化が加速しています。シスコでは、技術革新により HyperFlex Anywhere の導入を簡素化するなど、エッジでの簡単な導入を実現すべく最前線で努力しています。HyperFlex Anywhere はシスコ社内で導入されたほか、お客様による導入も進んでいます。その一例は、ある大手食品会社です。同社では 50 を超える拠点に 2 ノードの HyperFlex Edge クラスタを導入することで、今日のスケーリング要求に対応できず管理が困難だった旧式インフラを置き換えることに成功しました。
…そして、栄えある HyperFlex が急成長した理由 第一位は…
第 1 位:HyperFlex HCI により、さらに多くのミッションクリティカルなアプリケーションを活用可能
HyperFlex は、Oracle、SQL、SAP HANA といったミッションクリティカルなアプリケーションをサポートできる主要な HCI プラットフォームです。SAP社により認定されているほか、Epicワークロード(エンドツーエンドの Epic EMRを含む)のパフォーマンス要件を満たします。これらのメリットは世界中のお客様に認められてきました。そうしたお客様には上海港といった組織での利用も含まれています。
最後に
HyperFlex が市場リーダーとして認められたのは、これまで支えてくださったシスコパートナーおよびお客様のおかげです。この場を借りて感謝を伝えたいと思います。HCI 分野が急速に変化する中、現在および将来のお客様のニーズを満たすソリューションを提供するというシスコの取り組みは、これまで以上に明確になっています。
Cisco HyperFlex Edge および HyperFlex All NVMe の詳細については、次のリンクをご覧ください。
市場リーダーの HyperFlex ソリューションの詳細:
- Hyperconverged Infrastructure – Complete Simplicity Requires Complete Solutions
- HyperFlex にエンタープライズ アプリケーション ソリューションを導入
- Sometimes Your Only HCI Competition is Yourself
- HyperFlex All NVMe ソリューション:ハイパーコンバージド インフラの新しいパフォーマンス クラスを解説