Cisco Japan Blog
Share

第 3 回 Catalyst Meraki D-1 グランプリ参加者向け MT センサーのご紹介(第 3 回)


2024年5月17日


MT14、MT15 のご紹介

今回は、インドア(室内)エアークオリティセンサーである MT14 と MT15 を紹介していきます。

MT14 インドア エアークオリティセンサー

MT14 はインドアエアークオリティセンサーで、オフィスの室内環境の測定のために使用するものです。電源は、電池もしくは別売の USB-C電源アダプタを利用可能で、PM2.5 を測定する場合には別売のUSB-C 電源アダプタの利用が必須になります。

  • 温度
  • 湿度
  • TVOC
  • PM2.5
  • 周辺ノイズ

 

Meraki ダッシュボードでは、上記 5 つの測定結果の内容だけでなく、「室内エアークオリティ」という 100 点満点の指標を確認することが可能です。この値は、周辺ノイズを除いた測定値を元にしています。

電池での電源供給の場合は PM2.5 の値は測定できないため、測定値は表示されません。

 

別売の「USB-C 電源アダプタ」を使用すると、PM2.5 の値が測定可能になります。

MT15 インドア エアークオリティセンサー(CO2)

MT15 はインドアエアークオリティセンサー(CO2)で、MT14 の測定項目に加えて、CO2 濃度の測定が可能になったものです。MT14とのもう 1 つの違いは、MT15 本体の表面には円形の LED が装備されていることで、これを利用して、事前に設定した項目の測定値が高い値を示した場合に、緑色から黄色を経て、赤色に変化させることができます。これによって、MT15 が設置されているオフィスの方々に、その状況を知らせることができるようになります。

  • TVOC(Total Volatile Organic Compounds:総揮発性有機化合物)
  • PM2.5(Particulate Matter: 微小粒子状物質)
  • CO2(二酸化炭素濃度)
  • 温度
  • 湿度
  • 周辺ノイズ

MT15 の電源供給の方法は上記の2種類です。例えばPoEスイッチとして MS スイッチを用意し、そこに MT15 を接続して PoE で給電したとしても、MS スイッチは MT15 のゲートウェイにはなれないので、ゲートウェイは MR、もしくは MV が必要になります。

Meraki ダッシュボードでは、下記のように測定内容を確認することができます。

MT15 本体の LED の設定は以下のように行います。

 

今回は、MT14、MT15 の 2 つのモデルについて紹介させていただきました。
次回も引き続き、残りの MT センサーを 1 つずつ取り上げて紹介していきます。

 

Tags:
コメントを書く