皆様、こんにちは、Cisco Webex Cloud カスタマーサクセスマネージャーの小林早苗です。
今回のブログでは、2024 年 1 月 17 日、東京オフィスにて開催された Webex ユーザーのお客様をお招きしたイベントについて紹介いたします。今回は、私もパネリストとして登壇し、多くの方と刺激をいただくことができました。
イベント概要
Webex 利用中の企業様の IT、総務部門の方々、40 名程をシスコの東京オフィスにご招待、オフィス x テクノロジーで従業員エンゲージメントを向上をテーマに、ハイブリッドワーク環境におけるオフィス改革セミナー形式。
シスコが提供するハイブリッドワーク時代のオフィスの最適化ソリューションや実際の改装事例のご紹介と Webex 導入される株式会社 TKC 様からお話をいただくパネルディスカッションの 2 部構成で提供。
第一部 シスコ事例のご紹介
IT 企業としてお客様に、さまざまな IT に関わる製品やサービスを提供するシスコも、一企業として社員の働く環境の最適化を進めています。
シスコジャパンでは、パンデミック当時 2020 年 3 月に全社でリモートワークを導入、現在も、今後の働き方に合わせた環境づくりの真っ只中!(昨年、シスコ全社員は、出社頻度や施設設備へのアンケート回答、全国各拠点でロッカーの片付け、不用品の一掃などを体験しました。)
ハイブリットワーク時代のオフィス、シスコではどのように取り組んでいるのか、日本国内シスコジャパンの取り組みを総務部の清水さんから、そして、海外のオフィスの事例をハイブリットワークソリューションスペシャリストの荒井さんからご紹介しました。
清水さんからは、データ活用によるオフィス利用状況の把握から、改装に向けた関係者への説得、各プロセスでの課題をユーモアを交えて紹介し、参加者からは、笑いの声が溢れるシーンもありました。
清水さんから、全国の総務の方に伝えたいメッセージ
「総務は働き方の多様性をオフィスのハード的(機能)にもソフト的(オペレーション)にもサポートする役割がある一方、会社経費の最適化を同時に進めなければならないという難しさがあります。最適解はそれぞれの企業文化や在り方でことなるとは思いますが、どの企業も試行錯誤の真っただ中だと思いますので、弊社での取り組みが何かのヒントになれば幸いです。」
必要なときに適切なスペースを、そこにいることに価値を感じる魅力的で革新的なワークスペースを追求がされて、従業員のウエルネスや、サステナビリティ にも配慮した環境を提供しようと日々検討が重ねられていること、従業員の一人として、あらためて感謝を感じました。
続いて、ハイブリッドワークソリューションスペシャリストの荒井聖一さんが国外事例をご紹介しました。スマートビルディングやサスティナブルをいう注目のキーワードを織り交ぜながら、シスコ製品によるネットワークがエネルギー管理のコントロールプレーンを担い、設備資材を削減すると同時に、エネルギーを管理するための新しいスマートインフラになると最先端の技術とその効果を伝えてました。
シスコのスマートオフィスの実例として、アメリカのシスコニューヨークオフィス、大学キャンパスビルにオフィスを投入したアメリカ南部にあるシスコアトランタオフィスを紹介しました。
19 世紀建築を活用したフランスのパリオフィスの事例では、ホテルの一室かのような装いで、デジタル機器を設置した会議室という印象を一切感じさせずその土地の文化、歴史に敬意を表する空間づくりがされていました。
第二部 パネルディスカッション
続いて、会計事務所や法科大学院等への情報サービス・通信事業を営まれる株式会社 TKC (以下、(株)TKC)IT 投資部部長の金森様、次長の市川様をお招きして、製品営業の長谷川峻さんと、カスタマーサクセスマネージャーの小林がお話を伺いました。
(株)TKC 様では、2012 年よりオンプレミス環境で運用を開始、その後オンプレミスとクラウド併用のハイブリット期間を置き、2019 年に全ての Cisco デバイスをクラウド管理へ移行し、今では、Cisco デバイスを全国拠点に完備しています。
Webex Meetings や Webex ウェビナーはもちろんのこと、Microsoft Teams 会議にも Cisco デバイスから参加できる環境を構築をして、全社従業員の方へ快適なオンライン・ハイブリット環境を提供されています。
(株)TKC 様が Cisco Webex を選択し、全国 75 以上の各拠点に Cisco デバイスを導入する理由
金森様はその理由として、『議論、審議』のためには、『ストレスのないコミュニケーション』でなければいけないという考えがあると教えてくださいました。
”使っていただかないとわからないかもしれませんが、合理的なコミュニケーションを追求する中で、ビデオ会議によるコミュニケーションが有効で、かつ事業継続に重要な役割を持つということは誰もが理解していることです。「情報伝達以上のコミュニケーション」に、余計なストレスがないことが重要であると考えます。例えば、「一方的な情報伝達」であれば PC のみでも十分だが、『審議、議論、創造、意思決定』といったビジネスの場には、より高品質な音声と映像でその場にいるかのように相手に意思を伝えられる Cisco デバイスが必要になるのです。”
Cisco デバイスが常にすぐに利用会できる役員会議室や Cisco Desk mini などを設置したインタビュールームの写真ご紹介いただき、その後は、デバイスの運用と管理方法のトピックから、TKC様でのMeetingsビデオ利用率の高さが話題に。Control Hub の管理者でもある市川様からは、以下のコメントいただきました。
”弊社では、Webex について、ビジネスツールとしての認識が浸透しています。オンラインであってもお客様に対面する営業活動であれば、顔が見えて信頼関係を築く必要があります。営業部門の提供するガイドラインにもオンライン会議では、ビデオオンとしているために、全社はもちろんのこと、お取引先様にもその認識が行き渡っています。”
管理部門が抱える悩み 上層部と現場との狭間で
IT 投資投資の必要性を理解しつつも、経営層や関係者の説得に悩む声に対して、金森様から、こんなアドバイスをいただきました。
”経営者視点で、ビデオ会議システム導入コストを資金ベースと経費ベースに分けて考えて、報告をしてます。導入・更改による資金ベースはコストが高額に見えますが、経費ベースでは考えると、そのコストがどのような動きをするか見えてきます。旅費交通費、日当などの見えるコストと生産性向上を可視化するための人的リソースのコストを見せて、ビデオ会議システムが期待する以上の効果があることを説明します。”
この他にも、IT に関わる方にとって、今後の従業員エンゲージメントを向上させるオフィス改革や DX 促進の気づきになるメッセージを届けてくださり、想定時間を延長するほどの盛り上りになり、大盛況のままに、イベントの幕は閉じました。
当日アンケートより
- スマートオフィスを戦略構想する上でのヒントとなった。
- 経営層への投資予算を承認や導入の促し方が参考なった。
- Microsoft Teams を導入している状況で Webex を利用させる他社事例を聞けるのは貴重な時間だった。
- ぜひ、今後の改装に向けて相談をしたい。またユーザー会があれば参加したい。
- 社内導入に向けた説明シナリオが役に立った。
カスタマーサクセスとして4年担当させていただく中で、常に前向きに最新の IT 動向に目を向けて、試行錯誤される姿から多くを学ばさせていただいております。このような機会に、多くのユーザー様に有益な方法を提供いただき、準備時間も惜しむことなく多大なるご協力をいただきました、株式会社TKC 金森様、市川様には、心からお礼を申し上げます。
ハイブリット、オンライン、自分と相手がどこにいるか関わらず、人々のコミュニケーションが活性化し、多くのアイディアやイノベーションが生まれ、豊かな社会になると確信しています。
これからもシスコが提供する IT の力でお客様のビジネスや働きがいのある環境づくりに貢献できたらと幸いです。
Cisco デバイスやスマートオフィスについてご検討されている方は、ぜひ Cisco また Cisco 担当者までご連絡ください。
全ての関係者の方に、感謝を込めて。
引き続き、Cisco Webex をよろしくお願いします。
シスコ事例に利用されているソリューション
- ハイブリッドワークを推進するエコシステムパートナー(PDF – 1.6 MB)
- シスコのテクノロジーでハイブリッドワークを実現(PDF – 550 KB)
- サステナビリティとワークプレイスの改革を実現するシスコのスマートオフィス(PDF – 4.6 MB)
ご紹介したソリューション
- Cisco Meraki
- Cisco Board シリーズ
- Cisco Desk シリーズ
- Cisco Room Kit EQX
- セキュリティ(Cisco Umbrella, Duo, Cisco Secure Endpoint,Cisco Secure Email Threat Defense)
- ThousandEyes
資料ダウンロード
- セキュア インターネット ゲートウェイ Cisco Umbrella
- Cisco Meraki 総合カタログ 2024
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