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リスクは現実:シスコのビジネス リスク オブザーバビリティで最新のアプリケーションを保護


2023年5月10日


この記事は、Executive Vice President & Chief Strategy Officer である Liz Centoniによるブログ「Risk is the Reality: Securing Modern Applications with Cisco Business Risk Observability」(2023/02/07)の抄訳です。

 


 

アプリケーションはあらゆる場所で実行され、絶えず変化しています。企業でデジタル トランスフォーメーションが着実に進むなか、金融サービス、旅行、通信、製造などの業界は、組織をデジタル化するためのアプリケーションの可視化、分析、管理に役立つ新しいツールを求めています。

アプリケーションは、顧客や、パートナー、エンドユーザーとやり取りするための単なる手段ではなくなりました。それはビジネスそのものであり、すべての組織はエクスペリエンス経済で成功するために、セキュアで優れたアプリケーション体験を常時稼働で提供しなければなりません。実際に、デジタル体験は今やビジネスの成功を推進する主要な要素であり、「体験」は経営陣が注目する新しい KPI として急速に浮上しています。

アプリケーションも、IT 資産全体で複雑さを増大させている課題(過剰なまでのデータ、とめどなく増えていくツール、そしてこのような問題への対処に苦心しているチーム同士の軋轢)の影響を同様に受けます。ビジネス、アプリケーション、データ、技術アーキテクチャ間の関係を、全体像として明確にとらえることが難しくなってきています。

ビジネス リスク オブザーバビリティのご紹介

アプリケーション セキュリティは、動的な方法で提供する必要があります。パブリッククラウド、ハイブリッド環境、オンプレミス環境全体に拡張する必要があります。また、DevOps チームが使用するアプリケーション ワークロードやツールとシームレスに連携する必要もあります。アプリケーションのパフォーマンスを確認し、どのように価値やリスクが生み出されているかを把握できれば、最も重要なビジネス成果を達成できます。

アプリケーション戦略の大きな進歩として、シスコは、今週アムステルダムで開催される Cisco Live EMEA で、業界初となるビジネス リスク オブザーバビリティの導入を発表します。これは、シスコのフルスタック オブザーバビリティ アプリケーション セキュリティ ソリューションを強化したものです。

今回利用可能となるビジネス リスク オブザーバビリティは、Kenna リスクメーターのスコア分布と Cisco AppDynamics のビジネストランザクションを統合するビジネス リスク スコアリング ソリューションを提供し、API セキュリティ用の Panoptica および脅威インテリジェンス用の Talos とも連携します。

Kenna の脆弱性スコアリングと Cisco AppDynamics ビジネストランザクションのコンテキストを使用して、アプリケーションベースのビジネスリスクスコアを生成し、エクスプロイトの危険性が高いアプリケーションやサービスの脆弱性を軽減できます。これは、Cisco AppDynamics に統合された Cisco Secure Application を通じて利用できます。

Cisco Live でのシスコのフルスタック オブザーバビリティ

シスコのフルスタック オブザーバビリティでは、セキュリティの脆弱性とネットワークの問題という両方の観点から、パフォーマンスへの影響や体験のトレースを利用できます。今週の Cisco Live では、6 月に一般提供が予定されているシスコ フルスタック オブザーバビリティ プラットフォームの技術プレビューが焦点となります。

シスコのフルスタック オブザーバビリティにより、チーム独自のコンテキストからテレメトリデータを収集し、アプリケーションスタック全体にわたる相関性のあるインサイトを入手できます。さらに、あらゆるタイプのインフラストラクチャとマルチクラウド構成で、AI 主導の根本原因分析を利用できます。そしてこの分析をビジネスコンテキストに結び付けて、問題の特定、優先順位付け、解決に導き、さらにはエンドユーザーやビジネスへの影響を事前に予測できるようにします。

たとえば、ビジネストランザクションを統合し、IT に関する兆候と関連付けることができます。これは、Cisco AppDynamics の差別化された機能ですが、今ではシスコ フルスタック オブザーバビリティ プラットフォームの基本要素となっています。

4 月には、Cisco AppDynamics と Cisco ThousandEyes のより緊密な双方向の統合もリリースされます。これは顧客デジタル体験のモニタリングをサポートし、アプリケーション トランザクションとその依存関係、エンドユーザー体験、ネットワークパス、インターネットルーティングにわたるビジネス上の問題を相互に関連付けます。

アプリケーションは動くターゲットです。アプリケーションを管理、保護するには、アプリケーション動作とネットワーク インテリジェンスのインサイト、そして最終的にはアプリケーションとやり取りするユーザーやデバイスのインサイトが必要です。シスコは、お客様の重要な資産であるアプリケーションとそれにより強化される体験を、最先端のソリューションで保護し実現します。

 

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