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注目の脆弱性:LibreCAD で発見された複数のリモートコード実行の脆弱性


2021年11月27日


Cisco Talos はこのほど、LibreCAD の libdfxfw オープンソースライブラリに 3 件の脆弱性を発見しました。

このライブラリは .dxf および .dwg ファイル(CAD ソフトウェアのベクター画像の主要なファイル形式)の読み取りと書き込みを行います。LibreCAD は 2 次元モデル用の無料のコンピュータ支援設計ソフトウェアであり、libdfxfw を使用します。 

攻撃者がユーザーに細工された DWG ファイルを開かせた場合、TALOS-2021-1349popup_icon(CVE-2021-21898)および TALOS-2021-1350popup_icon(CVE-2021-21899)が原因でバッファオーバーフローが引き起こされ、最終的に標的のマシン上でコードが実行されてしまう可能性があります。TALOS-2021-1351popup_icon(CVE-2021-21900)も同様の仕組みですが、DXF ファイルが使用されます。

Cisco Talos はシスコの脆弱性開示方針popup_iconに準拠して LibreCAD と協力し、今回の脆弱性が解決されたこと、および影響を受けた利用者向けにアップデートが提供されていることを確認しています。

影響を受ける製品(LibreCad libdxfrw、バージョン 2.2.0-rc2-19-ge02f3580)をできるだけ早く更新することをお勧めします。Talos では、このバージョンのライブラリが今回の脆弱性によってエクスプロイトされる可能性があることをテストして確認済みです。

今回の脆弱性のエクスプロイトは、SNORTⓇ ルール(57967、57968、57976 ~ 57979)で検出できます。今後、脆弱性に関する新たな情報が追加されるまでの間は、ルールが追加されたり、現行のルールが変更されたりする場合がありますのでご注意ください。最新のルールの詳細については、Firepower Management Center または Snort.org を参照してください。

 

本稿は 2021 年 11 月 17 日に Talos Grouppopup_icon のブログに投稿された「Vulnerability Spotlight: Multiple code execution vulnerabilities in LibreCADpopup_icon」の抄訳です。

 

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