コラボレーション
初等/中等教育機関（小中高等学校）や高等教育機関（大学等）の教師が示すブレイクアウトセッションの 7 つの活用方法
この記事は、Digital Marketing Manager である Vanessa Philogene によるブログ「7 breakout sessions tips from K-12 and higher ed educators
」（2021/4/20）の抄訳です。
Webex を利用して、教室内の全員に受け入れられ、認識される存在感を育む
コロナ禍におけるオンライン学習とハイブリッド型学習により、多くの教育者が試されました。教室内でのほとんどの活動がすぐにオンライン学習に変えられるわけではありませんが、一部の学校では、Webex のブレイクアウトセッション機能を利用して、仮想教室でも対面と同じエンゲージメント戦略を推進できるさまざまなアプローチを見出しています。
オンライン学習を正しく行うためのヒント
コロナ禍以前の手法を遠隔教育に統合する方法を、5 人の教師が発表してくれています。
- 職業討論会の場を提供：対面でのイベントに参加できない高校生も、建設、電気、配管、プロジェクト管理、自動車メンテナンスなどの専門職に関するさまざまな分野の専門家から学習できます。複数のブレイクアウトセッションを実施することで、生徒は、職業スキルや教育要件に関する詳細な情報を入手したり、職業に就くための準備として高校で取得できるスキルのヒントを得たりできます。
- チームコンテストの開催：当校では、「読書コンテスト（Battle of the Books）」を実施しています。地域の軍事基地や退職者のボランティアに参加してもらいながら、生徒が互いに協力して、それぞれの最も優れた読書方法や暗記方法を活用する仕方を学びます。生徒は、過去 1 年に読んだ 15 ～ 20 冊の本の記憶に基づいて競います。サイトの 1 つの部屋に集まり、1 日の初めに 1 つのグループとして参加します。部屋とスケジュールを確認したら、部屋ごとに 2 〜 3 のチームになるようにブレイクアウトルームが割り当てられます。ジャッジが質問をしてスコアキーパーがスコアを記録することで、ブレイクアウトセッションをリードします。最終的に各学年の上位 2 チームが対決し、その学年の勝者を決定します。— 米国コロラド州 Kathy New 氏
- フォーカス グループ セッション：学生は、感染防止のためにブレイクアウトセッションをリモートから利用して、面接テクニックについて話し合います。複数の面接官と一緒に、さまざまな管理者向け面接スタイルをシミュレーションして実践するためのテクニックを学びます。教授が、教室内の参加者を小さな物理的グループに分け、リモートからの参加者は小さな仮想グループに分けます。すべての参加者はいつでもミーティングに戻れます。教師は、同じセッションに接続された別の個人用デバイスを使用して仮想グループをすばやく確認し、教室内の参加者と同じように励ましたり、サポートしたりできます。— オーストラリア ウロンゴン市 David Arnold 氏
- つながりを育む：大人数での会話を 1 対 1 に分け、生徒がクラス全体では話しづらい可能性のあるテーマを探ります。生徒を交代させながら、生徒にリーダーシップスキルを教えて徐々に自信を深めさせ、その過程においてもつながっていて、サポートされていると感じられるように支援します。もちろん教師は、健全な会話を促進するために、教室に入ることも、教室の外から見守ることもできます。— カナダ オンタリオ州 Elane Kalavrias 氏
- 生徒による選択：生徒が自ら能力を高められるように支援する機会をできるだけ多く設けます。興味のあるトピックごとや生徒が選択したプロジェクトごとにクラスを分け、授業中に相互に交流しながらグループで作業できる環境を整えます。生徒が自宅で学習している際に、授業の一環として、テーマに応じたブレイクアウトセッションを開くこともできます。
- サポート教員と協力して準備する：サポート教員を活用して質問に答えたり、先に進める生徒に対応したりします。サポート教員は、クラス全体に接続したまま、仮想環境で小さなグループと連携できます。— 米国ミシガン州 Laura Hamill 氏
- メンタリングおよびコーチング：授業中に生徒とプライベートな会話を行うためのスペースを各セッションに作成します。このスペースでは、行動の問題やテストの結果などについて生徒が振り返り、教師と話し合う機会が得られます。個別にセッションを設けることでやる気を高めることができます。また、生徒の感情の状態を評価するのに役立つため、教師のサポートが必要な生徒をフォローアップできます。ブレイクアウトセッションは、正式なプレゼンテーションの前後に仲間同士でレビューを行う場合や、生徒がクラスの一部から学習内容を聞く場合にも役立ちます。— 米国ネブラスカ州 Mary Schlegelmilc 氏
次のステップ
現在の学生はテクノロジーの時代に生まれました。自分で管理できるようにし、学習スタイルをリアルタイムで示すためのスペースを提供することで、学習に対する創造性と好奇心が強くなります。ブレイクアウトセッションを利用することで、物理的な教室と仮想教室での授業への関与度をシームレスに高められます。ガイドをダウンロード して、生徒との交流を深めましょう。
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