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APMは、何の役に立つ?


2020年5月1日


APMは、基本的にはアプリケーション性能の管理をするのですが、現在はビジネス的な分析、AIOps、3rdPartyとの連携、などなど、非常に高機能になっていて、全てを活用しようとすると、意外と複雑です。

APMソリューションに限らずだと思いますが、まずは一番基本となるところから始めて、徐々に活用度を上げていくことになると思います。

 

利用用途としての基本

利用用途としての基本は、下記3つだと私は思っています。

  • 定常監視
  • 問題が発生した際の迅速な対応
  • 問題を発生させないための予防

 

定常監視

「定常監視」、サービス監視という言い方もできると思いますが、提供しているシステムのサービスがちゃんと動いているかどうかを確認するという使い方です。

あるお客様の分かりやすい例をあげます。
そのお客様は、毎朝10台ほどのサーバにログインして、ログを確認するということを日課にしていました。
1台のサーバを確認するのに、大体5分かかっていたので、毎朝50分をこの作業に費やしていたわけですが、APMの1つの画面を確認するだけで済むようになったので、5分ほどの作業になりました。

 

問題が発生した際の迅速な対応

「問題が発生した際の迅速な対応」、問題が発生した際に、迅速に問題の切り分けを行うことです。
下記は、APMを利用していないお客様環境で、切り分けを行うために実施する典型的なイメージです。

APMを利用していないお客様環境で、切り分けを行うために実施する典型的なイメージ

APMを利用していないお客様環境で、切り分けを行うために実施する典型的なイメージ

私も昔にこういった切り分けをやった経験がありますが、小さなシステムでも結構大変な作業です。。。
ましてや、現在ですと、クラウドやコンテナにトランザクションがまたがることもあります。

 

問題を発生させないための予防

最後に、「問題を発生させないための予防」、いわゆる予兆監視です。

上記2つより、活用度としては一歩進んだ段階になるかと思います。

実際のお客様のケース等も交えて、後日ブログに書いてみたいと思っています。

 

今回書いた内容に最適なWebinarを、5月12日 14:00より予定しています!
お時間のある方は、ぜひご参加いただけますと幸いです。(画面左上の登録ボタンよりご登録いただけます)

Event Information:
今だからこそ考える 「APMによるアプリケーションの性能監視と迅速な対処」 Cisco AppDynamicsのご紹介

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