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Cisco and Hitachi Adaptive Solutions が Cisco ACI に対応


2019年12月2日


Elorie Widmerこの記事は、シスコのコンピューティング製品担当プロダクト マーケティング マネージャーである Elorie Widmer によるブログ「Cisco and Hitachi Adaptive Solutions Meet Application Centric Infrastructurepopup_icon(2019/11/14)の抄訳です。

シスコと日立ヴァンタラ社には、データセンターの近代化イニシアチブのために多くの問題を抱えている共通のお客様がいます。そこで両社は、企業のビジネスが今日の課題に対応し、将来に向けた準備ができるようお客様を支援する、検証済みのソリューションを提供するために協力しました。

新たな Cisco and Hitachi Adaptive Solutions for Converged Infrastructure は、Cisco UCSCisco Nexus スイッチと、日立ヴァンタラ社の仮想ストレージプラットフォーム(VSP)とを組み合わせたソリューションです。この新しいソリューションの特長は、コンピューティング、ネットワーク、ストレージ製品を統合するだけではなく、運用を簡素化し、問題を診断して発生前に解決策を提供できる管理・分析機能も備えています。

両社は最近、包括的な SDN ソリューションとして Cisco Application Centric Infrastructure (Cisco ACI)を使用するためのアーキテクチャについて、第二弾のメジャーリリースpopup_iconを行いました。このアーキテクチャは、Cisco MDS マルチレイヤスイッチを介して Cisco UCS に接続する Hitachi VSP で構成され、ACI を実装する Cisco Nexus ファミリのスイッチで実現されます。

Cisco ACI を使用した Cisco and Hitachi Adaptive Solutions

Cisco ACI ファブリックは、管理の自動化、ポリシーのプログラム化、ワークロードの動的なプロビジョニングなど、チームの日常的なニーズに直接対応できます。こうした機能は、ポリシーベースの制御や密接に連携したソフトウェアをハードウェアに組み合わせることで実現するものであり、他のアーキテクチャにはない利点を提供します。

ACI により、Cisco and Hitachi Adaptive Solutions は柔軟な環境を提供し、今日のビジネスを前進させる動的なアプリケーション環境を提供することができます。ACI は、業界で実績のあるプロトコルと革新的なテクノロジーを組み合わせたネットワークファブリックを活用した、低遅延かつ高帯域幅のスケーラブルで可用性の高いアーキテクチャです。ACI のファブリックは特定のプロファイルを使用して、アプリケーションをインスタンス化します。これらのプロファイルには、今や必須となったエンドツーエンド接続の実現に欠かせない特性が含まれています。

シスコと日立による ACI設計 は、Cisco Nexus 9500/9300 ベースのスパイン/リーフ スイッチング アーキテクチャで構成されています。このアーキテクチャは、3 つの Application Policy Infrastructure Controller(APIC)から成るクラスタにより制御されます。ACI 内の Nexus スイッチは、インテリジェントに設計された低遅延ネットワークを高ポート密度で実現させます。Nexus スイッチは最大 100G 接続をサポートします。

Cisco ACI では、ハードウェアパフォーマンスのスケーラビリティを備えたソフトウェアの柔軟性を提供できます。さらに、Cisco and Hitachi Adaptive Solutions for Converged Infrastructure におけるビジネス上の利点を高めます。

利点

Cisco Application Centric Infrastructure (Cisco ACI)は、業界でも最もセキュアでありながらオープンで包括的なソフトウェア定義型ネットワーク(SDN)ソリューションです。Cisco ACI は、インフラの展開とガバナンスを大幅に簡素化、最適化、迅速化し、アプリケーション導入ライフサイクルを短縮します。これにより以下の事柄を実現できます。

  • 規模に応じた自動化:データセンター運用のための共通ポリシーによって自動化を実現します。
  • マルチクラウド移行の迅速化:複数のオンプレミス / クラウドインスタンス間で、一貫性のあるポリシーを適用します。
  • ネットワーク保護:広範なセキュリティにより、ビジネスの継続性が強化されます。回復力を高めることで障害の回避率が向上し、ディザスタリカバリの一元管理を実現します。
  • アシュアランスと分析情報:データセンターネットワークの運用をプロアクティブなモデルへと根本から変換し、トラブルシューティング、根本原因の分析、修復を自動化します。

ACI の詳しい利点についてはソリューションの概要popup_iconをご確認ください。

データセンターの近代化には多大なリソースが必要となるため、実績のある専門知識を持つ信頼できるテクノロジーパートナーを選択することが不可欠です。将来に向けて Systems of Record(SoR)を強化し、技術革新の土台を築き、ビジネスを成長させることができる最適なパートナーがシスコと日立です。Cisco ACI により、複雑さの管理や、ビジネス上のメリットの最大化、場所やクラウド形態を選ばないワークロードの導入などの面において、大きな一歩を踏み出すことができます。

 

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