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注目の脆弱性:Google V8 Array.prototype のメモリ破損の脆弱性


2019年7月17日


 

 

Google Chrome の V8 JavaScript エンジンには、メモリ破壊の脆弱性が含まれており、攻撃者が被害者のマシンで任意のコードを実行できる可能性があります。V8 は、Chrome ブラウザで動作するコア JavaScript エンジンです。Chrome と node.js で使用されている V8 は、現在利用可能な最も人気が高い JavaScript エンジンです。

Talos は情報開示方針に従って Google 社と協力し、今回の脆弱性が解決されたこと、および影響を受けた利用者向けにアップデートpopup_iconが提供されていることを確認しています。Google 社は、まず 3 月にこの脆弱性を修正し、4 月に統合しました。ただし同社は、脆弱性開示ポリシーpopup_iconに従って、6 月 26 日にこの脆弱性を公開したばかりです。

脆弱性の詳細

Google V8 Array.prototype のメモリ破損の脆弱性(TALOS-2019-0791/CVE-2019-5831

特定の JavaScript コードによって、V8 7.3.492.17 のメモリ破壊の脆弱性がトリガーされ、リモート コード実行で悪用される可能性があります。Google Chrome などのブラウザのコンテキストでこの脆弱性をトリガーするには、被害者が悪意のある Web ページにアクセスする必要があります。

包括的な脆弱性アドバイザリはこちらpopup_iconをご覧ください。

脆弱性が確認されたバージョン

Talos では、Google V8 バージョン 7.3.492.17 がこれらの脆弱性の影響を受けることを確認済みです。

 

カバレッジ

脆弱性のエクスプロイトは、以下の SNORTⓇ ルールにより検出可能です。今後、脆弱性に関する新たな情報が追加されるまでの間は、ルールが追加されたり、現行のルールが変更されたりする場合がありますのでご注意ください。最新のルールの詳細については、Firepower Management Center または Snort.org を参照してください。

Snort ルール:49442、49443

 

本稿は 2019年7月1日に Talos Grouppopup_icon のブログに投稿された「Vulnerability Spotlight: Google V8 Array.prototype memory corruption vulnerabilitypopup_icon」の抄訳です。

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