Cisco Japan Blog
Share

本番環境に対応できる Kubernetes の新標準を確立する


2018年8月10日


Kip Comptonこの記事は、クラウド プラットフォーム&ソリューション グループの SVP である Kip Compton によるブログ「Setting a New Standard for Production-Grade Kubernetespopup_icon(2018/5/1)の抄訳です。

オープン ソース コミュニティにおけるシスコの関わりについては、驚かれる方もいますが、実際には 20 年近くもオープン ソース技術の開発に取り組んできました。オープン ソースへの投資も多額に及んでいます。今日popup_icon発表された Cisco CloudCenter 4.9 と AppDynamics for Kubernetes は、昨年発表したオープンなハイブリッド クラウド製品における一大発表です。これは同時に、Kubernetes のようなオープンソース技術を構築し、大規模な実働環境でオンプレミスかクラウド環境かを問わずサポートするという取り組みの成果でもあります。

シスコがコンテナに注力している主な理由のひとつは、お客様がアプリケーションを構築して実行する方法にコンテナが影響を与えているためです。お客様が望んでいるのは、機能の改善速度を向上させ、ソフトウェア アプリケーションをより素早く配信できる方法です。この点、つまりビジネスと市場の需要を満たすアプリケーションをすばやく提供するという点で大きな可能性を秘めているのが Kubernetes です。物理インフラと仮想インフラ上でクラウド ネイティブ アプリケーションを実行でき、かつ異なるコンピューティング環境間で移動できる柔軟性を備えているためです。
しかし、実用グレードの Kubernetes を運用するpopup_iconのは難しい場合もあります。Kubernetes の導入には、ネットワーク管理、永続ストレージ、ロード バランシングやホストといった、アプリケーションをサポートするための要件が必要です。

そこで登場したのが CloudCenter 4.9 と AppDynamics for Kubernetes です。これらの製品は本番環境に対応できる Kubernetes で新しい業界標準を確立します。CloudCenter は、顧客がマルチラウド環境でアプリケーションを展開・管理するのを支援します。オンプレミスおよびクラウドにおける Kubernetes の展開にも新たに対応しています。AppDynamics for Kubernetes は、コンテナ化されたアプリケーション、Kubernetes クラスタ、および基盤インフラを可視化します。フル スタック監視と可視化により、本番環境で Kubernetes を本格実行する際の最大の課題を解決します。これらのソリューションや、最近発表された Cisco Container Platform、および Cisco Hyperflex/Cisco ACI などのインフラ ソリューションは、すべて Kubernetes 向けに最適化されています。これらの製品は、Kubernetes を実際の本番環境で運用するための業界最高の総合ソリューションです。

コンテナは、ハイブリッド クラウド戦略を構築する際に非常に重要な技術です。そこで Cisco Container Platform を使えば、Kubernetes クラスタをオンプレミスに展開し、ライフサイクルを管理できます。基盤となるインフラストラクチャへのリンクも自動化されます。CloudCenter と AppDynamics for Kubernetes は他にも、データセンターやクラウドに従来のアプリケーションとクラウド ネイティブ アプリケーションの両方を導入、監視、管理するのに役立ちます。これにより、ライフサイクル管理、ポリシーベースのガバナンス、アプリケーション、クラスタ、および基礎となるインフラストラクチャ サービス全体の最適化が可能になります。

このようなオープンソース オプションの開発を拡大する上でシスコは積極的な役割を果たしており、マルチクラウド時代のイノベーションを支えるソリューションとして成果が現れています。シスコでは、私のチームを含めて多くのチームが Kubernetes に取り組んでいます。

コンテナをお使いですか?シスコのアプローチについて、どう思われますか?皆様のご意見をお聞かせください。ナをお使いですか?シスコのアプローチについて、どう思われますか?皆様のご意見をお聞かせください。

 

Tags:
コメントを書く