シスコでは、お客様が新たな収益機会を生み出し、コストをさらに削減できる、企業のデジタル変革実現をサポートすることを使命だと考えています。
ネットワークはデジタル変革の根本となるもので、顧客や従業員の日々の業務に、モバイルがかつてないほど重要になっています。シスコは、お客様がモバイルを通じてビジネスを変革できるように、ビジネスフォンをポケットに収められるようにする必要がありました。いまや誰もが iPhone をポケットに入れている時代、シスコは昨年、ビジネスフォンのエクスペリエンスを向上させるために、Apple とパートナーシップを結びました。この度、iOS 10 の提供が始まったことで、この先どのようなことが実現できるのか大いに期待が高まっています。iOS 10 を通じて、Wi-Fi 接続を最適化し、ビジネスアプリを選択、音声通信を統合することでコラボレーションが可能になります。
この夏、シスコのソリューションにさらに磨きをかけるための初期トライアルに、BT(英国)、KDDI(日本)、IAG(オーストラリア)、DT(ドイツ)など 30 社以上のシスコのお客様やパートナーが参加してくれました。
テストの結果は、今後に大いに期待が持てるものでした。
- ローミング速度が8倍
- Wi-Fi音声通信やSpark通話の信頼性が66倍向上
- Webの表示エラーを90%削減
性能がこのように向上することで、携帯電話のバッテリー寿命が延び、「ちょっと待って。声が途切れがちなんだけど」などという回数は、はるかに少なくなるでしょう。IT 部門にとっても、問題は単純化されます。そして今回、シスコは Cisco Spark for iOS 10 を活用して、iPhone をオフィスの内線電話として使用できるようにしました。これにより、通話の利便性が高まるだけでなく、コミュニケーションが飛躍的に向上するでしょう。
シスコのWi-Fiとアプリケーションの最適化については こちら、最新のコラボレーション戦略については こちらでご覧いただけます。
この記事は、IoT およびコラボレーション テクノロジー グループのシニア バイス プレジデント兼ジェネラル マネージャーである Rowan Trollope によるブログ「iOS 10 Is Here…So What Does that Mean for the Enterprise?」(2016/9/13)の抄訳です。