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Cisco Start:日本の中小企業向けに開発された新たなブランド


2015年9月17日


私たちは、お客様のニーズにお応えすることを最優先としてビジネスを展開しています。このたび、日本の中小企業のお客様のご要望を特に考慮して設計した新ブランド、「Cisco Start」を発表いたしました。このシリーズは、中小企業の皆様が抱えるネットワークの課題を解決し、「シンプル(簡単)、スマート(充実した機能)、セキュア(安全)」な運用を可能にするソリューションとして位置づけています。中小企業のビジネス セグメントである、スモール ビジネス(SMB)固有のニーズに合わせた製品開発やサポート システムの構築を進めるとともに、お客様にとって使いやすい e-コマース チャネルを整備していきます。この取り組みは、日本市場での存在意義を高めることを目的とした、ローカライゼーション戦略の一部です。

Cisco Start ロゴCisco Start シリーズを展開する背景として、日本企業の 386 万社のうち、385 万社は中小企業であり、全体の 99.7 % を占めています(2015年 7 月、経済産業省、中小企業庁調べ)。よって、SMB の活性化は、日本経済の力強い回復を推進する上で不可欠な要素です。また、政府による地方創生政策の一環として、中小企業には、「それぞれの地域特有の問題を克服する」上で重要な役割を果たすことが期待されています。

Cisco Start 発表一方で、中小企業は、急激な高齢化と出生率の減少に伴い、ビジネ スを推進するのに必要な人材と従業員の確保という問題に直面しています。ビジネス環境を取り巻く課題を迅速に解決し、柔軟で機敏な対応をするには ICT の活用が不可欠です。ICT は、SMB セグメントの企業課題の解決、ビジネスの変革、イノベーションの促進において重要な役割を担っています。

近年、有線および無線 LAN の両方で、ネットワークのインフラストラクチャがどんどん展開・整備され、さまざまなスマート デバイスをサポートする必要性が高まっています。これに伴う管理やセキュリティの課題なども増大し、IT 担当者の人的リソースが限られている中小企業にかかる負担が増え続けています。デジタル時代において、人員的な負担をかけずに安全かつ効率的な方法で、基盤となるネットワークを構築し、維持するのは重要なことです。

Cisco Start 製品Cisco Start シリーズは、シスコの 30 年の実績と経験を活用し、SMB それぞれに最適な規模で、シンプル、スマート、かつセキュアなネットワーク ソリューションを提供します。シスコは、今後 Cisco Start 製品群を拡充し、日本の SMB の IT ニーズに総括的に応えてまいります。

ハイライト

1. 日本向けの製品開発
Cisco Start シリーズには、日本の SMB が必要とする管理機能だけでなく、複雑な構成を容易にする機能も備わっています。また、アプリケーションの可視化と自動化、セキュリティ機能など、エンタープライズ ソリューションで既に実績のある多彩な機能を提供することにより、管理や操作の負担を軽減します。高度な機能が手頃な料金で提供されるため、予算的に制約のあるお客様にもシスコ製品の価値を実感していただけます。

2. より強力な販売・サポート システム
シスコは全国の販売パートナーやディストリビュータと連携し、販売体制を強化し、きめ細やかなサポートも提供しましう。お客様のさまざまな調達ニーズに応えるために、ユーザ フレンドリな e-コマース チャネルでの販売を実施します。サポート面では日本語でのダイレクト サポート サービスをバンドルするほか、シスコ サポート コミュニティを活用し、ユーザ同士で質問したり、エクスペリエンスや意見を共有したりできるプラットフォームを構築します。

3. Cisco Start シリーズ製品
Cisco Start シリーズは以下の製品で構成されています。Cisco Start ルータ(Cisco 841M J シリーズ)、Cisco Start スイッチ(Cisco Small Business 110/300 シリーズ)、Cisco Start ワイヤレス(Cisco Aironet 1700/1800 シリーズ)、Cisco Start セキュリティ(Cisco ASA5506-X)。このシリーズは、25 人から 100 人までのさまざまな規模のオフィス向けに、パッケージとしてもお求めいただけます。

 

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