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Cisco Spark Depot の活用


2017年4月27日


イノベーションの進行速度には、ただ驚くばかりです。私たちは絶えず現在の状況の改革に取り組み、業務や生活を楽にできる新しい方法を模索しています。パートナー サミットでは多数のイノベーションが発表されましたが、その中で Rowan Trollope が Cisco Spark Depot を発表しました。Cisco Spark プラットフォームの最新の拡張により、ユーザとあらゆる規模の企業向けのインテグレーションとボットがさらに拡充されました。

 

共同作業によるスマートな働き方

お好きなツールをお好みの Cisco Spark スペースに接続すると、次のような場合に通知を受信できます。

  • ファイルが更新されたとき
  • アカウントが作成されたとき
  • タスクが完了したとき

シスコでは、JIRATrelloMicrosoft Office 365Wunderlist、さらには SalesforceServiceNow などのエンタープライズ CRM ツールの統合の構成をシンプルにしました。

インテグレーションボットの違いは何でしょうか。

  • インテグレーションは、サービスの基本的な通知を提供し、Cisco Spark ユーザの代理として機能します。
  • ボットは、スペース内の任意のユーザのタスクを実行でき、別のユーザとして存在します。メッセージの送信に加えて、ボットはファイルを投稿したり、メッセージに応答したり、さらにはコールに参加することもできます。

例を見てみましょう。次のような状況を考えてみます。HR マネージャの Maria と Joe が Spark を使って共同作業し、新人研修、採用、福利厚生などの業務をスペースで実施します。Spark の外部では、Redbooth をタスク管理に、ServiceNow をインシデント対応に使用しています。

  • Joe が Redbooth のテンプレートをタスクで更新すると、変更を説明する自動メッセージが Spark スペースに表示されます。これは、Redbooth と統合されているためです。
  • Maria はメモを見て、Spark コールで Joe と数名のチームメンバーに連絡して、システムを更新する必要があるかどうかを判断します。そして更新を行います。
  • Maria は難なく ServiceNow を適切なルームと統合します。Spark の外部で更新を追加すると、Spark スペースに即座に表示されます。Maria のチームメンバーは、ServiceNow を使用しないメンバーでも、更新をすぐに知ることができます。

Spark インテグレーションのメリットを活用することで、Maria と Joe のチームワークは一層強化され、透過的で、効率的になりました。

 

ユーザにもシンプル、開発者にもシンプル

Cisco Spark Depot には毎週新しいアプリが登場しますが、ユーザ自身が作成したアプリを公開することもできます。しかも、すべての Cisco Spark ユーザがそれらにアクセスできます。開発者、パートナー、ISV の皆様は、開発者向け Cisco Spark ポータルを通じてアイデアを投稿し、Cisco Spark の改善に役立て、シスコのエコシステムにご参加ください。

エンタープライズ分野におけるシスコの DNA を活かして、企業が自社固有のドメインのユーザ専用にインテグレーションとボットを発行する機能も用意しています。自社システムに固有のインテグレーションやボットを作成できます。Cisco Spark の能力をお客様の企業で活用する、強力な機能です。

これは、Cisco Spark Depot で紹介されている内容のほんの手始めにすぎません。皆様の開発成果を楽しみにしています。

 

Jason Goeckeこの記事は、コラボレーション テクノロジー グループのジェネラル マネージャーである Jason Goecke によるブログ「Discover the Cisco Spark Depotpopup_icon(2016/11/2)の抄訳です。

 

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