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エンジニアとしてシスコで働く魅力。興味のある業務に関わり、スキルを着実に磨いてきた 3 名のエンジニア(前編)【Cisco Employee Stories vol.9】

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シスコで働く人々やカルチャーをご紹介する連載リレーコラム「Cisco Employee Stories」。

今回はエンジニアスペシャルということで、CX Center の大崎 秀行、CX セキュリティ担当の吉川 優紀、SE チームの平田 大一郎、所属の異なる 3 名のエンジニアに、それぞれが築いてきたキャリアやエンジニアとしてシスコで働くメリットについて、ざっくばらんに聞いてみました。

 

  • ネットワークの根幹に携わり、課題を解決していく

 

―これまでの経歴と現在担当している 業務を教えてください。

大崎:2008 年に大学院を修了し、シスコ製品のお問い合わせに対応する TAC(テクニカル アシスタンス センター)のエンジニアとして入社しました。最初の 1 年は資格取得のために勉強しつつ、Cisco IOS(シスコ製品に使われるソフトウェア)の知識を得るために、スイッチ、ルーターのサポートを中心に担当していました。2 年目には、入社当初から希望していたワイヤレスチームに所属でき、2016 年にはブラジルのリオデジャネイロで海外のエンジニアと協力し、オリンピックのワイヤレス通信のサポートをした経験があります。その時の経験を活かして、昨年開催された東京 2020 オリンピック・パラリンピックでは、サポートサービスのコアメンバーとして、プランニングやプロバイダとの交渉や運営を行いました。

現在はテクニカルリードという立場で、日本のワイヤレスチームをまとめています。シスコには経営戦略の核として推進しているダイバーシティ活動「Inclusion&Collaboration」というコミュニティがあるのですが、LGBTQ の人をサポートするグループ「PRIDE」チームで 2017 年から 5 年間リーダーを務めています。

4 月に開催された TRP2022 プライドパレードに参加(大崎)

4 月に開催された TRP2022 プライドパレードに参加(大崎)

 

吉川:2016 年に入社して、コンサルティングエンジニアとして、シスコ製品をお買い上げいただいたお客さまへテクニカルサービスを提供する、プロフェッショナルサービスという部署に所属しました。その中でもエンタープライズチームの一員として、ネットワークインフラの根幹を支える技術全般を扱っていたのですが、さまざまな技術に触れる中でセキュリティ分野への興味が深まり、入社 4 年目にセキュリティチームに異動しました。

平田:2017 年に新卒で入社しました。1 年目の終わりぐらいに名古屋に本配属が決まり、当時は製造業界・医療業界や自治体など、さまざまなお客さまに対して、アカウント SE というセールスエンジニアとしてシスコの製品、ソリューションをご提案しました。名古屋で 3 年半ほど勤務した後は東京本社に異動となり、現在はグローバルエンタープライズという事業部に所属し、グローバルにビジネス展開されている大手のお客さまを担当しています。

営業のチームは縦割りになっているのですが、シスコでは SEVT(バーチャルチーム)を SE 組織内に立ち上げて、縦割り組織に横串を通す取り組みをしています。私は VT のひとつ、IoT  チームのリーダーを務めていて、IoT に興味があるチームメンバーと最新情報などを共有しています。

業務外では、企業対抗の e スポーツ大会にシスコ代表として参加しました。このような取り組みを通じて、シスコを知ってもらうきっかけになればと思っています。

 

SEVTのIoTチームの活動で名古屋のLoRaWANプロジェクトに参加し、電波強度を計測しているときの1枚(平田)

SEVT の IoT チームの活動で名古屋の LoRaWAN プロジェクトに参加し、電波強度を計測しているときの 1 枚(平田)

 

  • 興味を持っていた業務に携われるやりがいを実感

 

―シスコを選んだ理由と、入社前後で感じたギャップを教えてください。

大崎:大学と大学院で UWB 車載レーダなどの無線システムを専門に研究していたので、Wi-Fi 製品の市場で高いシェアを占めていたシスコに興味を持ちました。入社当初から無線技術に関わりたいと思っていたのですが、入社してみると、実はルーターやスイッチのシスコ製品の方が売り上げのほとんどを占め、当時は無線が相当ニッチだと実感したのを覚えています。

その他にも、部品ベンダーやサプライヤー、EMS が関わって 1 つのシスコ製品が作られていることがよく分かりました。お客さま対応をするため、技術面に限らず社内外の人とコミュニケーションをとることが同じくらい重要だと実感しました。

吉川:全ての IT を土台として支えるネットワーク関連技術に魅力を感じ、シスコに興味を持ちました。また、シスコは製品とソリューションのポートフォリオが幅広いので、ネットワークを軸として他のさまざまな技術に触れられそうだという期待があり、入社を決意した経緯があります。

入社前から、大学の先輩やシスコの先輩社員から話を聞いたり、説明会などに参加したりしていたので、入社後のギャップはほぼありませんでした。強いて言えば、外資系企業なので個人主義でドライな社風だと予想していましたが、チームの雰囲気も風通しも良く、働きやすい企業だと思っています。

平田:私は大学院在学中に、ネットワークが暮らしに与える影響を実感したことで、業界シェア 1 位のシスコに興味を持ちました。というのも、当時は医療系のロボットを研究しており、実証実験を行う際、車で何時間もかかるほど距離が離れていた病院同士が、地域医療情報ネットワークを駆使して情報をやり取りしているのだと知ったためです。

入社後に担当した業務では、小中学校の生徒に 1 人 1 台 PC を配る「GIGA スクール構想」のプロジェクトに参画したことが最も印象に残っています。中部地方の Wi-Fi 設備が整っていない学校やネットワーク環境に課題がある学校を視察し、シスコの高品質な Wi-Fi 設備を提案・提供しました。社会貢献に関わっている実感が湧いたことを覚えています。入社当初目標としていた暮らしへの貢献という意味では、業務内容にギャップは感じていません。

 

  • さまざまな業務にチャレンジできて実力を実感できる

 

―エンジニアとしてシスコで働くメリットとは何だと思いますか?

大崎:将来のキャリアプランが必ずしも管理職に限られていないことだと思います。部下を持たない「Individual Contributor」として、実力次第でエンジニアから Technical Leader、Principle Engineer、Distinguished Engineer、そして Fellow や CTO へと技術力を生かしながらキャリアアップすることができます。

もちろん、管理職を目指す道もあります。実際、私と同じように TAC エンジニアとして入社した人が、サービスチームのエグゼクティブのトップになっているケースもありますよ。シスコでは英語が多少できて、技術力があれば世界中で活躍できる機会が広がっています。

そのためには技術をたくさん勉強する必要がありますが、受けたいトレーニングや読みたい本があれば、自分の興味と会社の方向性が合っている限りサポートしてもらえます。ただし、サポート職に就いている場合はお客さま対応の業務があるため、時間の使い方を考えることも大事です。

シスコはユーザーが触れる電話機からアクセスポイント、ルーター、スイッチ、セキュリティ、クラウドに至るまで、全ての IT ソリューションを一括提供できる唯一の IT 企業です。IT エンジニアとして成長するのに最高の学習環境が整っています。

吉川:シスコ製品の他にも、他社のテクノロジーを学べ、資格試験を手厚くサポートしてもらえる点は、非常に魅力的だと思います。技術的なトレーニングだけでなく、仕事をする上で必要なコミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルのトレーニングも用意されています。

私の例で言えば、最近はアジャイル開発の一種であるスクラム開発のトレーニングに参加し、スクラムマスターの在り方について学びました。その他にも、プロジェクトマネジメントのフレームワークを身につけたいと思い、さまざまなトレーニングに参加して、プロジェクトマネジメントの資格を取得しました。

また、社内に検証用のラボがあるためいつでもテストしたい環境を準備しやすく、世界中でさまざまなエリアのエキスパートが蓄積したナレッジ等を参照しながら、実際に手を動かせるのもありがたい点です。

バンコクへ技術トレーニングに行った時に参加メンバと一緒に食事した時の一枚(吉川)

バンコクへ技術トレーニングに行った時に参加メンバーと一緒に食事した時の一枚(吉川)

技術トレーニングで訪問したシスコのアムステルダムオフィス(吉川)

技術トレーニングで訪問したシスコのアムステルダムオフィス(吉川)

平田:営業系のエンジニアとしては、ハードウェアとソフトウェアの両面からお客さまにアプローチし、トータルサポートできるのはとてもやりがいがあります。お客さまはさまざまな課題を抱えており、だからこそお客さまとのコミュニケーションを通じて多種多様な知識やノウハウを身に付けられます。「もしかしたらシスコに聞けば解決できるのではないか」と頼っていただけるのは、とてもありがたいです。

先ほど大崎さんからもお話がありましたが、業務に関連している社外のトレーニングを受けたいと上司に相談すると、会社からサポートを受けられる点も非常に良いですね。さまざまなレイヤーの技術がシスコのソリューションにつながっているので、エンジニアとして幅広い知識を身につけたい人には良い会社だと思います。

 

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次回、座談会後編では、日々のエンジニア同士の交流やエンジニア視点での将来への展望などについて 3 名に聞いてみました。この社員 Blog シリーズ「Cisco Employee Series」も次回が最終回となります。ぜひ最後までご覧ください。

Authors

石丸 美里

PR Manager

APJC Communication Team, Japan

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