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再入社しても変わっていなかった「コミュニケーションを大切にする」というカルチャー【Cisco Employee Stories vol.4】

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シスコで働く人々やカルチャーをご紹介する連載リレーコラム「Cisco Employee Stories」の第 4 回。今回登場するのは、2015 年に新卒でシスコに入社後一度退社し、2019 年に再び入社したコラボレーション システムズエンジニアリングチームに所属するテクニカル ソリューションズ アーキテクトの銭 昆です。シスコ外で別の経験をしたからこそ改めて体感したシスコのカルチャーや現在の業務内容とやりがいについて聞いてみました。

 

  • 採用面接時に「この人と一緒に働きたい」と思い、シスコに入社

 

―新卒でシスコに入社した経緯を教えてください。

シスコでは、新卒採用においても職種別の採用となっているので、私は自分が志望する部署の上司と面接しました。シスコの採用面接は、堅い雰囲気ではなく、面接官が対等な立場で話を聞いてくれたことが印象に残っていますね。面接官の態度や話し方、合理的な進行の仕方などに好感を持ち、一緒に働きたいと思いました。

新卒採用時に応募したポジションはお客様の疑問を解消したりトラブルシューティングをしたりするポストセールスで、職種は NCE(Network Consulting Engineer)です。IT 系の企業では、プロダクトマネージャーのように管理を担当する場合や自分の手でコーディングを担当する場合など、業務内容が完全に分かれていることが多いと思います。ただ、シスコではプロジェクトマネージャーのような管理業務やラボにこもってひたすら検証を繰り返す業務、どちらも経験することができました。

―入社後はどのような仕事を担当しましたか?

ビデオ会議システムや電話機など、ユーザーの目に触れる機会が多いコラボレーション製品のポストセールスを担当しました。当時所属していた部署では海外のエンジニアたちと協力して開発していたので、入社したての自分でも優秀なエンジニアと一緒に仕事をしたり、自分でコーディングしたりと、さまざまな役割を経験できたことは、私にとってプラスになりました。

―入社後と就職活動時のギャップはありましたか?

外資系企業に対して、中途入社の方が多いプロフェッショナル集団で、各自が粛々と業務を進めメンバー同士のコミュニケーションが少ない、新卒であっても自分でキャッチアップしていく、といったようなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、シスコはそんなことは全くありません。私自身は面接時の応対からにすでにシスコに好印象を持っていたので、入社後と就職活動時で大きなギャップはありませんでした。入社早々に役員の方々がランチを一緒にする機会を持ってくれたので、上司と部下の距離が近い会社だとますます思いました。

 

  • スキルアップのためシスコを 2 年弱離れた後に再入社

 

―他の会社に転職した経緯を教えてください。

入社後は 3 年ほど同じチームに所属して、電話やビデオ会議システム、それに付随するネットワークと機器などのポストセールスをひと通り経験しました。そろそろ新しいことにチャレンジしたいと思うようになった頃、他社で働く機会をいただくことができたので、シスコを退社することにしました。当時の IT 技術はクラウドへシフトしていて、そのノウハウを習得したかったので、コンテンツ配信のビジネスを展開している企業に魅力を感じました。

―転職先で 2 年弱勤務した後に、またシスコへ再就職した理由は何でしょうか?

転職先では、EC サイトのセールや人気のオンラインゲームなど、大量のトラフィックを処理する技術を経験しました。クラウドの運用は難しくスキルアップにはなるのですが、そこでは毎日の業務はあまり変化がなく、次第にもう少し幅広い領域で働きたい、また、シスコ時代を含めて 5 年ほどお客様をサポートする業務を担当していたので、今度はセールスにもチャレンジしてみたいと思うようになりました。

そんな時タイミングよく、これまでの経験を生かすことができ、チャレンジしたいと思っていた SE(システムズエンジニア)のポジションをシスコが募集していることを知り、応募しました。シスコに再入社したのは 2019 年 12 月で、その直後から、コロナの影響もあり、世の中では Web 会議、ビデオ会議システムのニーズが急速に伸びてきたタイミングでした。

現在は、Webex やビデオ会議専用のデバイスなどのコラボレーション製品の部署に所属しています。会議専用のデバイスをご提案するプリセールスとして大企業のお客様を専任で担当していて、その他にはチームリーダーとしてメンバーの相談相手にもなっています。

チームメンバーとバーチャル飲み会を開催

チームメンバーとバーチャル飲み会を開催

 

  • シスコの「対話を重視し、従業員に裁量を与えるカルチャー」

 

―シスコへ再入社した時、シスコのカルチャーは変化していると感じましたか?

部署や組織の体制の変更などはよくありますが、シスコの根底にある「コミュニケーションを大切にする」というカルチャーは全く変わっていないと感じました。新卒でシスコに入社した時の同期がさまざまな部署で活躍していて、困ったことや疑問に思ったことをすぐに聞ける雰囲気も失われていませんでした。部署などの垣根を超えてさまざまな社員と仲良くなっておくと、相談できる相手がどんどん増えていきます。そして、困ったことや相談したいことがあるとき、上司に相談すると、どんなに忙しくてもちゃんと話を聞きアドバイスをくれるなど、ここも以前と変わらずシスコのいいところだなとあらためて実感しました。

―これまで担当してきた中で、印象に残っている仕事はありますか?

1 つ挙げるならプロ野球の観戦を取り扱った事例ですね。新型コロナウイルス感染症対策の影響を受けて球場で観戦できなくなった時、「パ・リーグ TV」様と、オンライン観戦し応援できるプラットフォームを作りました。中継を見ながら仲間内でワイワイ楽しめる仕組みです。

この案件では、普段接する SE チーム、コラボレーションチームだけではなく、マーケティングチームなど複数部署のメンバーが一緒になって、部門の垣根を越えてみんなでアイデアを出し合いました。「自分の本来の仕事じゃないからやらない」という姿勢の人がおらず、組織全体のためにプロジェクトを進める意欲が高い点はシスコらしいと感じました。

オンラインイベント開催時は運営側としてサポート

オンラインイベント開催時は運営側としてサポート

 

  • 見落とされがちな「誰と一緒に働くか」という観点

 

―チームリーダーとして、メンバーにアドバイスしたりすることはありますか?

最近は 2 つのことを心がけています。1 つ目は、メンバーが困っていることをシェアすることです。月曜日の朝に集まって困りごとを打ち明ける機会を作り、「ここに聞けばいいよ」というアドバイスとか「同じことで困っている」という相談をみんなで行っています。これは本で読んだことをチームメンバーで実践しているんですが、確かにいい方法だと感じています。

もう 1 つは、業界のベストプラクティスの整理です。例えばある業界で 1 社が何か新たな取り組みを採り入れると、他社も同じ取り組みやさらに新しい企画を検討することがあります。ビジネスの幅を伸ばすためには、縦にも横にも視野を広げることが重要だと思っています。

―最後に、新卒や転職でこの分野を目指している方にアドバイスをお願いします。

会社選びの時、習得したい技術や挑戦してみたい業務などはイメージしやすく、もちろんそのポイントも大事だと思うのですが、私は「誰と一緒に働くか」が大事だと思います。限られた人としか接することのできない採用面接だけでは、会社全体の雰囲気はつかめません。

シスコは、相談に対して真摯に向き合ってくれます。実際私も採用面接の際、シスコの理解をより深めるためにどうしたらよいか、と相談してみました。すると、他部署のマネージャーや一緒に働くチームメンバーとの面談をアレンジしてくれて、企業側が一方的に情報を提供する、選ぶという姿勢ではなく、お互いにとってよりよい選択をしましょう、という姿勢であることを強く感じました。

聞いた話や会社案内などにある情報だけではなく、自ら情報を掴み、その企業のカルチャーを肌で感じ、その上で自分が働きたいところに行った方がいいと考えています。より多くの方々にシスコを知ってもらい、シスコで働きたいと思えるカルチャーをこれからも作っていけたらと思っています。シスコでお待ちしています!

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連載リレーコラム「Cisco Employee Stories」は全 10 回、毎週さまざまなコンテンツをお届けしていきます。次回から、複数社員による座談会形式となりますので、ぜひお楽しみに!

Authors

石丸 美里

PR Manager

APJC Communication Team, Japan

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