この記事は、コラボレーション担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーである Javed Khan によるブログ「A More Engaging and Inclusive Meeting Experience, Powered by Cisco + Slido」(2021/5/3)の抄訳です。
Cisco と Slido の統合で、魅力的で包括的なエクスペリエンスを実現
ミーティングやイベントで、参加者が本当に話を聞いているのか、理解されているのか、心配になったことはないでしょうか。もし共有している資料や発表内容について、イベント中やその前後に、リアルタイムで参加者の関心度がわかり、フィードバックを得て参加者の気持ちを理解できるとしたらどうでしょう。このような積極的参加と貴重なフィードバックを、同じ場所に集まっている参加者であれリモートで接続している参加者であれ、全員から得られる、そんな状況を想像してみてください。Webex ユーザはまもなく、これらはもちろんのこと、それ以上の機能も利用できるようになります。
12 月の WebexOne イベントで、シスコは Slido 社の買収を発表しました。同社は、業界最高水準のオーディエンス インタラクション プラットフォームを提供するテクノロジー企業です。Slido を使えば、魅力的なインタラクションを生み出すことができます。主催者はオーディエンスを把握でき、多様な投票機能によって参加者全員にフィードバックを求めることが可能になります。2021年5月3日、Slido 社の買収が完了しました。対面でのやり取りより 10 倍優れたエクスペリエンスを Webex で提供するという目標の実現に向けて、また一歩前進したことになります。
Slido のテクノロジーが Webex プラットフォームにもたらすもの
Slido のテクノロジーにより、Webex プラットフォームに充実したたくさんのの機能が加わります。会議を効果的なものにするにはオーディエンスに活発な参加を促すことが重要ですが、これが実現します。質問や意見を出すのは気が進まないという会議参加者でも、Slido の匿名でのQ&A機能を使って、より積極的に参加し、フィードバックを行うことが可能になります。会議の主催者は、Slido の使いやすい投票機能とクイズ機能を利用して参加者の理解度を確認し、理解が不十分な部分があればすばやく対応できます。これにより、明確で有意義なコミュニケーションが取れるようになります。また、Slido で事前に質問を公募しておけば、確実に参加者の関心を惹きつけるコンテンツを共有することができ、セッションが生産性の高いものになります。Slido の機能で私が気に入っているのは、会議の参加者がオーディエンスからの質問を表示したり投票したりできるというものです。誰もが議論中に意思表示できるようになるほか、会議の主催者はオーディエンスが特に重視するトピックは何なのかをリアルタイムに把握することができます。シスコと Slido が構想する未来の働き方については、以下の動画をご覧ください。
業界最高水準のオーディエンス インタラクション(双方向性)
私は、世界中から 5,000 人以上が参加する社内ミーティングを毎月開催しています。これだけの規模の会議でオーディエンスとのインタラクションを促すのは難しいものです。しかし、Slido の投票機能とクイズ機能を使ってオーディエンスと交流したところ、素晴らしい成果があがりました。たとえば参加者に次の四半期に特に楽しみにしていることを尋ねたところ、わずか 30 秒で 2,000 件の回答が集まったのです。このように、リアルタイムでオーディエンスが参加できることに、私はすっかり圧倒されました。大規模なオンラインイベントがずっと身近に感じられ、個人がより積極的に参加する機会が無限に広がります。
このたび、Slido 社の共同設立者兼 CEO の Peter Komornik 氏を、シスコのディレクター兼 GM として迎えます。スロバキアに拠点を置く、同氏が率いる Slido チームの全員も、Webex ファミリに加わってくれます。シスコの Webex 製品ポートフォリオに、Slido が誇る業界最高水準の双方向性が加わるのが楽しみです。魅力的で包括的なエクスペリエンスを、力を合わせて構築していきたいと思います。
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