この記事は、シスコ セキュリティ ビジネス グループのエンジニアリング担当バイス プレジデントある Dr. Gee Rittenhouse によるブログ「Cisco Named a Leader in the 2018 Gartner Magic Quadrant for Enterprise Network Firewalls」(2018/10/4)の抄訳です。
ネットワークは堅牢なセキュリティの基礎であり、ネットワーク セキュリティを担う重要な要素はファイアウォールです。このためシスコでは、脅威を境界で阻止できる、実行力のある次世代ファイアウォールの実現に注力してきました。これらの努力が実り、シスコの次世代ファイアウォールは業界で大きな注目を集めています。
その例のひとつが、2018 年度の Gartner Magic Quadrant レポートでエンタープライズ ネットワーク向けファイアウォール分野のリーダーに選ばれたことです。影響力のあるレポートでリーダーに選ばれたことは、シスコが提唱するシンプルでオープンな自動化アプローチと、お客様にとって最重要のセキュリティ パートナーを目指す取り組みが評価されたからです。
シスコの次世代ファイアウォール(NGFW)は、さまざまな面で競合製品よりも際立っています。その最大の理由が、シスコの誇る世界的な脅威インテリジェンス組織、「Talos」です。Talso では絶えず脅威データを分析し、次世代ファイアウォールにセキュリティ情報を提供しています。これにより、既知の脅威や新しい脅威などからお客様を自動的に保護できるのです。WannaCry、NotPetya、VPNFilter などの紙面を賑わせた攻撃からも、次世代ファイアウォールのお客様は Talos の圧倒的な能力により保護されてきました。
ただし、見えない脅威を止めるのは不可能です。そのためシスコの次世代ファイアウォールは単なる防御を超えた、優れた可視性を提供します。ユーザ、ホスト、ネットワーク、インフラストラクチャ全体で、テレメトリや潜在的に悪意のあるファイル アクティビティを可視化します。これにより、悪意のあるアクティビティを迅速に検出し、損害を未然に防止できます。
他にも、統合されたアーキテクチャにより時間を節約し、自動化を可能にします。ポリシーの適用を自動化できるため、ビジネスの中核的な目標に注力できるようになります。シスコの次世代ファイアーウォールは、他の統合セキュリティツールとシームレスに連携して可視性を高めます。検出速度が向上し、自動的にブロックして対応できます。
シスコの次世代ファイアーウォール製品は、ここ数年間で大きく拡張されてきました。最近発表された例としては、革新技術を盛り込んだ Firepower 2100 シリーズや、使い勝手と速度が大幅に向上した Firepower Management Center、そしてサードパーティ製ツールとシスコのセキュリティ製品の継続的な統合などが挙げられます。また最近では、次世代ファイアーウォール、Tetration、StealthWatch、およびアプリケーション セントリック インフラストラクチャ(ACI)により近代的なデータセンターを保護するための統合ソリューションも発表されています。
これほど強力なネットワーク/セキュリティ能力を提供できるファイアウォール ベンダーは、シスコ以外にいません。シスコでは次世代ファイアーウォールへ継続的に注力することで、お客様を最新の脅威から保護し、ビジネスを拡大できるよう支援していきます。
Gartner の「エンタープライズ ネットワーク向けファイアウォール Magic Quadrant レポート」は、こちらからダウンロードできます。