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AI エージェントとともにビジネスの成果を得る時代のネットワーク・セキュリティとは?――「Cisco Scale Innovation Day 2026」イベント開催レポート(販売パートナー・ディストリビューター編)

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「Scale Innovation Day レポート」シリーズ
[第1回:セッション前編] | [第2回:セッション後編] | [第3回:シスコ体験ブース編] | [第4回:販売パートナー・ディストリビューター編]


 

中堅・中小企業をはじめとするお客様や販売パートナーの皆さまに向けて開催した「Cisco Scale Innovation Day」。そのハイライトを全 4 回のレポートでお届けしています。

最終回となる第 4 回は、体験エリア「Meet the Experts」のブースのうち、シスコの販売パートナー様およびディストリビューター様 合計 9 社の特色を中心にお伝えします。各社が扱う商材はシスコ製品という点で共通していますが、そこに掛け合わされるサービスや実績には、それぞれの会社ならではの色が表れていました。

 

NTT データ ルウィーブ株式会社(販売パートナー)

NTT データ ルウィーブ様では、Cisco Meraki(ネットワーク)、Cisco Secure Access(セキュリティ)、Cisco Duo(アイデンティティ)の 3 製品を組み合わせ、ネットワークからアイデンティティまでを統合したゼロトラスト環境の構築ポイントを解説していました。あわせて、Secure Access やDuo をはじめとするセキュリティ機能をパッケージ化したCisco User Protection Suite についても、導入のメリットをご紹介いただきました。

 

 

同社はネットワーク領域を中心に、長年にわたりシスコ製品を扱ってきた実績を有しています。パートナー制度では 6 分野中 5 分野で、最上位の認定である Cisco Preferred Partner を取得しています。そのようなネットワークでの豊富な実績に加えて、Secure Access やDuo、EDR といったUser Protection Suite を構成する要素についても、それぞれを単体で実装してきた経験を積み重ねてきました。パッケージとして 1 つにまとまった現在も、個々の要素を熟知したうえで組み合わせて提案・実装できることが同社の強みです。

 

NTT 東日本株式会社(販売パートナー)

NTT 東日本様には、大きく 2 つのサービスをご紹介いただきました。その 1 つの Cisco Webex Calling では「NTT  の固定電話番号(0ABJ 番号)とクラウドで接続することで、オフィスの外からでも、スマートフォンやパソコンからでも、企業の電話番号を使って業務の電話ができる」という、通信事業者ならではのサービスを展開しています。また、これを閉域網で提供する「ひかりクラウド電話ダイレクト」は、インターネットのトラフィックの影響を受けないため、非常に安定した高品質での会話を実現可能です。

 

 

もう 1 つの柱である「ギガらくスイッチ」は、Cisco Meraki のルーターや Wi-Fi アクセスポイントを、独自のダッシュボードと「おまかせ監視サポート」でワンストップ運用できるサービスで、トラブル対応も含めてサポートセンターに任せられます。ダッシュボードに問い合わせ機能やオフライン検知アラートを統合し、専任のネットワーク管理者がいない企業でも扱いやすい形に仕立てている点も見どころでした。

 

 

高千穂交易株式会社(販売パートナー)

高千穂交易様のブースでは Cisco Duo(人を守る)、Cisco Secure Access(経路を守る)、Cisco AI Access(AI を守る)の 3 機能と Cisco Secure Router を組み合わせた、実践的なゼロトラストをご提案いただきました。また、Secure Access に統合された AI Access のガードレール機能を働かせて、Copilot や ChatGPT、Gemini に対する悪意あるプロンプトをその場でブロックするデモも実施していました。

 

 

同社は Cisco Meraki をシスコが買収する以前から取り扱っており、その知見を生かして顧客を支援してきた実績があります。加えて、ネットワーク領域でもマネージドサービスを提供しており、セキュリティ領域だけにとどまらず包括的に支援できる体制を整えています。

 

日本ビジネスシステムズ株式会社(販売パートナー)

SaaS 利用や働き方の多様化が進む中、休眠アカウントや多要素認証未設定の放置が、不正アクセスやランサムウェア被害の温床になっています。それを受けて日本ビジネスシステムズ様は、ID を起点としたセキュリティを強化する術として、Cisco Duo に搭載された Identity Intelligence 機能による ID リスクの可視化・分析を提案。あわせて、独自の無償アセスメントと、SOC サービス(準備中)もご案内いただきました。

 

 

同社の強みは、Microsoft や Oracle など幅広いベンダーの製品を扱ってきた経験にあります。「セキュリティをどうしていけばよいか分からない」という顧客の悩みから「この製品を導入したい」と決めている顧客の要望まで、幅広く支援できる体制が特長です。

 

ユニアデックス株式会社(販売パートナー)

ルーターやスイッチなどで多くの実績を積み重ねてきたユニアデックス様には、現在の注力領域であるセキュリティ関連の導入事例を中心にご紹介いただきました。同社は Cisco XDR の日本国内第 1 号案件として、医療機関への導入を手がけており、その後も同様の案件を担い続けています。新しい製品や領域には思わず尻込みしてしまいがちですが、同社は「まずやってみよう」と前向きに取り組む社風と実力があるため、こうした先進事例につながっているとのことです。

 

 

このブースでは XDR のほか、Cisco Duo、Cisco Secure Access も紹介し、さらに運用まで自社が丸ごと引き受ける独自ブランドのセキュリティマネージドサービスを準備中であることも明らかにしていました。

 

 

SB C&S 株式会社(ディストリビューター)

SB C&S 様には、ディストリビューターの立場でパートナーに役立つコンテンツをご提供いただきました。シスコの認定資格であり、パートナー制度の認定基準でもある「CCST(Cisco Certified Support Technician)セキュリティ」の取得を目指すオンデマンド講座を紹介されていました。

 

 

これまでは個別の相談に応じて無償で CCST 取得のノウハウを提供してきました。しかし昨今はセキュリティに対する顧客の姿勢が急速に変化しており、パートナー企業の対応力を早急に底上げする必要があると同社は考えました。そこでトレーニングパートナーの GSX 社と組み、ノウハウを詰め込んでパッケージ化したそうです。

また、シスコの AI インフラとそれを守るセキュリティを体系的に体験できる、ハンズオンセミナーもご案内いただきました。

 

ダイワボウ情報システム株式会社(ディストリビューター)

ダイワボウ情報システム様のブースでは、新製品である Cisco 8200 シリーズ セキュアルータの実機をいち早く展示いただきました。

 

 

あわせて同社は、Cisco Meraki の取り扱いに特に注力してきた実績を土台に、Cisco Secure Access や Cisco Duo といったクラウドサービスも提案していました。実際に触れたことのない製品を提案することはパートナー企業にとって負担になるため、それを軽減するためのオリジナルサービスも提供しているとのことです。自社製のパラメーターシートを用いたヒアリングから伴走し、最終的にはパートナー企業自身が実装し自走できる体制づくりを支援します。加えて今年 4 月からは、プリセールス部門にもエンジニアを配置する体制変更を行っており、顧客への提案の初期段階から技術支援を提供できる点を強調していました。

 

ネットワンパートナーズ株式会社(ディストリビューター)

 

ネットワンパートナーズ様では Cisco Secure Access の中でも、利用者側の生成 AI 利用を守る Cisco AI Access をピックアップしていました。これを用いれば利便性を損なうことなくセキュアな AI 活用を推進できると同社は説明します。

 

 

Secure Access について同社は、パートナー企業の案件を包括的に支援する「PoC & CX サービス」を提供しています。無償の PoC 支援に加え、有償の導入支援サービスも用意し、初めて製品を扱うパートナーの不安を解消します。また、マルチベンダーを取り扱うディストリビューターとしての立場を生かし、他製品との比較検証を通じてシスコ製品の強みを引き出せる点も、同社の強みだといいます。

 

 

株式会社マクニカ(ディストリビューター)

マクニカ様では Cisco User Protection Suite を展示の中心としており、Cisco Duo や Cisco Secure Access を組み合わせた活用シナリオをデモ動画や資料でご紹介いただきました。

 

 

同社の強みは、社員の 3 人に 1 人が技術者というリソースを背景に、提案から PoC、導入、運用までを一気通貫で支援できる体制にあります。提案段階から技術者が深く関与し、独自アセスメントや SOC 連携を含む運用支援サービスを提供されています。

User Protection Suite は、ゼロトラストに必要な製品をプラットフォーム化することでコスト削減にも貢献する製品ですが、さらに保守の窓口を一本化することにより、導入後の運用負荷を下げられます。

また、ディストリビューターという立場上、同社はパートナー企業との協業が非常に重要であり、今後さらに注力していく方針を強調していました。

改めまして、ご出展くださった各社の皆様にはお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

 

 

以上、全 4 回にわたり「Cisco Scale Innovation Day 2026」の模様をお届けしました。

スケールビジネス事業として、引き続き魅力あるイベントを企画し、皆さまをお迎えしたいと思っております。今後もどうぞご期待ください。

Authors

石黒 圭祐

執行役員

スケールビジネス事業統括

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