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【社内イベントレポート】シスコの職場参観日「Cisco Family Day 2024(シスコファミリーデー)」

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みなさん、こんにちは!

2024 年 8 月 7 日、連日の猛暑が少し和らいだこの日、シスコの職場参観日「Cisco Family Day 2024(シスコファミリーデー)」が東京ミッドタウンで開催されました。この社内イベントは、シスコ社員の子供やパートナー、両親、親族をオフィスに招待し、家族が「シスコとはどんな会社なのか、職場の雰囲気や仕事の様子を実際に見て理解を深める」ことを目的としています。

社員有志のインクルーシブ・コミュニティからは、CDAN(障害理解)、PRIDE(LGBTQ+理解)、CCN(ボランティアと寄付)のメンバーがそれぞれ企画を出展し、当日はたくさんの笑顔が見られました。その様子を振り返ります。

 

イベント概要

この日は社員のパートナーやご家族、約 330 名が職場を訪れ、ロボットやドローンのプログラミング体験、ゲームを通じてサイバー攻撃を防ぐ方法や SDGs を学ぶなど、さまざまな活動を楽しみました。また、プラレールや綿あめ、輪投げ、射的の縁日、オリジナルガチャなど、子どもたちが楽しめる企画も豊富に用意され、大盛況のうちに終了しました。

 

CDAN と PRIDE の共同開催

「手話」と「えほん」がイラスト入り手書きで書かれた入口案内ホワイトボード

「手話」と「えほん」がイラスト入り手書きで書かれた入口案内ホワイトボード

講座の時間はわずか 15 分。

子どもが集中できるのは 15 分が限界だろうということで、15 分のセッションをそれぞれが 3 回設定し、CDAN と PRIDE が 1 時間おきに交互に同じ会議室で実施しました。

そのため、CDAN と PRIDE のメンバーは当日朝早くから集まり、クッションフロアを敷いたり、バルーンを膨らませたり、入口付近に案内を設置したりして準備を進めました。


CDAN の「子ども向け手話講座」

障がい者が会社と社会に適応しやすい環境づくりに取り組む CDAN(シーダン)は、親子で動物、乗り物、虫の手話を声を出さずに手話とジェスチャーだけで楽しく学べる講座を企画しました。講師は、聾当事者であり、今年 1 月に社員向け手話講座でも講師を務めた杉原大介さんです。普段は大人向けに教えることが多い杉原さんにとって、今回の子供向け講座は初めての挑戦でした。また、私自身も生まれつき重度の聴覚障害があるため、当事者として杉原さんのアシスタントを務め、子どもたちに補聴器を装用しているところを見せました。

手話講座の様子

手話講座の様子

講座では、犬、猫、豚、牛、蝶々、カブトムシ、クワガタ、電車、飛行機、車、船と、11個もの単語を用意していましたが、子どもたちの吸収力と頭の柔らかさには驚かされました。

特に印象に残ったのは、杉原さんが(なまえは なに?)と声を出さずに際、あるお子さんは少し考えた後、マットに自分の名前を空書きしたことです。彼は、「声を発しても聞こえないから、どうやって伝えればいいだろう?」と考え、その行動に至ったのです。

この講座を通して、子どもたちが「相手が聞こえなくても、声を発さなくてもコミュニケーションが取れるんだ」ということを実感してくれたなら嬉しい限りです。
また、イベント前には、CDAN メンバーが集まり、簡単な手話辞典や難聴の子どもに会ったときの接し方を学べるミニ絵本を手作りで用意しました。これにより、参加者が帰宅後や家で復習できるようにしたのです。あるご兄弟は、帰宅後も自分の名前を伝え合ったり、他の言葉の手話表現を調べたりしていたそうで、親御さんから「心に強く残ったようです」との嬉しいフィードバックをいただきました。

 

PRIDE の「絵本の読み聞かせ」

 

LGBTQIA+ などセクシャルマイノリティの社員が働きやすい職場づくりを目指す PRIDE (LGBTQ+ & Allies) は 2 冊の絵本を紹介しました。

『タンタンタンゴはパパふたり』の絵本表紙

まず 1 冊目は『タンタンタンゴはパパふたり』です。この絵本は、動物園の飼育員がオス同士で愛し合うペンギンが石の卵を温め続けているのを見て、放置されていた本物の卵と差し替えたところ、その後、待望の赤ちゃんペンギンが誕生し、2 羽のパパが愛情深く育てる様子を描いた、切なくも心温まるお話です。

 

『レッド あかくてあおいクレヨンのおはなし』の絵本表紙

もう 1 冊は『レッド あかくてあおいクレヨンのおはなし』です。この絵本では、青いクレヨンなのに赤い紙ラベルを貼られてしまった「レッド」が、自分の本当の色を発見し、美しい青空を描くまでの物語が描かれています。

少し話が逸れますが、シスコの東京オフィスには、社員がコーヒーやホットミルクを楽しんだり、同僚とリラックスして雑談できる「eCafe」という休憩スペースがあります。各フロアに 3 か所設置され、リフレッシュの場として利用されています。これら2冊の絵本は、PRIDE Month の期間中にこの eCafe に期間限定で設置されたミニ図書コーナーに展示されていたものです。

シスコの東京オフィス「eCafe」という休憩スペースで展示された設置されたミニ図書コーナーの様子

当日は、山下桜さんと大﨑秀行さんが交互に子どもたち向けに 2 冊の絵本を読み聞かせしました。ありのままの自分で生きることの大切さを伝えるこの絵本に、子どもたちもご家族も興味津々で絵に見入り、ふたりのおだやかな声に耳を澄ませている姿がとても印象的でした。

山下桜さんと大﨑秀行さんが絵本を読み聞かせている様子

山下桜さんと大﨑秀行さんが絵本を読み聞かせている様子

 

CDANとPRIDEのボランティアメンバーとの集合写真

CDAN と PRIDE のボランティアメンバーとの集合写真

 

CCN の「チャリティ企画」

社会への還元と社員間の強い絆づくりに取り組む Cisco Citizen Network(CCN:シーシーエヌ)は、チャリティ企画としてフードドライブを実施し、入院している子どもに付き添う家族を支援する認定 NPO 法人キープ・ママ・スマイリング様とコラボレーションし、クイズやゲームを楽しみました。

キープ・ママ・スマイリング様とのコラボレーションブース

キープ・ママ・スマイリング様とのコラボレーションブース

ブースには 230 名以上が訪れ、参加者はキープ・ママ・スマイリング様の活動紹介を聞いた後、クイズや福笑いに挑戦しました。特に福笑いが人気で、子どもたちのユニークなセンスに笑いが絶えませんでした。

子どもたちのユニークな感性爆発の福笑いゲーム

子どもたちのユニークな感性爆発の福笑いゲーム

ファミリーデー当日以前から、入院付き添いをしているご家族への食品や日用品の寄付(フードドライブ)を受け付けており、当日は募金活動も行い、多くの寄付が集まりました。キープ・ママ・スマイリング様のサイトからも、当日の活動レポートをご覧いただけます。

当日ボランティアとしてブース運営に参加したCCNメンバーとの集合写真

当日ボランティアとしてブース運営に参加したCCNメンバーとの集合写真

 

ファミリーデーを通して、子どもたちのキラキラした目や、ワクワクした様子を間近で見ると胸が温かくなり、シスコという会社と社会のつながりを実感できた1日となりました。


シスコでは、性別、人種、思想・信条、宗教、国籍、身体的特徴、職階、性的指向、

性自認、障害の有無、妊娠の有無等などについて差別的な発言また取り扱いをしないことを就業規則に明記しています。

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Authors

Ayumi Sugimoto

I&C Program Manager

People & Communities

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