今年も WebexOneがグローバルおよびAPJCで開催されました。
10月25日の APJC Day1 Keynote「Welcome to next chapter of hybrid work」の内容を2回にわたってご紹介します。パート1ではハイブリッドワークについてのシスコのビジョンとそれを実現する製品や機能を取り上げました。パート2では Webex Suite を中心に新機能をご紹介します。
類似する関連ブログ・動画リンクも掲載しますので、既にご覧になった方は振り返りとして、ご覧いただけなかった方は添付している各種ブログや動画などと併せて内容をご活用いただければ幸いです。
ご紹介するセッションの内容は以下 Youtube または WebexOneサイトにて再生して確認いただくことができますので、こちらもご確認ください。
- Welcome to the next chapter of hybrid work | WebexOne Opening Keynote
- 本 Part2 部分のみのセッション動画:Announcing our latest enhancements to the Webex Suite | WebexOne 2022 Opening Keynote
また各種製品についての情報は以下リンクをご参照ください
*今回紹介された新機能などの最新情報はこちらよりご確認ください。
Webex Suite
Javid Khan
参考ブログ:Webex: Collaboration software for a new era Launching new innovation for the era of hybrid work
業務に必要な全ての機能をひとつのソリューションに包含したWebex Suite. ひとつひとつのアプリ自体が業界のトップレベルの機能であるにも関わらず、それら全てひとつの包含したソーリューションとして手に入れることができるもの。
Meeting の新機能
81グリッドビュー
Mobile Camera Share
参考ブログ:Bringing More Flexibility in Hybrid Work
参考動画: Collaborate on live video in real-time from anywhere
モバイルカメラをシェアすることができるため高品質のライブビデオの共有が可能。現場状況をストリーミングでき、カメラをズームして拡大することもでき、かつ注意書きを加えることもできるため、医療現場など細かい映像を確認するのに役に立つ。
Webex Meeting Recording
参考動画:Real-time translations in Webex
録画にチャプターをつけることができるので欲しいトピックをすぐさま確認することができ、録画をダラダラ通して見る必要はない。
文字化機能により、自分自身を検索してアクションアイテムをすぐさま確認することも可能。
Picture-in-Picture for iPad and iPhone
参考ブログ:Magical experiences: Introducing the all-new Webex app for iPad
参考動画:Multitask like a pro | Webex for iPad
Webex built native for iPad | Meeting. Messaging. Calling.
iOSでの利用も一層便利になる。
Mobile to Mobile
参考動画:Webex for CarPlay
会議参加中、途中から移動しなくてはいけなくなるなどあるが、モバイルでQRコードで読み取ればモバイルアプリへ会議が移行する。エコーループによるハウリングなど発生する心配がない。
Webex for Apple CarPlay
参考動画:Webex for CarPlay
参考ブログ:Hybrid Work with Webex Meetings – now for Apple CarPlay
カープレイは音声モードのみ、後で録画を聞くこともサポート。
Messagesの新機能
昨年は15.3Bのメッセージのやり取りがされた。大変重要なツール。毎月アバターなどを追加してメッセージの体験をより良いものにしている。
Public Spaces
誰でも作れ・参加できるパブリックスペースが作れるようになる。
Space Grouping
スペースのグループ分けすることができる。
WhiteBoarding
参考ブログ:Essential whiteboarding for hybrid work with Webex Whiteboard
参考動画:Create and collaborate from any device | Webex Whiteboard
ホワイトボードのSW/HWの境を無くしてパワフルにする。ブラウザーからアプリからデバイスからSW/HWに関わらず共同作業ができる。終了後はWhiteboard アプリで共有することも可能。
またBoardPro55, 75であれば複数の人が一緒に書き込みをすることも可能。
Calling
関連動画: Webex Calling innovations at WebexOne 2022
関連ブログ:Calling at the heart of hybrid collaboration
関連情報:Future-Proof Your Workplace with Cloud Calling
Webex Go
英国にて11月からサービス開始。
External noise removal
外部ネットワークとPSTN通話にもノイズリムーバルが拡張
Group Call Management グループコール管理
通話管理・堅牢なコールキューと分析機能のセットで通話のパフォーマンスを向上する。インバウンドコールチーム・高度なコールルーティングにより、1日のスキル時間帯などに基づいてコールをルーティング可能。Webex Callingでは追加料金なしで利用可能。
Webex Calling in Microsoft Teams
動画:Webex Calling integration with Microsoft Teams
概要:Webex Calling in Microsoft Teams
さらなるアップグレードにより、Webex とMSTeamsの2つのアプリを利用しなくても良い。
*サインインはどちらにも必要です。
Webex Calling for Google Chrome
参考動画:Webex Calling for Chrome
概要:Webex Calling for Google Chrome
Preview Release
転送・ボイスメールなど利用できる。
ブラウザーから1コールでビジネスコールを発信できる。
Webex Calling site survivability
サイトのサバイバビリティーオプション(シスコの実績あるバックボーンを使用して継続可能)
Webex Webinars / Webex Events
Stage Manager
ステージ背景やロゴなどを設定可能。
Advanced Video Production Integration
カスタムアニメーションオーバーレイを追加できるオプション。
Webex Events(旧SOCIO)
関連情報:Webex Events
Real-time Translations
関連ブログ:Inspired connections through accessibility: Real-time closed captioning and translations
リアルタイム翻訳 35カ国対応。
その他 Content Widget や オンサイト参加者の分析 や 仮想ロビーなどの紹介
Polling
スライドは組織全体で信頼と透明性の文化を構築するのに役立ち、ライブ投票・クイズ・ワードクラウドでイベントを魅力的なものにする。
匿名の質問もモデレートすることができるため、従業員からのタフな質問にも対応することができるようになる。
Real-Time Topics, Polls and Q&A
QAと投票でトレンドトピックを特定できるため、主催者は共通のテーマを見つけ、参加者の反応を確認しながら会話を続けることできる。
Typing Indicator
リモート参加者の反応ををQAで確認するのは有効な方法ですが、質問してから回答が確認されるまでの沈黙の間がありました。タイピングインディケーターの表示により沈黙を破ることができる。また沈黙を破るだけでなく、アクセスしている様子から関心度合いを伺い知れる。
Rating Polls
これまでも星の数での数値評価はできていたが、絵文字の投票により参加者がどのような感情なのかを確認できる。
Async Video
非同期のビデオは私たちのコミュニケーションを一変する。チームが拡大し、地理的・タイムゾーンの分散で、多くの会議で疲れ果てている時代、リアルタイムに会議を持つことは効果的でなく必要でないことも多い。不必要な会議を減らせる非同期ビデオが今ハイブリットの世界求められるツールである。今ならVidcast.io で無料で利用可能。
その他 Personalized home page, Slido Integration in Vidcast, AI Edition, Video Insights などの紹介
セキュリティーとマネジメントの容易さについて
ハイブリットワークが広がり、ユーザーは会社・自宅・外出先など、様々なところ仕事をする。仕事場の広がりは管理されたデバイス・管理されていないデバイス、様々な個々のアプリケーションの導入による管理、常に攻撃を受けリスクを背負っている状態である。このように一層複雑になるハイブリットワーク環境において、いかにセキュアーで管理が容易かというポイントは管理者にとって大変重要な要素である。
Controll Hub
参考動画:Troubleshoot Webex Meetings in Real-Time Using Control Hub
全てのWebex(SWもHWもさらにコンタクトセンター)もすべてを包含して管理することができる、コントロールハブ(集中管理ツール)である。管理が操作も簡単で管理者の負担を減らす。
設定・管理・監視まで全てをこのコントロールハブで対応が可能なだけでなく、利用率とパフォーマンスを含む豊富なデータを取得するでき、様々に関連する状況も可視化される。
Control Hub as a Coach
関連動画:Control Hub Announcements | Cisco Live 2022
AIが管理の改善方法を提案し、解決をガイドする。
Audio watermarking
参加者の各オーディオストリームにユニークな識別子となる人の耳に聞こえないオーディオマークをつけることで、録音された音から会議を特定することができる。インシデントが発生した際に、セキュリティーチームはすぐに会議を特定することができ会議の機密性を守ることができる
Security Partner Integrations
一層セキュアーにするために、他の既存のセキュリティーソリューションをインテグレーションできるようにしている。
業界でもっとも堅牢なセキュリティーを提供しつつ、シンプルな画面での容易な管理が可能で、さらに最新の豊富な機能を提供している。
以上、Webex One Day1 オープニングセッションのハイライトとして最新情報を含む内容を Part 1、Part 2 に渡ってまとめました。
改めて冒頭に紹介した 以下の Webex One Day1 オープニングセッション動画をぜひご確認ください。
また、今回発表された数多くの最新情報の製品・機能のリリースをぜひ心待ちにしていただけましたら幸いです。
皆様が描く未来のWork Spaceは Webex/Cisco Devices で簡単に実現できるかもしれません。ぜひシスコへご相談ください。