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マネージャー3人が明かす、変わらないシスコカルチャー。組織にイノベーションを起こすには。(前編)【Cisco Employee Stories vol.6】

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シスコで働く人々やカルチャーをご紹介する連載リレーコラム「Cisco Employee Stories」。

今回は、10 年以上シスコに勤務する 3 名のマネージャーCollaboration の泰道 亜季、Customer Experience の山田 晴香、Japan Partner Organization の田名部 朋子が登場し、シスコについてざっくばらんに語る座談会の前編です。

入社年度は異なりますが、新卒入社時それぞれ配属された部署が偶然にも同じだった 3 名。それぞれが築いてきたキャリアと、勤務する中で感じたシスコのカルチャーや環境の変化について語り合いました。

 

  • 興味を追求して築き上げたマネージャーまでのキャリア

 

―これまでの経歴と現在担当している業務を教えてください。

泰道:私は 2001 年に新卒でシスコに入社し、約 5 年間は公共部門で自治体や大学病院などの営業を担当しました。その後はもっと勉強したいという思いが芽生え、シスコを退社して 1 年半ほど学校に通い、卒業後は IT 業界の別の会社で営業職に就きました。その会社に入ってから 2 年ほど経った頃、シスコ時代の上司から「新しい部署を立ち上げたので、もう一度一緒に働かないか」と連絡をもらい、2010 年にコラボレーション営業部所属の営業として再入社しました。

当初はオンプレミスのシスコ ユニファイド コミュニケーション製品担当営業として活動し、シスコが当時ウェブ会議アプリとして販売していた米国企業「Webex」や、ビデオ会議システムベンダーの「TANDBERG」を買収した後は、いろいろな製品のコラボレーションを 10 年近く支援してきました。その後はシスコが通信ソフトウェア・サービスプロバイダーの「BroadSoft」を買収し、クラウド技術を活用した電話サービス「Webex Calling」の事業がスタートしました。今はその日本チームのマネージャーをしています。

山田:私は 2004 年に新卒でシスコに入社しました。私自身は文系でしたが、技術職だった父の影響を受けて、私も手に職をつけようと思い、私もエンジニアを志望しました。入社の決め手は、シスコの「Changing the Way We Work, Live, Play, and Learn.」というビジョンに共感したこと。入社後はテクニカル アシスタンス センター(以下、TAC)という、製品購入後のトラブルシューティングを担当するチームに配属されました。

その後、TAC のオペレーションマ ネージャーやテクノロジーチームのマネージャー、コンタクトセンターのサービスマネージャーなどを経験しました。TAC のシニアマネージャーのポジションを募集していることを知り、新たな挑戦として自ら応募しました。現在のポジションになって 1 年と少し経過したところです。

田名部:私は 2005 年に新卒でシスコへ入社し、公共部門の営業部署に配属されました。学生時代に政治学を専攻していたこともあり、国や自治体、政策に関わるチームで働きたいと希望しました。希望が通る形で中央省庁のお客様を担当するチームに所属し、経済産業省、総務省、自治体、独立行政法人などのお客様を約 10 年担当してきました。

その後は、シスコのビジネスモデル、ソリューションの成り立ちをより深く理解したいという思いから、パートナー事業に異動。主にコラボレーション分野のビジネス開発を担当し、自分の視野が広がってきた頃に営業マネージャー職を打診され、チャレンジしてみることに。現在はディストリビューター様担当のチームをリードしています。

 

  • 変わらないシスコカルチャーと、変わっていくビジネスモデル

 

―入社したときから現在まで振り返って、シスコカルチャーは変わりましたか?

泰道:私が魅力的だと思うシスコカルチャーは、コミュニケーションを取りやすいところです。これは再入社した後でも、ずっと変わっていません。合理的で明確な理由があれば、仮に私が部署の違う役員にメールを送信しても、特に注意されることはありません。別の会社で働いていた時は、他部署とのコミュニケーションは、まずは自分の部署の上司を通すことが求められていたので、シスコとは異なるスタイルでしたね。

年1回開催されるシスコグローバル営業チームのキックオフミーティング「Cisco Impact」 参加時はネイルもシスコ仕様に(泰道)

年 1 回開催されるシスコグローバル営業チームのキックオフミーティング「Cisco Impact」参加時はネイルもシスコ仕様に(泰道)

 

グローバル営業チームのキックオフミーティングでチームメンバーと(泰道)

グローバル営業チームのキックオフミーティングでチームメンバーと(泰道)

山田:私は、働き方の柔軟性もシスコの魅力だと思っています。社員に裁量権を持たせてくれるため、任された以上の結果を返そうと高いモチベーションで仕事に取り組めます。また、勤務時間もプライベートに合わせて調整しやすい環境を提供してくれる一方、社員はパフォーマンスを落とさずに自律して業務に取り組むことが求められます。

田名部:私はシスコの外部環境が変化したと感じています。入社当初はネットワークのハードウェア市場でリーダーの地位に立っていましたが、クラウドの時代になってからは、チャレンジャーとしての要素が強くなりました。こういった変化に従って、働く人に求められる資質やバックグラウンドも多様化しています。昔はハードウェアベンダー出身者の中途入社が多かったのですが、今は B to C 企業やベンチャー企業など、さまざまな業界出身の人たちの刺激を受けて組織が活性化しています。

2015 年にバルセロナで開催されたグローバル研修に参加(田名部)

2015 年にバルセロナで開催されたグローバル研修に参加(田名部)

山田:会社の方向性の変化に対応できる人が集まってくることを実感しています。高レイヤーのプログラミングなどができるエンジニアも増えてきており、社員のキャリア開発にもより注力するようになりました。

泰道:再入社した後は、営業活動の方針が大きく変化したと感じています。例えばクラウドサービスは、毎月新しい製品が登場しており、お客様の期待値やビジネスモデルが変化しています。以前はハードウェアを売った後、4 年後に刷新するビジネスが主流でしたが、現在は製品導入後の方がお客様と深く関わるビジネスに変化しており、常に新しいことに取り組むことの面白さを感じています。

 

  • 個人のやりたいことを支援してくれる会社

 

―山田さんはダイバーシティに関する活動にも参加しているそうですね。

山田: 2011 年に TAC のマネージャーになった時は、新卒入社の女性がマネージャーになった例がなかったため、マネージャーとしてどのように振る舞うべきか悩みました。そんな時に、ダイバーシティ・マネジメントを支援する NPO 法人「J-Win」のトレーニングプログラムに参加しました。そのプログラムを通じて、同じ悩みを抱えている女性同士がフラットに交流できる場の存在や、お互いを支え合うことの大切さを改めて学べましたね。

当時はシスコでも「女性社員の活躍を推進する」というスローガンを掲げ始めた頃で、私はシスコジャパン内での女性社員のネットワーキンググループ (Women of Cisco) の立ち上げに取り組みました。シスコではダイバーシティの取り組みをインクルージョン & コラボレーション(以下、I&C)と名付け、I&C で活動するメンバーのことをアンバサダーと呼んでいます。この活動は自主的に参加するもので、強制参加ではありません。私が携わった Women of Cisco 以外にも、例えば、活動の中には LGBTQ の方々の働き方などを支援するプライドチームというものがあります。

2014年海外女性エグゼクティブを迎えてのI&Cラウンドテーブル(山田)

2014年海外女性エグゼクティブを迎えてのI&Cラウンドテーブル(山田)

泰道:社員にとって働きやすい環境を作る目的を改めて考え直すかたちで、I&C の活動はその時々に必要なテーマを掲げられています。女性の活躍に加えて、最近は男性の育児参加、LGBTQ 支援などの活動が始まりました。私は I&C の活動を通じてアンバサダーとともに多くのことを学び、同様の活動をしている別の企業の方と意見を交換しました。こうしたアンバサダーや社員によるさまざまな活動が広がった結果として、シスコの働き方が変わっていったのだと思っています。

田名部:シスコでは、社員が個人的にチャレンジしてみたいことを後押ししてくれます。以前、大学院へ進学して勉強したいことがあるけれど、仕事を辞めたくないという思いで悩んでいた時期がありました。学びたいことが実務とは直接的にはあまり関係ない内容だったので、少し敬遠されるかと思っていたんです。思い切って相談してみたら、快く応援してもらえました。シスコは仕事とプライベートの両立を実現させられる会社だと思います。

山田:産休育休の制度がしっかりしているのも魅力的ですね。シスコでは出産した人や主な養育者に対して、法定の産休や育休の範囲を超えて最大 13 週間連続で有給を取得できます。特別休暇という扱いではありますが、有給休暇として満額給料が支払われるので、すごく大きなベネフィットです。また、従たる養育者(主たる養育者の配偶者またはパートナー)に対しては、最大 20 日間の有給特別休暇が取得できます。私のチームの男性メンバーもこの制度を使用して子育てに積極的に関わり、育児休暇明けには高いモチベーションを保ったまま戻って来てくれました。

 

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後編では、シスコの「あるある話」やテレワーク環境でのマネジメントのコツなどについて、3 人の意見を聞きました。次回もお楽しみに!

そして、現在山田が所属するCX チームでは、24 卒の方を対象とした「シスコ サマーインターンシップ」をこの夏に開催いたします。シスコのエンジニアの体験をしてみたい、という方ぜひこの機会にご応募ください。詳細はこちら

Authors

石丸 美里

PR Manager

APJC Communication Team, Japan

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