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入社のきっかけは「Are you Ready?」、ワクワクする仕事に次々とチャレンジ【Cisco Employee Stories vol.1】

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今年シスコジャパンは創立 30 周年を迎えます。そこで、より多くの皆さんにシスコについて知っていただけたらと思い、シスコで働く人々やカルチャーをご紹介する連載リレーコラム「Cisco Employee Stories」をスタートします!

第 1 回目に登場するのは、2001 年に新卒で入社し、SE やプロダクトマネージャー、セールスなどを経て、現在は業務執行役員 マーケティング部長を務める上野 由美です。これまでの業務経験やシスコで取り組んできたチャレンジについて聞きました。

 

  • シスコが描く将来の世界に衝撃を受けて入社

―シスコを選んだ理由を聞かせてください。

アメリカがネットバブルで沸いていた、いまから 20 数年前、アメリカの大学でソフトウェア開発者を目指してコンピュータサイエンスを学んでいた私は、あるときテレビで「Are You Ready?」という CM を目にしました。

その CM は、「近い将来、あらゆる仕事や学びはインターネット環境でできる時代がくる」と語り、変化に対応できる準備はできているのか?と視聴者に問いかけるものでした。今日それは当たり前になっていますが、当時 CM でそんな将来を描いていたのが、まさにシスコでした。それまでネットワークにはあまり興味がなかったのですが、「Are You Ready?」に衝撃を受けてシスコの入社を志願しました。

2001 年 7 月に ASE(Associate Systems Engineer)として SP(Service Provider) チームに配属され、その後すぐにあるお客様先へ出向し、日本のインターネット変革を目の前で体験するようなプロジェクトに関わりました。10 カ月程度で出向から戻り、お客様に最新のソリューションを概念実証しご提案する部門で、エンジニアとしてあらゆるソリューションの技術経験をしました。2003 年には SE(システムズエンジニア)としてエンタープライズのお客様を担当し、製造業、金融、またグローバル企業のさまざまなプロジェクトに携った経験があります。その後 2010 年くらいまでは、音声やビデオの技術を中心とする複雑なプロジェクトを支援する SE としてお客様の働き方改革に携わりました。

 

  • 自分が携っている製品をシェア No.1 にしたい

―その後はどんなキャリアを経験したのですか?

シスコが、ビデオ会議製品メーカーの TANDBERG 社の買収を完了した 2010 年。ビデオ会議製品のプロダクトマネージャーの社内公募があり、この分野にとても興味があった私はすぐに応募しました。買収後の製品ブランド統合や販売チャネル統合、新たなコンセプトを基にビデオ会議端末をデザインし、OEM や製造ラインの計画などに関わることでプロダクトマネジメントのスキルを習得していきました。

 

TANDBERG 社買収当時、グローバル市場ではシスコがシェアナンバーワンでしたが、日本市場では 3 位という立場に甘んじていました。「自分が携わっている製品を日本市場でシェア No.1 にしたい」、そんな思いから 2014 年に製品営業チームへの異動を決断しました。

ビデオ会議端末のサイズなどが伝わるように、等身大シーツを作成して販売提案

ビデオ会議端末のサイズなどが伝わるように、等身大シーツを作成して販売提案

日本の市場で、自社のビデオ会議製品のシェアをいかにして伸ばすか。営業戦略を立てそれを実践していく日々は、とてもエキサイティングでした。パートナー戦略、市場戦略として「とくとくキャンペーン」というお得なパッケージ構成を提案した結果、1 年でビデオ会議製品の日本市場シェア No.1 を獲得できました。

シェアNo.1になったときのForresterの授賞式

シェア No.1 になったときの Forrester の授賞式

 

  • 新たなチャレンジを求めてシンガポールへ、そして成長して日本へ

こうした経験から、アジア地域全般の市場開発をしてみないか、と打診され、2016 年からアジア太平洋地域を担当し、東京に拠点を置いたままビジネスを拡大する活動を担当していました。そして 2018 年に、自分らしい働き方と環境の変化を求めシンガポールに家族とともに移り住んで、本格的に活動することにしました。

シンガポールでは多様性に触れながら、日本での経験を各国で活かし刺激的な環境下でビジネス拡大に携わりました。そして、転居して約2年が経った 2020 年のはじめに、通信事業者様とマネージドサービスを開発する SPaaCH(SP as a Channel)事業をシスコジャパンで挑戦してみないか、と新たなポジションの打診をうけました。「シンガポールに移住してまだ約 2 年だし、どうしよう」という思いもありましたが、日本に戻ってチャレンジすることを決断しました。チームメンバーのみだけでなく、社員一丸となって 360 度体制で取り組んだ結果、SPaaCH 事業は順調に拡大することができ、3 桁成長を達成することができました。

アジア太平洋地域の各国のお客様とともにノルウェーの開発部門を視察するツアーにて

アジア太平洋地域の各国のお客様とともにノルウェーの開発部門を視察するツアーにて

 

  • 風通しの良いシスコの風土が成長の源

―常に新しいチャレンジをしてきたんですね。

「ワクワクしたい」と「自分を成長させたい」という思いで、自分が興味をもっていることに挑戦しています。特定の部署に慣れるよりも、いつも違うことに挑戦したいという私の性分に、シスコの社風が合っているのだと思います。2021 年から所属しているマーケティング本部では、主に広告や販売推進を行っています。 私が入社するきっかけとなった「Are you Ready?」のような、インパクトを与えられる活動をしたいですね。

―シスコの良さってどんなところですか。

入社当初から変わっていない「シスコカルチャー」が好きです。上下関係にこだわらず、風通しのよい職場環境がシスコの良いところだと思います。自分の興味や挑戦をチームメンバーや上司、リーダーが全力でサポートしてくれます。妊娠中に体調が悪かったときでも、上司や周りの社員がいろいろと配慮してくれたりサポートしてくれたことには、とても感謝しています。毎日のように 3 時のおやつが机にそっと置かれていたのには、チームメンバーからの愛情を感じましたね。

 

  • チャレンジし続ける姿勢を子どもに見せたい

―家庭と仕事の両立は大変ではありませんか?

子どものころから、両親が働く姿や挑戦する姿を見ていたので、私も子どもたちに対して、自分がチャレンジし続けている姿を見せたいと思っています。日頃から海外とのやり取りが多い業務でしたので、在宅勤務をしながら海外のチームメンバーと話している姿を子どもたちは見ていますし、プライベートのちょっとだらしない私も見ています。「お母さんが挑戦できてるんだから、自分もできる」と、いろいろなことにチャレンジしてほしいですね。

―いま就職活動や転職活動をしている方々にぜひアドバイスをお願いします。

自分の興味、探究心をしっかり持つこと。そして偶発的なチャンスを見逃さないようにアンテナをはる事が大切だと思います。自分のキャリアのオーナーシップは自分自身。会社にレールを敷いてもらうのではなく、居心地がよいところだけではなく、悪いところにも飛び込んで切り拓いて下さい。新しいチャレンジは、きっと自分の成長につながり、情熱を共感する仲間とこれまでと違った風景が見えてくるはずです。

 

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連載リレーコラム「Cisco Employee Stories」は全 10 回、毎週さまざまなコンテンツをお届けしていく予定です。ぜひ最後までご覧ください!

 

Authors

石丸 美里

PR Manager

APJC Communication Team, Japan

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