この記事は「Mark messages as unread, In-app scheduling calendar, Webex on Linux and more in the Webex app May update
」（2021/5/4）の抄訳です。
Webex アプリの 5 月の更新
5 月の Webex アプリのリリースでは、よりスマートに仕事を進めて時間を有効活用できるようにする機能が追加されました。メッセージの未読化、ランディングタブの選択、ナビゲーション履歴などの機能が導入され、重要な業務に集中できるようになりました。
Webex のメッセージ機能
- 職場での会話が多すぎて対処しきれず、誰かのフォローアップを忘れてしまうことがありませんか。Webex のメッセージにフラグを立てておけば、この問題の解決に役立ちます。これは、従来の Webex でも可能でした。今回の更新では、メッセージを未読化する機能が追加されました。フラグ機能の強力な補完機能であり、重要項目を思い出してフォローアップするためのリマインダとして利用し、交わした会話を忘れないようにしておくことができます。。メッセージを未読化すると、スペースでは開封済みとなったままですが、自分のスペースのビューには未読として表示されます。
- 働き方・仕事の進め方は人それぞれです。チームコラボレーションには Webex の通話機能を主に使用する人もいれば、メッセージをよく使用するという人もいます。今回の更新で、Webex のデフォルトのランディングタブをユーザや管理者が選択できるようになりました。Webex を起動すると、選択したランディングタブが表示されるようになります。タブを切り替える時間を節約し、最も重要なことに集中できます。
- チームコラボレーションは便利です。業務がスピードアップするほか、プロジェクトの重要メンバーと直接やり取りできます。ただし、多くのスペースを使っていたり、1 対 1 のチャットを多用していたりすると、目的のスペースを見つけ出すのに時間がかかる場合があります。ですが、もうそんなことはありません。Webex に新しいナビゲーションの履歴機能が追加されました。ブラウザで閲覧履歴を表示できるのと同様に、利用したスペースをすべて表示することができます。
Webex の会議機能
- 会議をスケジュールする度にアプリを切り替えるのは時間とエネルギーの浪費です。今回の更新で、Webex アプリ内で直接会議をスケジューリングできるようになりました。以前は、Webex アプリから出て、サードパーティのカレンダーで会議をスケジュールする必要がありました。今回導入された新しいアプリ内のスケジューラを使えば、会議のスケジュール設定、更新、削除をすぐに行えます。[ミーティング（Meetings）] タブに移動し、[スケジュール（Schedule）] をタップして、日付、時刻、参加者を選択するだけです。他の参加者に配慮し、招待する人の予定を確認して最も都合の良い時間を選択することもできます。また、アプリカレンダーで自分の 1 週間のスケジュールを一目で確認し、自由にカスタマイズできます。招待状を受け取った相手は、出欠をアプリ内で直接返答することが可能です。
- Webex は新しいバーチャルオフィスです。会議中に録画とテキスト変換を行う機能はありましたが、これは最初の第一歩に過ぎませんでした。今回の更新で、今まで以上に簡単に会議出席者を追跡できるようになりました。登録が必要な会議やイベントについて、主催者は登録レポートを CSV 形式でエクスポートできます。このレポートには、参加者の名前、電子メールアドレス、登録日時、承認ステータスがまとめられています。
Webex の通話機能
- Webex アプリが Webex Desk Camera と完全に統合されました。自宅やオフィスで外部 Web カメラを使用して仕事をする際のエクスペリエンスが強化されます。Webex アプリと一緒に使用すると、Webex Desk Camera のプライバシーシャッターがデスクトップアプリのビデオのマスタースイッチとして機能します。シャッターが開いている間は、共有中のビデオをアプリ内で制御できます。シャッターを閉じると、アプリのビデオがローカルでオフになります。リモート通話や会議の参加者には、ビデオがオフになったことを明示する画像アイコンが表示されます。この統合によりプライバシーがさらに強化され、ビデオをいつどのように共有するかを制御できます。
- 今や、どこにいても共同作業ができるようになりました。時には外出先で共同作業をする場合もあるでしょう。Webex ならば、作業する場所や使用するデバイスに関係なく、同じエクスペリエンスが得られます。また、モバイルデバイスから通話しているときにも、簡単にコンテンツを共有できるようになりました。Android と iOS のモバイルデバイスで、モバイルでの共有を停止ができるようになっています。共有中であることを示すアイコンも表示され、アプリに戻らなくても簡単に共有を停止することができます。この機能は会議にも使用できます。
Unified CM を利用した Webex App：
- MRA（Mobile Remote Access）の登録フェールオーバー：ネットワークコンポーネントがダウンした場合の品質とパフォーマンスが向上します。障害の検出と回復が迅速に行われ、接続の信頼性が向上します。
- Webex アプリ内から詳細な診断情報にアクセスできるようになりました。メモリ使用率、CPU 使用率、設定情報、ペアリング時の通話とデバイスのメディア統計、コール統計などのパフォーマンス情報を簡単に確認できます。必要に応じてこの情報をエクスポートして IT 管理者と共有し、トラブルシューティングや診断を効率的に行うことができます。
Webex プラットフォームに関するニュース
- Webex ユーザの皆様から多数寄せられたご要望にお応えし、すべてのお客様に包括的なエクスペリエンスを提供すべく、Webex で Linux をサポートを開始しました。今回の第 1 フェーズでは、Webex の主な機能をサポートします。1 対 1 のアプリ間通話、会議への参加、メッセージングなどです。Unified CM Calling については近日対応予定です。今回の対応は、Mac および Windows と同等の機能を提供するという最終目標に向けた第一歩に過ぎません。
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