この記事は、「What’s new in Webex: May 2021」(2021/5/3)の抄訳です。
Webex の新機能紹介へようこそ。この記事では、Webex の新機能について説明します。
5 月は、自分の働き方に合わせて使える拡張機能を Webex アプリに導入します。メッセージング、会議のスケジューリング、主催者が会議中のレイアウトを簡単に整理できるオプションなどです。また、オフィス勤務を安全に再開するための計画を支える追加オプションも導入しています。
これらの機能の詳細やその他の情報については、以下のトピックをご覧ください。
【目次】
Webex アプリ
最初に表示されるタブを選択
ミーティング機能と通話機能のどちらを主に使っていますか。Webex なら、仕事のスタイルに合わせてデフォルトで表示されるタブを簡単に設定することができます。Webex アプリの設定で、ログイン時に最初に表示されるタブを選択できるようになりました。
Webex Desk Camera で作業をさらに効率化
Webex アプリを Webex Desk Camera と一緒に使うことで、通話や会議でビデオを共有するタイミングと方法の制御についてのエクスペリエンスがさらに効率化します。Webex Desk Camera のプライバシーシャッターは、デスクトップアプリのなかでビデオのマスタースイッチとして機能します。シャッターを閉じると Webex アプリのビデオもローカルでオフになり、アバター画像のみが公開されます。
ミーティング
アプリ内スケジューラ
Webex アプリから会議をスケジューリングできます。Webex 会議のスケジューリングに、電子メールや別のアプリはもう必要ありません。Webex アプリで、会議の重要な詳細情報を追加したり、出席者の空き状況を確認したり、招待状を送信したりすることができます。変更が必要な場合も簡単です。カレンダーから会議を編集またはキャンセルし、招待状を再送信するだけです。
会議のカスタムレイアウトを主催者が制御可能
会議のカスタムレイアウトが拡張され、主催者と共同主催者が会議のレイアウトを整理できるようになりました。参加者をメインステージにドラッグアンドドロップし、すべての会議参加者のビューを同期できます。会議のカスタムレイアウトを主催者が制御することで、会議を開始する時点から重要な発言者とコンテンツを中心とした魅力的なビューを表示できます。
メッセージ
メッセージを未読化する
自分のスタイルで働くために便利な Webex のオプションが増え、重要なメッセージを未読化できるようになりました。簡単なリマインダとして、後で参照したりフォローアップしたりするために利用できます。
スペースナビゲーション
最近アクセスしたスペース間を簡単に移動できるようになりました。記憶をたどってスペースを探す必要はありません。アクセス履歴をたどりながら、最後にアクセスしたスペースを見つけて、仕事や会話をスムーズに続行できます。矢印を使ってスペース間を前後に移動することも、矢印を押したままにして履歴のリストを表示することも可能です。
Webex アプリで最高のエクスペリエンスを実現するための機能とヒントについて、「Webex アプリの最新情報」ブログシリーズをご確認ください。
Webex の通話機能
Webex Calling の新規モバイルオプション:新たに DECT 電話をサポート
モバイルワークの多い従業員のために、便利なオプション機能が追加されました。クラウドテレフォニー向けの新しいソリューションです。DBS 110 DECT※ が Webex Calling で利用可能になりました。新しいデバイスの把握と管理者による制御も、Webex Control Hub で行うことができます。(※日本未対応)
デバイス
Webex デバイスはハードウェアとソフトウェアの機能を兼ね備えており、リモート勤務とオフィス勤務の従業員に優れたエクスペリエンスを提供できるよう設計されています。
新しいアクセサリにより、共有スペースのクリーニングが簡単に
Webex には、人数のカウント、ソーシャルディスタンスについてのアラート、近接ペアリングなどのインテリジェント機能が備わっています。今回はそれに加えて、共有スペースの備品のクリーニングが簡単になるアクセサリが追加されました。新たに追加されたのは、Webex Room Kit Mini 用の新しいメタル製スピーカーグリルと、IP フォンとハンドセット用の医療用シリコン製カバー(取り外し可能)です。これらのアクセサリにより、頻繁に行う必要があるクリーニングが簡単になります。
Webex Room Kit Mini のカメラとマイクの機能を最適化
オフィス内の会議スペースでソーシャルディスタンスを保っていても、リモートの参加者に優れたエクスペリエンスを提供できます。Webex Room Kit Mini が 5 倍のデジタルズームをサポートするようになりました。また、内蔵マイクの音声をさらに改善し、デバイスから最大 4 メートル離れた場所の音声もクリアに届くようになっています。これで、全員の顔がはっきりと見え、声もよく聞こえます。
連携
業務の効率を最大限に高まめ、自動化とイノベーションを促進するため、Webex はビジネスアプリケーションとの連携を進めています。
パブリックチャネルとプライベートチャネルを区別した Webex Meeting と Slack の連携
Slack に連携された Webex Meeting から、パブリックチャネルおよびプライベートチャネルの会議ポリシーを設定できるようになりました。管理者はシンプルなボットコマンドを使用して、デスクトップユーザとモバイルユーザのチャネルタイプごとに会議ポリシーを設定することができます。ボットコマンドは追加されたプライバシー設定に基づき、次のような会議関連の動作を実現します。
- プライベートチャネルの Slack ユーザが [インスタントミーティングの開始(Start an Instant Meeting)] をクリックすると、パーソナル会議室でミーティングが作成されます。
- パブリックチャネルの Slack ユーザが [インスタントミーティングの開始(Start an Instant Meeting)] をクリックすると、通常の Webex Meeting がスケジュールされます。
コンタクトセンター
Webex Contact Center Enterprise 12.6 のリリース
シスコの企業向けコンタクトセンター ソリューション(UCCE、PCCE、Webex CCE、HCS-CC)の最新リリースには、エージェントのエクスペリエンスをシンプルにし、IT 管理者の運用管理を効率化する新機能が含まれています。
エージェントのエクスペリエンスを強化するための新機能には、次のようなものがあります。
- Agent Answers による AI を活用したエージェント エクスペリエンス。プロアクティブなサポートと通話音声のテキスト変換機能を実現
- エージェントがデバイスを簡単に選択して自分のスタイルで働けるようにするオプション機能。在宅勤務でもオフィス勤務でも、好みのデバイスを簡単に選択可能
- エージェント向けのデスクトップ アプリケーション内に新たに設けられたマルチタブガジェット。アプリケーションの切り替え回数が減少
IT 管理者向けの拡張機能には、次のようなものがあります。
- シンプルになった更新とパッチのオーケストレーション
- AppDynamics とネイティブに統合して監視機能を拡張。コンタクトセンター内に統合されたすべてのアプリケーションのパフォーマンスを簡単にモニタリング
- エージェントの同時接続数を拡大。最大で 36,000 人のエージェントへの大規模展開に対応
これらすべての機能と今後の Webex の更新の詳細については、Webex サービスの新機能の記事を参照してください。
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