病院のシステムや政府機関を狙った大規模なランサムウェア攻撃は常に世間の注目を集めますが、今最もよく見られ、拡大している脅威は、ポケットに入るような小型の端末や小規模なネットワークに関するものです。
世界で最も普及しているモバイル OS である Android 端末は常に攻撃者の標的になっています。多くの人に利用されるということは標的が増えるということでもあり、感染の機会も増えます。
今後予定されている Talos のウェビナー「Android マルウェアの分析:トリアージからリバースエンジニアリングまで」では、現在 Android 端末を標的にしているマルウェアについて詳しく取り上げ、こうした脅威を分析して防御する方法について説明します。Webex ウェビナーは無料です。こちらからご登録ください。
Talos アウトリーチチームの Vitor Ventura が中心となって、Android マルウェアの調査方法と最も蔓延している脅威について説明します。バンキング型トロイの木馬「Gustuff」や、Android 端末を標的にした新バージョンを最近リリースした「LodaRAT」など、Android を狙ったマルウェアについては、Vitor をはじめとする Talos の研究者がこれまでにも何度か記事にしていますのでぜひご覧ください。
今回のウェビナーの内容について、一部だけご紹介します。
Android マルウェアを調べるために誰でも利用できるツールを紹介し、悪意のあるペイロードを解凍する方法を説明します。また、マルウェアのコマンド & コントロール(C2)ビーコンのルーチンとプロトコル通信について Vitor が解説します。ウェビナーを見ていただければ、Android マルウェアと、マルウェアを検知して阻止するための方法を十分ご理解いただけると思います。
開催は 4 月 7 日午前 11 時(米国東部時間)です。今すぐウェビナーに登録して、Cisco Webex でライブにご参加ください。なお、録画は後日 Talos の YouTube ページで公開されます。
本稿は 2021 年 03 月 19 日に Talos Group のブログに投稿された「Registration now open for Talos webinar on Android malware」の抄訳です。