2020年4月に新卒入社をした、横井桃子です。
現在はバーチャルセールスに所属し、CSAPというグローバル研修を海外の同期と一緒に受けています。私は、大学時代アクティビストとしてジェンダー問題の解決に取り組んできました。そんな私が大学時代にしてきた活動と、シスコで働いて感じたことについて紹介します。
1.性的同意を文化にする
これは私が大学時代に学生団体を立ち上げた時に、目標として掲げてきたことです。なぜ性的同意を文化にしようと思ったのか?どんな活動をしてきたのか?以下で簡単に説明します。
性的同意=エンパワーメント?
皆さんは、性的同意について聞いたことがありますか?性的同意とは、「すべての性的言動で確認されるべき同意」のことを言います。難しく聞こえるかもしれませんが、私は「すべての人にそれぞれ違うバウンダリーがあり、それを尊重すること。自分の身体は自分のもので、それを誰にも侵略する権利はないこと。」だと解釈しています。私の中で、性的同意は自分の権利について改めて考え直すきっかけをくれたものでした。そして自分の身体は自分のものなのだと再確認でき、とてもエンパワーされたのを覚えています。このように、性的同意の大切さを知ったことで啓発活動を始めるようになりました。
活動内容
2018年4月から活動を始め、大学で性的同意ワークショップから、講演の企画、大学へのロビイング活動などを行ってきました。また半年間、UN Women日本事務所でインターンしたりと、様々な視点からジェンダー問題に触れることができました。
就職活動
このような活動を続ける中で、私にとって就活活動は不安に感じることの連続でした。就職活動をして感じたのが、日本はまだまだ男社会ということです。まだ多くの会社で、役員の多くを男性が占めています。また、女性が働きやすい会社の特徴で、女性が育児休暇を取りやすいという点をよく聞くのですが、私はジェンダー関係なく育児休暇をとれるような環境でないと、本当に「女性が働きやすい会社」にはなれないと思います。「女性は育児をするべき」というジェンダーに基づくステレオタイプを変えていかないと、本当に女性が働きやすい環境を作れないと思うからです。就職活動をしていると、モヤモヤすることが多々あったのを覚えています。
シスコを選んだ理由
「女性」というフィルターで評価されることがなく、個人が性別関係なく活躍できるような会社で働きたいと強く願っていたところ、私はシスコについて知りました。きっかけは、ネットワーキングイベントでシスコの人事の方にお会いし、そこで私が大学での活動などについて話したところ、「シスコはダイバーシティにもとても力を入れているから、働いたら楽しいと思うよ!」という一言でした。そのあとシスコについて調べたところ、ここだったら自分らしく働けそうと思い、志望を決めました。
2.シスコではアクティビストであることが受け入れられる
私は、社会人になったら「アクティビスト」というラベルは隠して働かなければいけないと思っていました。それは活動をしていく中で、アクティビストであることがあまりポジティブに受け入れられないことがよくあったからです。しかし、シスコに入ってみるとそうではないのだと気づかされました。
新卒の意見も通る?
ある日研修の一環として、「自分のパッション」についてプレゼンテーションをするアクティビティがありました。そこで大学での活動を発表したところ、アジアパシフィック地域全体でのバーチャルセールのミーティングで同じ内容で発表する機会を頂きました。発表ではシスコができることとして、性的同意ワークショップなど、職場におけるハラスメントに対するインタラクティブな研修を全体で行ったほうがいいと、意見を伝えてみました。
アクションが早い!
すると、多くの人から発表後に連絡が来て、今実際にこの話が進んでいるんです!2021年にはきちんと形になって社内で研修ができるようになればと考えています。実は、このブログも、発表後アジアパシフィックの様々な方とお話をする中で、何か新卒として発信できることはないか?と相談したところ、有志が集まり始まりました。このように、新卒だからなどと考えずに、個人の意見を尊重してくれる文化がシスコにはあります。
多様性を認める文化があるからこそ、このように新卒の一声で変化を起こせるのだと思います。営業の仕事も頑張りながら、シスコの社内・社外で発信も続けていこうと思います!
バトンタッチ!次は同じく新入社員の有光が、彼の視点で面白い発信をしてくれると思うので乞うご期待!