米国はあと 2 週間ほどで選挙日を迎えますが、期日前投票や郵便投票はすでに数千百万単位にのぼっています。今後数日間で、デマ情報や不正投票の言いがかり、堂々巡りの議論、結果の確定時期についての話題が、次から次へと飛び交うことは間違いありません。
これらすべてに Cisco Talos が回答を用意することはできませんが、国、州、地域のレベルで、米国の選挙管理委員会がどのような状況に直面しているかをお伝えすることはできます。Cisco Talos と Cisco Secure 担当部門は、本年の選挙のセキュリティ対策とデマ情報について取り上げた、さまざまな調査報告、ブログ投稿、解説画像、動画などを発表してきました。
以下に、現在までの発行物の一覧を掲載します。この情報を友人、家族、同僚にぜひご紹介ください。Cisco Talos は、米国の公職選挙日である 11 月 3 日まで(そしておそらくは以後も長期にわたり)、新たな情報を全員で追い続けます。
- What to expect when you’re electing: Talos’ 2020 election security primer— Talos が執筆した最初の調査報告です。数ヵ月にわたって選挙のセキュリティ対策を調査し、専門家および選挙管理委員会と意見を交わした上で主な発見事項をまとめています。
- 2020 年の米国総選挙で予期される事態:デマ攻撃の要素— 攻撃者がデマ情報やフェイクニュースをどのように焚きつけ、主張し、拡散させるのかを分析しています。
- 2020 年の米国総選挙で予期される事態:情報の健全性とデマ情報の拡散にまつわる人間心理— 有権者がデマ情報になぜ惑わされるのかを論じ、意図的に発信される虚偽のブログ記事、流言、ソーシャルメディア投稿を見抜くためのコツを紹介します。
- 座談会ビデオ:偽情報と選挙のセキュリティ対策— デマ情報の拡散活動、国家が背後に潜む攻撃者、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴うその他の問題について、Talos と Cisco Secure の研究者が意見を交わした座談会の記録です。
- 2020 年の米国総選挙で予期される事態:投票に際して注意すべきこと— 選挙期間中に飛び交うデマ情報から距離を置いて冷静に判断するための、他の人にも伝えやすいヒントを数項目にまとめています。セキュリティの専門家からご自身の祖父母まで、あらゆる人に当てはまる内容です。
- 2020 年の米国総選挙で予期される事態:選挙管理人が偽情報に対抗する方法— 国、州、地域の選挙管理人が、選挙手続きに関する米国民の信頼を維持し、デマ情報の発信者に対処するための方策を取り上げます。
また、この情報をソーシャルメディアなどで友人や家族と簡単に共有できるよう、数枚の解説画像に取りまとめたものも用意しました。有権者や、選挙と関わりのあるすべての人に役立つ内容となっています。
本稿は 2020 年 10 月 21 日に Talos Group のブログに投稿された「 What to expect when you’re electing: A recap 」の抄訳です。
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