この記事は、シスコのセキュリティ ビジネス グループのシニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーである Dr. Gee Rittenhouse によるブログ「Cisco Named a Leader in the 2019 Gartner Magic Quadrant for Network Firewalls」(2019/9/19)の抄訳です。
デジタル変革の中核をなすのはネットワークです。そのネットワークを最前線で保護するのは、依然としてファイアウォールです。しかしネットワークが進化し続ける中で、セキュリティもその進化に適応していく必要があります。シスコにとっての使命は、ポリシーの統合と脅威の可視化を実現し、必要とされるすべての場所で世界最高レベルのネットワーク セキュリティを提供することです。この使命を果たすべく、シスコでは過去 12 ヵ月間に大きな前進を遂げてきました。
それを裏付けているのが、Gartner 社の Magic Quadrant ファイアウォール分野でシスコが再びリーダーに選出されたことです。シスコでは、ファイアウォールを真に統合されたセキュリティ プラットフォームの基盤として再構築すべく長年取り組んできましたが、今回の評価はそうした努力が認められた結果だと考えております。
シスコは、次のようなイノベーションへの継続的な投資を通じて、市場におけるリーダーシップを発揮してきました。
- Cisco Defense Orchestrator(CDO):Cisco Live U.S. では、クラウドベースの API 中心製品である CDO が発表されました。ポリシーとデバイス管理を簡素化、統合できるのが特徴です。単一のインターフェイスから、すべての ASA、NGFW、および Meraki MX デバイスでポリシー変更をシームレスに調整できるようになりました。
- Firepower と Cisco Threat Response(CTR):シスコのセキュリティ製品と脅威インテリジェンスとの統合を自動化することで、脅威の検出、調査、修復を迅速化します。新しい FirePower integration により、CTR で FirePower デバイスからの侵入アラートを利用してノイズを遮断し、本当に注意が必要なアラートに絞って配信できるようになりました。
- 新しい NGFW アプライアンス:今年に入って、シスコは新しい NGFW アプライアンスをリリースしました。新製品は、中小企業からサービス プロバイダーまで企業の規模にかかわらず、使いやすさと優れた可視性を組み合わせてビジネスを保護します。コスト パフォーマンスが大幅に改善され、パフォーマンスも従来の ASA および Firepower アプライアンスと比べて5 倍も向上するなど、暗号化されたトラフィックの検査に不可欠なハードウェアベースに進化しました。
上述のような技術革新は、次世代ファイアウォール市場におけるシスコの地位を確固たるものにしました。しかし、真に効果的なセキュリティを実現するためには、すべての脅威ベクトルを網羅する、より大規模な統合アーキテクチャにファイアウォールを組み込む必要があります。
シスコが、ネットワーク、エンドポイント、クラウド、およびワークロードにまたがる、最も広範で効果的なポートフォリオの構築に投資してきたのはこのためです。そして現在、脅威インテリジェンス、ポリシー情報、イベント データを自動的に共有できるセキュリティ プラットフォームを構築するために、製品を統合するという困難な作業に取り組んでいます。その結果、すべての攻撃ベクトルを把握できるようになりました。シスコのセキュリティ製品が 1 つの場所で脅威を検出すると、統合システム全体で脅威を自動的に阻止できます。
Cisco NGFW への投資は、俊敏かつ統合されたセキュリティ基盤を獲得し、最も強力なセキュリティ体制を構築するための投資だとも言えます。
「2019 年度 Gartner Magic Quadrant ネットワーク向けファイアウォール分野」(英語)をダウンロードする
Cisco NGFW が組織の保護にどのように役立つかについては、Cisco.com/jp/go/ngfw をご覧ください。
「2019 Gartner Magic Quadrant for Enterprise Network Firewalls」(Rajpreet Kaur、Adam Hils、Jeremy D’Hoinne、John Watts 著。2019 年 9 月 17 日)
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