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シスコ派遣記Season3 EP3 – カルビー×シスコ テレワーク・デイズでおためしシェア オフィス

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今回は、7月に実施された働き方改革への取組「テレワーク・デイズ」におけるシスコの活動についてご紹介します。

テレワーク・デイズとは

 2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会では、国内外から観光客が集まり、交通混雑が予想されることから、政府はその緩和のための切り札としてテレワークを推進しており、東京オリンピック開会式が行われる 7月24日を「テレワーク・デイ」として、企業等によるテレワークを全国一斉に実施しています。第1回となる平成29年7月24日のテレワーク・デイでは、全国で約 950団体、6.3万人が参加し、8時台の地下鉄利用者が最大 10%減、オフィスの消費電力が最大 18%削減されるなど、一定の効果が上げられました。平成30年は、7月23日(月)~27日(金)を「テレワーク・デイズ」とし、コア日である24日(火)+1日の計2日間以上のテレワーク実施を呼びかけています。

シスコは、このテレワーク・デイズの特別協力団体として取組に参加しました。

参加団体は、「実施団体」「特別協力団体」「応援団体」の3分類とされ、「特別協力団体」は、(1) 2日間以上実施、(2) 7/24に100名以上実施、(3) 効果測定(交通混雑緩和、消費支出の変化等)に協力可能な団体。

【左はテレワーク・デイズのポスター。地下鉄構内でもよく見かけました。】

カルビー×シスコ オフィススペースの交換

今回の取組は、同じく特別協力団体であるカルビー株式会社様(以下、「カルビー」)とのコラボレーション企画です。新しい働き方「シェアオフィスを利用したテレワーク」を目的として、2日にわたって互いのオフィススペースを提供し合い、いつもとは異なるオフィス環境での執務を体験しました。

1日目は、8名のカルビー社員の皆様にシスコ東京オフィスへ来社いただき、テレワークに適したシスコのテクノロジーを実際に体験いただいた後、カルビー新宿オフィスとテレビ会議をつなぎながら「シスコの働き方」をご紹介しました。

【シスコ社員による講演】 【カルビー新宿オフィスとテレビ会議】

 

2日目は、17名のシスコ社員がカルビー丸の内オフィスを訪問。シスコ社員用に開放された会議室にて、自由に執務を行いました。私はシスコ以外の企業のオフィスで勤務するのは初めての体験でしたが、シスコに派遣されてからの3ヶ月でモバイルワークに慣れてきたこともあり、不自由を感じることなく快適に業務に集中できました。他社のオフィス勤務は面白いもので、シスコオフィスには無いユニークさに溢れた内装にワクワクし、また一方で、普段モニターでの資料共有や遠隔地とのコミュニケーションを当たり前としているビデオ会議端末(Cisco TelePresence)がないことによる不便さを感じるなど、各社の良い点についての発見がありました。

【会議室名が製品名でした】 【カルビーグッズもたくさん!】

シェアオフィスを体験して

今回カルビーオフィスを訪問した際には、会議室を2部屋ご用意いただきましたが、自然と①デスクワーク部屋、②電話・Web会議部屋 とに分けて利用することとなりました。私はこれまで固定電話がある職場にいたので、自席での電話対応が日常茶飯事でしたが、シスコにおいては多くの部署で固定電話がなく、オフィス内はとても静かです。赴任初日に驚いたのは、電話のコール音が鳴らない静けさでした。そのため、自席でのモバイルフォンによる長電話やWeb会議への参加は周りへの迷惑となり憚られる、気まずい、といった意見を聞くこともあり、今回のこの取組においても事前に懸念された点ではありました。「PCさえあればどこでも働ける」と思っていましたが、電話業務の多い営業部門、デスクワークに集中したい技術部門など、多様な職種の社員がいる中で、ストレスなく、それぞれの生産性やモチベーションを下げないための工夫・配慮を怠らないことが「シェアオフィスでのテレワーク」を選択してもらうために必要なことだと感じました。他にも、オフィススペースをお借りする際には、入退室の方法や利用時間、インターネット環境など、先方への確認と利用者への案内が必要となります。

【デスクワーク部屋】 【電話・Web会議部屋】

 

また、人事総務部の中村様からカルビーの働き方改革についてご講演いただきましたが、その中で印象的だったのが、以下のお話です。

「モバイルワークをする日を決めると、最初は通勤の負担が減って嬉しい、という反応だったが、段々慣れてくると『その日はモバイルワークだから、前後にオフィスでミーティングの予定を立てる、モバイルワークの日は一人で出来る仕事に集中する』など、より仕事に計画性をもって取り組むようになった。」

私もシスコでは「自宅、出先、オフィス、どこで働いてもいい」というワークスタイルを実践しており、これまでの「毎日職場に出社して仕事」という固定化された働き方を改め、どう働くのが最も効率がよいか?を考えることが多くなりました。シェアオフィスなど、働く場所の選択肢が増えることで、労働者側に「満員電車のストレスからの解放」「隙間時間の有効活用」「育児や介護時間の確保」といったメリットをもたらすことはもちろんのこと、メリハリのある働き方により、モチベーション高く仕事に取り組むことができるようになることは、私も今まさに実感しているところです。

また、今回はカルビー社員の方とお話させていただいた良い機会でもありましたが、シスコ社内においても、これまであまり接点のなかった社員同士がオフィス環境をともにし、コミュニケーションできたことは個人的に良い機会になったと思います。

【人事総務部 中村様のご講演】 【オフィスツアーもしていただきました】

11月には、テレワークのさらなる普及促進に向けて「テレワーク月間」が実施されます。

テレワークに取り組む良いきっかけにもなりますので、注目されてみてはいかがでしょうか。

次回は、シスコ社員の家族を招待したイベント「Family Day」についてご紹介します。

Authors

池内 翠子

公共政策推進本部

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1 コメント

  1. シェアオフィス、とても興味深く拝読しました。
    公務員、特に災害対応を担当するような職員は、地震や台風接近で交通遮断の場合にも出勤せねばならないこともあります。
    シェアオフィスの考え方を導入すれば、勤務地まで物理的に出勤できなくとも、例えば自宅近くの関係庁舎なら行けるとか、いろんな勤務形態が考えられそうですね。