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Cisco UCS に Cisco Intersight 対応した高密度、マルチノード サーバを発表!


2018年7月5日


シスコは、US 時間の 5 月 31 日、新しい高密度、マルチノード サーバとなる Cisco UCS C4200 ラック サーバ シャーシと、Cisco UCS C125 M5 ラックサーバ ノードを発表しました。

この、2 ラック ユニット サイズで、4 ノードのサーバ ソリューションは、特に高い集約率が求められるスケールアウト型のアプリケーション処理に対応するよう設計されています。

多くの情報を扱う企業などでは、高い性能と経済性引き出せるサーバ インフラを構築することが非常に重要になりますが、これまでの高密度なスケールアウト型サーバ ソリューションでは、専用のシステムが用いられていたため、製品技術や設定、運用管理において、一般サーバとは異なるサイロ化を生んでしまい、多くの IT 部門にとって受け入れがたいものになっていました。

Cisco UCS C4200 シリーズ ラック サーバ シャーシ

Cisco UCS C4200 シリーズは、シンプルさで世界の多くのお客さまに定評がある Cisco UCS の運用管理により、あらゆるデータセンターで簡単に導入、利用でき、サイロ化をもたらすことなく高度な IT 運用、管理作業の自動化を実現することができます。また、クラウドベースの管理サービスである Cisco Intersight にも対応し、他の Cisco UCSCisco HyperFlex などとまとめて、単一のコンソールから管理し、データセンターやリモートサイトを含めたマルチサイト環境での導入、拡張、運用管理を容易にすることができます。

UCS ファミリーに C4200 シリーズが加わったことで、急速に成長するマルチノード サーバ分野に対するポートフォリオを拡張し、より多くの選択肢をお客様に提供します。

Cisco UCS C125 M5 ラック サーバ ノード

新製品の Cisco UCS C125 M5 ラック サーバ ノードは、一般的な 42 RU サイズのラックに搭載する場合、従来の UCS ラック サーバに比べてプロセッサ コアの密度を最大 128% 高めることができます。そのため、スケールアウト型や、高い集約率が求められるお客さまやサービスプロバイダーに最適です。

UCS C125 M5 サーバは、2 ラックユニット(RU)の C4200 シャーシに最大 4 ノード搭載できます。各ノードの構成は以下のとおりです。

  • 2 つの CPU ソケット AMD EPYC CPU に対応(ソケットあたり最大 32 コア)
  • 16 の DIMM スロット(CPUソケットあたり8個)、128 GB DIMM 搭載の場合最大 2TB メモリ容量
  • 2666 MHz の DDR4 メモリ対応
  • 2 つの PCIe 3.0 スロット
  • オプションで、Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)を搭載可能
  • C125 サーバ 1 ノードあたり 6 台の SAS/SATA ドライブ(C4200 シャーシフロントマウント)または最大 2 台 NVMe ドライブと 4 台のSAS/SATA ドライブの混在利用が可能
  • Cisco 12G 9460-8i PCIe 12G SAS RAID コントローラ
  • 10、25、40、100 Gbps通信速度に対応するカード オプションを提供する、OCP 2.0 ネットワーク メザニンスロット
  • 内蔵 SD または M.2 ブート オプション

Cisco UCS C4200シャーシとCisco UCS C125ノードのアーキテクチャには、以下のような特長があります。

  • クラウドベースの統合管理プラットフォームである Cisco Intersight に対応し、管理者の負担を軽減と同時にライフサイクル TCO を低減
  • Cisco Intersight により、シスコが提供するブレード、ラック、マルチノードサーバ、およびハイパーコンバージド システムに対して、一貫した完全に抽象化した定義・設定ができるため、ポリシーベースの自動化が可能
  • オプションのシスコ仮想インターフェース カードを使用することで、高度な仮想 I/O パフォーマンスや柔軟な管理を実現

UCS C4200 シリーズの日本での販売開始時期は、2018 年 7 月末を予定しています。

製品に関する詳細情報は、以下をご参照下さい。

UCS C4200/C125製品情報

 

 

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