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シスコ派遣記 Season2 EP3~テレワーク・デイ 働き方改革を考える~

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京都府庁から1年間シスコに派遣で来ております山本です。前回まではシスコのワークスタイルを解説しておりましたが、今回は少しテイストを変えて、シスコのテレワーク・デイの取り組みについてご紹介したいと思います。

テレワーク・デイとは

テレワーク・デイとは、総務省等が展開する東京オリンピック・パラリンピックを契機とした働き方改革を推進する活動で、2020 年東京オリンピックの開会式にあたる  7 月 24 日を「テレワーク・デイ」と位置づけ、交通機関や道路が混雑する始業から 10 時半までの間、一斉テレワークを行おうというものです。シスコもこの運動の趣旨に賛同し、特別協力企業として、当日、自宅やサテライト オフィスを活用したテレワークを行いました。

サテライト オフィス活用においては、有志の社員が全国の自治体の設置している「おためしサテライトオフィス」を活用させていただき、青森県弘前市、秋田県大館市、千葉県銚子市、新潟県南魚沼市、福井県鯖江市、島根県松江市、山口県、徳島県、鹿児島県鹿児島市錦江町の各サテライト オフィスで勤務を行いました。全国各地へ訪問した目的のひとつには、このテレワークを通じて、サテライト オフィスを誘致する自治体の方に対し、シスコとして何かお手伝いできることはないか検討する機会になれば、という思いがあります(取り組み全体に関してはシスコの公式 Facebook をご確認ください)。私は、秋田県大館市のベニヤマ自然パークにあるサテライト オフィスにお邪魔させていただくことになったのです。

大館市へ

テレワーク・デイ前日。シスコ社員数名で秋田県大館市に向かいました。飛行機だと東京(羽田空港)から大館市(大館能代空港)まではわずか 1  時間 10 分。大館能代空港に到着すると、「なまはげ」や秋田犬のオブジェ(大館市は秋田犬、忠犬ハチ公のふるさと)があり、空港まで大館市役所の方が迎えに来てくださいました。ご挨拶の後、そのまま目的地まで先導いただきました。

目的地までの道中、大館市の方の計らいで「ふるさわ温泉」の看板犬で秋田犬の温(はる)ちゃんに会わせていただき、また移動中、車の窓からは大館名物の大文字焼き(京都の五山の送り火と同じ時期、大館市でも大文字焼きが行われます)が行われる山を見ることができました。

大館能代空港で大館市職員の方と記念撮影

「ふるさわ温泉」の温(はる)ちゃん

大館市の大文字

気温も 26 度と東京と比べ格段に過ごしやすく快適です。大館市に来て、それほど時間も立っていないのに、東京とは違った環境にリフレッシュすることができました。そうこうしているうちに目的地、ベニヤマ自然パークに到着です。大館市の方にパーク内の素敵なコテージに案内され、説明を受けます。「ここが明日、シスコさんにテレワークをして頂くコテージになります」とのことでした。

7 月 24 日 サテライト勤務

いよいよ次の日、我々はおためしサテライトオフィスでテレワークを行いました。利用させて頂いたコテージには、無線 LAN やテレビ、プリンター、シュレッダー、WEB 会議用のカメラ、マイクが備え付けてあり、日々使っている自分の業務 PC とスマホさえ持って行けば仕事ができる環境が整っておりました。前回までのブログでもご説明させて頂いたとおり、シスコでは「いつでもどこでもだれとでも」仕事ができる環境が整っており、こういったサテライト勤務でも通常勤務より仕事の質が落ちることはありませんでした。

さて、当日の私の主な作業内容を紹介すると、下表のとおりになります。朝一番に私の社内電話に掛かってきた問い合わせを転送機能によりスマホで受けて対応。また、11 時からは WEB 会議システムで上司と毎週定例の会議を行い、一週間の業務内容のレビュー等を行いました。上司も同様にテレワークを実践し、松江のおためしサテライトオフィスから仕事をしていたのですが、シスコのオフィスで実施するのと変わりなくお互いディスカッションできました。午後からはテレプレゼンスや WEB 会議システムを利用して、全国のおためしサテライトオフィス(9 拠点)と東京本社で勤務する社員、さらに渋谷のシェア オフィスを利用した鈴木社長をつなぎ、業務状況の報告や各自治体の担当者の方とディスカッションさせて頂きました。また、光栄にも北鹿新聞様の取材を受けることになり、我々のテレワーク・デイの取り組みを紹介させて頂きました。

一日のテレワークを終えての感想は、PC を持って外で仕事をすると、こんなにも多くの発見があり、人(や動物)との出会いがあり、自然に触れ合ってリフレッシュした気持ちで仕事ができるのだということでした。また、日々仕事をしている自分を少し客観的に見る機会にもなりました。

確かに、我々シスコの社員はオフィス勤務、在宅勤務、と「いつでもどこでもだれとでも」仕事ができる環境にありますが、このように意図的に自分の執務環境を変えてみる体験は初めてでした。改めてテレワークの可能性、素晴らしさを体験するこでき、これも「働き方改革」の形だなと思いました。

最後になりましたが、お会いした大館市の皆様、ご対応頂いた大館市役所の皆様(石川様、北林様)、石山様、総務省の関係者様(森様、池田様)等には心より感謝申し上げます。

バルコニーで上司とWEB会議(資料共有画面)

北鹿新聞様の取材風景

 

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