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シスコ派遣記2~シスコでの発見と新たな気づき~


2016年6月30日


前回のブログでは、私のイントロダクションを中心に紹介しましたが、今回は特に、シスコのワークスタイルについての発見や新たな気づきを紹介したいと思います。

シスコは「人々の仕事、生活、学び、遊びのあり方を変える」というビジョンを掲げ、お客様に創造を超える価値提供を目指しており、その原動力となる社員一人ひとりのモチベーションが高まり、働きがいのある職場の創造を経営戦略の柱にしています。

私はシスコに来るまで、「働き方」という言葉を意識したことがありませんでした。「働き方うんぬんよりも、とにかく目の前の仕事をこなすことに精一杯で、そんなこと考えている余裕なんかない」というのが正直な感覚でした。

「いつも決まった勤務時間、書類で埋め尽くされたデスク、探したいときに見つからない資料、持ち歩けない PC、代わり映えのない景色、いつも目の前にいる上司・・・」、そんなことは当たり前で、それを変えることができるという発想は全くありませんでした。しかしながら、シスコに来て、私の考えは 180 度覆されました。「フレキシブルな勤務時間、モノがないデスク、データ化された資料、いつでもどこでも使える PC、どこに座ってもいい自由、気分転換ができる職場環境・・・」が、シスコでは当たり前のように実践されており、その働き方が社員にも浸透しています。

cisco-dispatched-02-fig3特に一番の驚いたのが、完璧といっていいほどペーパーレス環境が確立されているということです。基本的にシスコには、紙を用いた報告や、会議のための資料印刷といった紙ベースの働き方は存在しません。作成した資料は全てデータとして管理、共有されています。会議においても、「Cisco WebEx」という WEB 会議システムを利用し、オンライン上で会議参加者に資料を共有しており、どこの職場でも目にする「資料を配付する」という光景を目にすることはありません。

言い換えると、シスコではどこでも PC が使えるように無線 LAN 環境が整備されており、PC さえ持っていれば、いつでもどこでも WEB 会議に参加できるという、紙文化から脱却できるだけの環境やツールが整っているのです。

cisco-dispatched-02-fig4国や地方自治体といった公務員の世界においても、もちろんのことながら省エネ、省資源の取組は進められておりますが、実際のところ「ノンペーパー、ペーパーストックレス」と掲げているわりには進んでいないというのが現状だと思います。前職場を振り返っても、見渡す限り「紙、紙、紙」です。「見ない簿冊で埋め尽くされたオフィス、積み上げられた要らない資料、ことあるごとに印刷されてゴミ箱にいく紙・・・」ペーパーレスにはまだまだ程遠い状況です。

地方自治体(公務員)と民間企業という組織やカルチャーといったそもそもの違いはもちろんあるかもしれません。民間企業といっても、外資系 IT 企業だからという背景があるからかもしれません。いずれにしても、こういった働き方が今現実に目の前にあり、なんら支障もなく繰り広げられているということが、最大のカルチャーショックであり新たな発見でした。

cisco-dispatched-02-fig5今回はシスコのワークスタイルについて感じたままに振り返りましたが、次回は特に、私が以前まで働いていた京都府(地方自治体)との比較も交えながら、シスコでの気づきをまとめたいと思います。次回のテーマは「シスコ派遣記3~京都府とシスコの働き方の違いから見えたこと~」です。

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2 コメント

  1. 見慣れた写真が1枚ありますが、先日拝見したシスコ社の職場を思い出すと、やっぱり貴社のすっきり感が実感できますね。
    いつもの風景も「ブログに掲載された写真」としてみることで、やや客観的に比較、認識することができ、よい経験をさせていただきました。
    私もモバイルパソコンでも買って、生活変えてみようかな。

  2. 素晴らしいです。このブログの作り方ってどうしたらいいでしょうか? 今度教えてください。