Cisco Japan Blog / データセンター/仮想化 / Cisco UCS、SPECjbb®2013 の MultiJVM ベンチマークで 100 個目の世界記録を達成

この記事は、シスコのデータセンター＆仮想化マーケティング グループのシニア マーケティング マネージャーである Girish Kulkarni によるブログ「Cisco UCS Claims 100th World-Record Benchmark Result with SPECjbb®2013 MultiJVM Benchmark 」（2014/10/22）を意訳したものです。

「100」という数字は、日頃、最もよく目にする数字の 1 つです。100 円硬貨、トップ 100、100 周年記念行事、刊行物の 100 周年記念号、100 点満点など、この数字はさまざまな場面で目にします。Cisco Unified Computing System™はこのほど、最速の 2 ソケットサーバにより SPECjbb^®2013 の MultiJVM カテゴリにおける max-jOPS メトリックで、累積で100 個目となる世界新記録を達成しました。

Intel^® Xeon^® プロセッサ E5-2600 v3 ファミリを搭載したCisco UCS^® C220 M4 ラックサーバは、シスコが前世代プロセッサで達成した max-jOPS を 4 倍上回る測定値を記録し、新たな世界記録を樹立しました。この 195,119 max-jOPS という大幅に向上した値は、2 ソケットサーバの MultiJVM カテゴリの max-jOPS（Max Java Operation Per Second）として、世界最高のパフォーマンスを示しています。

この 195,119 max-jOPS という世界記録は、Intel Xeon processor E5 v2 ファミリを搭載した Cisco UCS C240 M3 がわずか 10 ヵ月前に達成した記録を 3 倍上回り、18 ヵ月前に Intel Xeon プロセッサ E5 ファミリで達成した記録を 4 倍上回るものです。Cisco UCS ブレードとラックサーバが生み出すこの記録的なパフォーマンスにより、シスコは Java 仮想マシン（JVM）と高スループットの Java アプリケーションに優れたパフォーマンスをもたらし、競合他社を大きくリードすることになります。

JVM インスタンスは、Red Hat Enterprise Linux（RHEL）Server 6.5 および Oracle Java HotSpot 64-Bit Server Virtual Machine（VM）Version 1.8.0_20 が稼動する、Cisco UCS C220 M4 ラックサーバ（2 つの 18 コア Intel Xeon プロセッサ E5-2699 v3 CPU を搭載）上で実行されました。ベンチマーク設定の詳細については、パフォーマンスブリーフィングと、詳細な公式ベンチマーク公開レポートをご覧ください。

ところで、この新たな記録は、私達ユーザにとってどのような意味を持つのでしょうか。それは、Cisco UCS 上で多くの Java アプリケーションを展開している場合、IT 部門にスループットの向上、より多くのユーザをサポートする能力、データセンターの複雑さの軽減といったメリットをもたらします。また、Java アプリケーションのインフラストラクチャを評価するユーザにとっては、シスコがすべての新世代プロセッサで、一貫して記録的なパフォーマンスを実現できることを意味しています。

興味深いのは、すべてのベンダーが同じ Intel プロセッサを利用しているにもかかわらず、統合によってプロセッサのパワーを引き出し、アプリケーションに優れたパフォーマンスを提供できるのは Cisco UCS だけであるという点です。Cisco UCS 独自のファブリックセントリックなアーキテクチャでは、Intel Xeon プロセッサが優れたリソースバランスで 1 つのシステムに統合されるため、プロセッサが本来持つパワーを十二分に引き出すことができるのです。Cisco UCS および Cisco UCS Integrated Infrastructure ソリューションの詳細については、シスコユニファイドコンピューティングとサーバに関する Web ページをご覧ください。

情報開示
SPEC および SPECjbb は、Standard Performance Evaluation Corporation の登録商標です。世界記録に関する記述は、2014 年 10 月 6 日現在で http://www.spec.org [英語] に公開されている情報に基づいたものです。

Authors

DC/V Marketing Japan