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Interop Tokyo 2013 ShowNet HotStage レポート

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今年もシスコは Interop のライブ ネットワーク「ShowNet」にコントリビュータとして参加しています。機材だけでなく、シスコのエンジニアによって ShowNet サポート チームが編成され、今まさに幕張メッセ展示会場内でネットワークを構築中です。
今年の Interop ShowNet に組み込まれているシスコの最新テクノロジーをご紹介します。

ShowNet コアおよびインターネット接続

Interop Tokyo 2013幕張会場のコア ルータには Cisco CRS-X を、ShowNet のインターネット―バックボーン間エッジルータには Cisco ASR 9006 アグリゲーション サービス ルータが設置されています。Cisco ASR 9000 シリーズは、次世代のスタンダードとして数多くのキャリア様バックボーンに採用されているルータです。この Cisco CRS-X と Cisco ASR 9006 は、幕張会場と大手町の間の接続など、合計 5つの 100G インターフェイス接続で構成されています。

また今年の目玉技術として、IPv6 ステートレスな IPv4 over IPv6 を実現する「MAP-E」」が挙げられます。これは、IPv4 アドレス枯渇によるインパクトを軽減し、さらに IPv6 へのシームレスな移行を可能にする技術です。ここでは、Cisco ASR 9000 に専用統合サービス モジュール(ISM)を搭載し、それが MAP Border Relay として稼働して、他社の MAP Customer Edge ルータとの相互接続を行っています。

データセンター/仮想化ソリューション

バックボーンに接続されたデータセンターでは、データセンター アグリゲーションからトップオブラック(ToR)スイッチに、いずれも最新ラインナップとなる Cisco Nexus 60045596T35482232TM-E が採用され、シスコが提案する次世代ファブリック「Unified Fabric」が構成されています。

Cisco Nexus 6004 は 4RU の最新小型アグリゲーション スイッチであり、最大 96個の 40GE ポート、もしくはこのポートを分岐させることで最大 384個の 10GE ポートを収容可能な超高密度設計になっています。これまでのアーキテクチャと同様、Cisco Nexus 2232TM-E のような Nexus 2000 シリーズ ToR スイッチを Cisco FEX で拡張すれば、最大 1536個の 10GE ポートをサポートできます。

Nexus 6004 は6/6(木)の ShowNet Facebook 記事で面白おかしく取り上げられました。

Interop Tokyo 2013 photoShowNet 内のネットワーク仮想化「SDN(Software Defined Networking)」でも、シスコ製品が活躍しています。サーバ セグメントを構成する Cisco UCS のなかに仮想アクセス レイヤとして Cisco Nexus 1000V 仮想分散スイッチがインストールされています。既存の物理ネットワークを利用しながらネットワークを仮想化・拡張するテクノロジー「VXLAN 」により、VMware vSphere DVS と Linux3.7 ベアメタル サーバとの相互接続にチャレンジしています。

また一部のホールのインターネット アクセスには、Cisco CSR 1000Vpopup_icon仮想ルータが複数のサーバ上に展開されています。Cisco CSR 1000Vは、Cisco Virtual Appliance Configurator (cVAC)というScriptingベースの方法で展開され、インターネットアクセスサービスを提供しています。

セキュリティ・可視化

その他にも ShowNet 全体にわたるネットワークに対しトラフィック監視を行う新しいテクノロジーも組み込まれています。具体的には、最新ソフトウェア リリースを搭載した Cisco ASA 5585-X/ASA Next-Generation Firewall が、パッシブ デバイスとして ShowNet 内に流れるアプリケーションを可視化し、ShowNet を流れるマイクロ アプリ、SNS 内のゲーム、ビデオなどの識別を可能にしています。

また Cisco Web セキュリティ アプライアンス「Cisco WSA S300V」は、例えばフィッシング等によってShowNet 内からユーザが意図しない悪意のあるサイトへのアクセスが無いかを監視しています。Cisco WSA S300V は、これまでの専用アプライアンス型 Web セキュリティと同じ機能を仮想フォームファクタとして展開可能にしたもので、ShowNet のなかでは、Cisco ASA、Cisco WSA だけでなく他の出展社の可視化デバイスも含め、バックボーン ルータである Cisco ASR 9006 からトラフィックをエクスポートしています。

Interop 展示期間には、ぜひシスコの最新機器とテクノロジーに触れてみてください。

シスコ Interop Tokyo 2013 特設ページ
http://www.cisco.com/jp/go/interop

Interop Tokyo 2013
http://www.interop.jp/

Interop Tokyo 2013 ShowNetトポロジー図
http://www.interop.jp/2013/shownet/images/e_pub.pdf

Interop ShowNet Facebook公式
https://www.facebook.com/interop.shownet

Interop Tokyo 2013

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